大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

亞冠4分之1決賽第2輪 全北現代 0-2 浦和紅寶石 川崎前鋒 0-0 塞巾白漢 

2007-09-27 08:01:52 | ACL/A3
仕事が終わる時間が少し予定より遅れたため、家で見る予定だったが、昨日は仕事帰りに気軽に寄れるアズーリにてACL準々決勝の2試合を観戦した。

まずは全北対浦和。これは早々と決着が決まった。ゴール中央に流れたボールを全北のマークを振り切っていたポンテばミドルシュート。GKが弾いたこぼれ球を田中達也が押し込んで先制。この時点で2試合トータルで3-1となり、浦和が優位に試合を進めることが可能になった。その後全北が攻め込んでくるものの、浦和の3バックがしっかり対応し、マークを外さず、クロスにも上手く対処。この試合で坪井のタックルに相手選手が倒れても主審がPKを取らずに逆に相手のシミュレーションを取った場面では、主審はよく見ていたとは思う(逆に全北からは不満タラタラだっただろうけども)。ただ、不満があったとしても更に主審に文句を言うべきではなかっただろう。この抗議で2枚目のイエローで退場。こうして浦和が数的優位を得て更にやりやすくなった。

相手が自滅していった中で、浦和にとって有利な展開となったが、浦和も第1戦の中でも、終了直前に1点入れられたとはいえ、十分勝てる相手だという手ごたえはつかんでいただろう。前節のリーグ戦で1人少なくなっても後半最後まで押し込んで来たマリノスの方がまだやりにくかったかもしれない。

その後、相手に攻め込まれたり、劣勢になった相手のラフプレーに苦しめられたりしたものの、後半オジェック監督はワシントンを投入して追加点を取るメッセージを発した。実はスタメンでワシントンを起用せずに永井と達也でスタートしたのは、第1戦での相手との相性を考えてのことだったとは思うし、実際達也はゴールだけでなく積極的に前からプレスを掛けて持ち味を十分出していたと思う。だから、永井ではなく達也と替えたのは正直意外だったが、これは達也を休ませる交代だったか?そのワシントンがボールをもらうと相手も2人がかりで対処するため、なかなかシュートには持っていけなかったけども、CKを貰ったりしてチャンスを作れたため、これが2点目のオウンゴールの伏線にはなっていた。

2-0とリードすると全北は4点取らないと勝てない状況なので、浦和としてはあとの2つの交代枠を使って疲れのある選手を休ませられるんじゃないかと考えていたが、オジェックの選択は、ポンテから小野へ、後半終了間際に啓太から内舘へという交代。特に後者の交代なんだが、隣で見ていた浦和のサポの男性が、「遅いよ!あと10分早く啓太を休ませてやれよ!」と叫んでいた。これは啓太を休ませるというよりは単なる時間稼ぎ程度の交代でしかなく、第1戦と比べると相手のセットプレーではない時に交代させたという程度の進歩しかない。浦和は今季、ACLとリーグの両方を獲るのが目標で、一方を捨てるという選択はない。となると、どこかで疲れの見えた選手を休ませる必要があるのだが・・・こうなるとフツーに週末も水曜と同じメンバーで試合に臨むのだろうか?

もう1試合の川崎vsセパハン戦。川崎は終始ペースをつかみ、第1戦と比べて開始から積極的に打ってでた。テセが角度のないところからでもシュートを打ち、森も右サイドから積極的に上がっていく。ジュニーニョもこの試合は良かった。けど、引いて守るセパハン相手にゴールを割れない。引いた相手をどう崩すか、というのが川崎の課題だったが、この試合で幾度とチャンスがあったにも関わらず(特に後半セットプレーからの箕輪のヘディングはGK正面ではなく、どフリーだったのだからスミに飛ばして欲しかったが)最後まで得点を挙げられなかった。関塚監督も延長を意識していたか、90分の中での交代が負傷の森を井川に替えただけ。井川は森の代役をしっかり果たし、右サイドに入ったけども、左サイドにポジションチェンジして攻め上がりを見せたりもした。けど、監督は延長を意識してかこの交代以外は動かず。延長に入ってから、足を吊っていた中村に代えて大橋を投入。3人目の我那覇を入れたのが延長後半から。余談ではあるが、今年の川崎が去年より落ちている部分は我那覇の得点力で、今年は本人にとっては不運な出来事もあったことが今の彼のパフォーマンスに影響している。

確かに慎重に試合を進めてはいたのだろうけども、川崎はもっと大胆さがあっても良かったんじゃないだろうか。第1戦のアウェーだって、2点取られてもいいから1点アウェーゴールを取るぐらいの気持ちで行ったら点を奪えていたかもしれない。皮肉にも0-0というスコアから、相手に点を取られると2点とらないと勝てない状況がこういう慎重さを生んでしまったのかもしれない。最後のPK戦は運の問題だが、ここまで引っぱってしまったのが全てだっただろう。

これで準決勝に残ったのが浦和のみとなり、AFCオフィシャルの速報を見る限りでは城南が2-0で第2戦も勝った模様。となると、準決勝のアウェーも韓国になり、移動面での負担は軽減される。だからといって決してラクな戦いではないだろうが、A3で一度対戦して相手の手の内は判っている。来週水曜日の戦いが楽しみになってきた。