大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

亞冠4分之1決賽第1輪 浦和紅寶石 2-1 全北現代 塞巾白漢 0-0 川崎前鋒

2007-09-21 05:34:15 | ACL/A3
水曜日はACL2試合のうち、1試合をサポフィで、もう1試合は帰宅後自宅にて観戦した。

まずは、サポフィで観戦した浦和-全北戦。浦和が準決勝進出に王手をかけた、といっていいだろうか?奇しくも同日行われた試合で、同じヤマにいる城南一和もホームで2-1で勝利を収めたから、順当に行けば準決勝も韓国のチームと当たる可能性が極めて高い。

試合の方であるが、開始早々長谷部の低い弾道によるシュートで先制してからなおも、浦和が全北のラインの背後をつくカウンターでチャンスを作る。ワシントンを出場停止で欠いていたのだが、低いサイズの攻撃陣が逆に高さを誇る全北のDF陣の裏をとることができた。ただ、GKと3対1の状況で決め切れなかったのは痛かったし、ポンテはあの場面でシュートを狙っていくべきではなかったか?この後前半幾度か決定機があったけども、ワシントン抜きでチャンスを作れたけども、最後のフィニッシュの部分で決めきれなかったのが何とも皮肉な話だ。一方の全北も先制されたものの、韓国のチームにありがちなサイドからのクロスが中心で浦和に脅威を与えるまでに至っていない。そうなると闘莉王が例によって攻撃に参加し始める余地が出てくるわけでw 後半田中達也にアシストしたのも闘莉王で、彼らしからぬ?柔らかいタッチのパスをゴールに向かって走っていた達也が決めたものだった。こういう闘莉王のパスって3節の甲府戦でも見られたんじゃなかったっけ?

一方、全北の試合を今年見ていたわけではないけども、今年は去年と比べると神戸にボッティが行ってしまっただけでなく、ヨムギフンも最近移籍してしまったので、チームの戦力は落ちているんじゃないかと見ていたが、実際やはりその通りだった。

そもそも全北がACLを去年制覇することが出来たのも、実はノックアウトステージに上がってからは、ラクなグループで勝ち抜いた上海申花と、国内で何度も対戦して手の内を知り尽くしていた蔚山現代が準々決勝、準決勝の相手だったというクジ運の良さも手伝っていたことも勘案しなければならない。ACLに限らず、W杯などでもそうであるが、トーナメントを勝ち抜くに当たっては実力もさることながら、運というのも大事だと筆者は考えている(まあ、その運の良さを生かす実力もないといけないんですがね)。その意味では、今年の浦和には去年の全北程ではないにしても、グループリーグから通してクジ運の良さに恵まれている。来年も同じ運に恵まれるという保証がない以上、今年は絶好のチャンスではないだろうか。冒頭で少し触れたが、準決勝も韓国のチームとやれる可能性がある。もっとも、城南は全北よりも地力に勝るチームであるから、A3での因縁も重なって文字通りの死闘にはなるだろう。

話は横にそれてしまったが、最後の1失点は選手交代の遅さと、相手のCKという場面でのタイミングの悪さの影響がないわけではない。その前から結構押し込まれて、ポスト直撃のミドルシュートを放たれるなど危ない場面があったのであるから、疲れの見えた選手に代えて内舘や堀之内などを入れてテコ入れを図ってもよかったとは思う。実は2点リードがあるため、週末のリーグ戦や第2戦のことを考えて、誰かを休ませる選択はあったと思うし、誰を入れるんだろうと興味深く見守っていたのだが、オジェックの交代策は、ポンテに代えて伸二を投入しただけ。ポンテは決していい状態とは言えなかったかもしれないが、右サイドで起点を作ってチャンスを演出していたし、彼のキープ力がなくなったのも押し込まれるようになった原因だったかもしれない。まあ、ポンテの役割を伸二が担えば良かったのだろうけども、さして目立った印象がなかった。90分勝負であれば浦和はアジアでもトップレベルの勝負強さがあるかもしれないが、今回は180分間の勝負となる。ナビスコでのガンバ戦もそうであったが、優勢でありながら最後どこかツメが甘い形で第1戦を終えている。

しかし、今回は過去2年間のナビスコとは異なり、フルメンバーで戦える。そしてこのチームは守備が安定していれば、過去全北のホームで逆転負けを喫した大連や上海とは異なり、さほど大崩はないと私は見ている。

もう一つのセパハンvs川崎戦。スタジアムの背後になにやら大きな岩か山らしきものが見えた場所で行われた試合は、まさに両チーム消耗戦であった。川崎も守備を固めてカウンターでジュニーニョや鄭大世がゴールを狙うが得点を奪えず。すると後半川崎は押し込まれる場面が目立ってきた。しかし、大分戦に続いて川嶋が当たっていた為に危ない場面も事なきを得た。川崎のACL最大の補強が川嶋の加入であったことがここ2試合このチームを見ていてよく判る。

また、途中から入った我那覇がポストで起点となってチャンスを作っていたと思う。やはり彼が入るとボールが収まりやすくなる。テセの思い切りの良さというのも捨てがたいのだけども、そろそろ我那覇のスタメン復帰でテセをサブで使うというのも一つの選択かもしれない。ただ、マギヌンはジュニーニョに渡すだけでなくてもっと自分からシュートを打っても良かったんではないだろうか。大分戦ではフランシスマールが左サイドから仕掛けて攻撃していったが、ACLは外国人選手の枠の関係で彼は登録されていない。その辺りがややキツいかな、という気はしたのであるが、まあ、ガンバとの試合でテセが2点入れたのだから今回の人選は納得かw

今回アウェーゴールが取れなかった分、第2戦では必ず相手よりも点を多く取って勝たないといけない状況に追い込まれる。その時に積極的に仕掛けて点が取れるかがカギだろう。実を言うと川崎には、ガンバを抜いて2位枠でACLに出ている為、ある意味浦和以上に頑張って欲しいと思っているんですがねw