大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第4輪 大分三神2-2浦和紅宝石

2007-04-01 21:51:28 | サッカー全般
今日、梅田のESTADIOにて、大分劇場を見ることのできた私は勝ち組です(ごあいさつ)。

実は今日は大分対浦和戦は見れないだろうな、と思っていた。もともと積極的に浦和の試合を見たいとは考えていなかったけども、どこかでやっていて時間があれば見てもいいかなと思っていた。しかし、放送する可能性のあった、サポフィは日曜は夜からの営業で、アズーリでも中継なし。唯一、京都にあるFreeballとかいう赤サポのマスターがやっているスポバが中継するというのは知っていたが、態々京都まで見に行こうとまでは思わない。直接対決を前にして大分も研究しておかなアカンなーと思いながらも、まあ、今日は見られへんでもしゃあないわ、と諦めていた。

ところが、梅田へ用事があった帰りにKAMOへ寄ろうとした時、たまたま向かいのカフェESTADIOにて中継があることに気づいた私は早速中へ入った。中は赤サポらしき人間は見当たらなかった。多分彼らは現地遠征か、それとも京都へ行っていたのだろう。

中へ入ると、試合は後半開始前で、前半両チームの得点場面を流していた。大分の得点は松橋にまず放り込み、彼が頭で落としたボールをバイタルエリアに走りこんだ高松がミドルで先制。闘莉王がラインを下げすぎている為、いつかミドルでドカンとやられるんじゃないかと、代表戦の後の感想で、へいず氏が述べていた展開がいきなりやって来たのだった(ちなみにこの日もラインが下がりすぎて、後半大分のオフサイドはゼロだったんじゃないか)。

だが、浦和は右CKから阿部が二度とも似たような形で飛び込んで2得点を挙げて逆転。けど、セットプレーからの2点がなければこの日の浦和は本当に寒い内容じゃなかったか?

後半がようやく開始。浦和はこの日左サイドバックに入った阿部が鋭いオーバーラップを見せるもののそれは開始早々でパタリと止んでしまった。実は大分のDF深谷の右サイドの守備には結構難ありと見ているのだが、この日レイザーラモンはその穴を感じさせない大活躍でした。ワシントンはゴール前で捏ね繰り回すのは結構器用なんだが、シュートには持っていけない。そうこうしているうちに、浦和がだんだんとドン引き状態になって来た。攻撃といっても、伸二が裏に永井へ出したスルーパスがまあよかったと言える程度。

だが、大分もなかなかチャンスを造れない。松橋にポンと縦に放り込むもののそれがうまく通らない。というか、パスで崩すというよりは放り込みが目についたのだが、この試合アウグストが出場していない中では仕方がないか。ただ、前節浦和に敗れた甲府と違い、この試合で大分はただひたすら放り込んだことによって最後土壇場で得点に結びつけたと言えるだろう。

後半同点にすべく、大分の知将シャムスカは動いてきた。まず、金崎に代えて西山を、マラニョンに代えて山崎を入れて、ボランチを削り、攻撃の選手を増やす。そして3人目の交代に若いプラチニを上本に代えて投入。プラチニ自体球際の強さ、という意味ではまだまだなんだけども、この交代はDFを1枚減らしてでも点を取りにいくというメッセージをチームに投げかけるには十分だったか。

だが、こうしたヒディンクを思わせるシャムスカの交代カードの切り方に対して浦和のオジェックが取った対策は、ワシントンを下げて堀之内を投入するというものでしかなかった。確かにこの日ワシントンは誕生日を飾るゴールを決められず、決していい状態ではなかったものの、彼の存在自体が大分の守備に負担を強いていたはずではなかったか。これで大分は守備の負担が軽くなり、DFが思いっきり上がれる目処がついた。

だが、それでもなかなか同点ゴールは生まれない。それでも、浦和の守備に少しずつ綻びが目立ち始め、ゴール前でもマークのズレが見受けられることが多くなった。もしかすると、何かが起こるかもしれない。そんな予感を漂わせていると、残り時間わずかの左サイドからのFK。高橋が交代で入った堀之内に引っ張られるような形で得たものだ。そこで、GKの西川が上がって来た!練習でもこんなことやっていたんですか、トリサポの皆様?いや、それよりも西川を上げることでマークのズレを生じさせるのが狙いだったか?

その執念が実り、ついに上がっていたDF深谷が頭で決めて同点ゴール!そう、キャンプでの練習試合でも見たように、深谷はコレがあるから要注意なんです。

大分はカウンターが得意なチームが陥りやすい、同じカウンターのチーム(浦和はそのスタイルの王様)に弱さがあったと思うのだが、この日はその課題に対する答えを見出し、超攻撃的スタイルを披露して追いついてみせた。とはいえ、同点に追いつく前にシュートチャンスは3度あったんですがね。特に山崎クン。あのヘディングは決めていないとイカンだろう。浦和の今日の出来だったら、引き分けで満足というだけでなく、正直勝てる試合じゃなかったかとも思う次第。

しかし、浦和のサッカーもそろそろ限界に近づいて来ている予感がしますな。アウェーでは勝てるような匂いが致しません。いや、リードを逃げ切るつもりであればいいんですがね、オジェックを見ていると勝ちきる采配をやっているとは正直思えない。ワシントンの交代をとっても、同点に追いつかれたら彼抜きで突き放せられないだろうし、守備固めが必要ならむしろ岡野と交代させて前線からチェックをかけるべきなんだが、浦和のFWってガンバとは違って前からチェックにいかないもんねえ。今の浦和と対戦する相手は自ホームなら引き分け以上もしくは勝ち、さいスタでも引き分けぐらいには持ち込めるはず。

一方の大分は、一時期どうなるのかと思っていたのがかなり修正されて来た。実は密かに降格候補だと思っていたのに大変申し訳ございません(ペコリ)。浦和相手にあそこまでやれたのは誉めてあげましょう。もっとも、4.28にはそれよりもっと守備も攻撃も完成されたチームと対戦することが決まっておりますので、それまで今よりも一層精進していて下さい。願わくば、その日までホームでは負けないで下さい。今季皆さんのホームで最初に土をつけてさしあげる予定でございますのでw

J聯賽第4輪 大阪鋼巴2-1甲府風林

2007-04-01 01:26:55 | ガンバ大阪
本日朝東京に着いて新宿駅より特急で移動した。降りる際に出口で居合わせた乗客二人組みが私の姿を一瞥していたので、「見ての通りですよ」と答えると、「今日は勝ちますよ」と二人組みの乗客は言ってのけた。その直後、乗客二人組みのうちの一人が、「点が取れるかが問題なんだよねえ」と今の甲府の得点力不足を心配そうに語っていたのだが、私は二の句が告げられなかった。まあ、バレーがウチに来てしまった以上、彼の古巣のチーム状態について、そのチームのサポの前ではなかなか言えないだろう(と言いつつあとで結構いろいろ語ってしまうのだが・・・)。

甲府駅に着いて、その二人組みと別れ、私は一人駅前の店でほうとうを食した後、小瀬までのシャトルバスでスタジアムへと向かった。バスから降りると、「来年も来てくれますかねえ」とある甲府サポが私に話しかけて来た。「もちろん来ますよ」と答えた。それは当然甲府が残留することが前提であるが・・・

試合は、甲府が立ち上がりから主導権を握った。狭いエリアでボールを廻して、サイドに人を走らせて数的優位を作ったり、また、相手DFを引き付けたりしてゴールに迫ってくる。クリアしてもセカンドボールをしぶとく拾ってまた仕掛けて来る。この辺りガンバは明神がいない分ポゼッションが確保できない。ガンバDF陣が身体を張って止めようとすると、「小瀬力」のせいか、主審がガンバのファウルを取り、そこで得たFKでゴール前にクロスを上げる。幸い、甲府のクロスが正確さを欠いたこととフィニッシュが弱かったことには助けられた。この試合はバレーがウチにいたことよりも、甲府にいなかったことを感謝したいくらいだった。ガンバとしても高い甲府の最終ラインの裏を抜け出してマグノがゴールを狙うも、まだまだ彼は本調子ではないし、甲府とは逆に空いたスペースにサイドチェンジを狙うなどの普段滅多にないような形で攻撃を組み立てざるを得ない。

前半の失点場面は完全にパスで崩されてしまった。甲府を誉めてあげたいくらいである。ただ、後半明神を入れてポゼッションを取り戻し、更に家長に変えて播戸を入れたことで流れは一変した。433のシステムはナビスコ神戸戦と変わらないが、違いは播戸が3トップの真ん中に位置取りしたというところ。3人の中で一番献身的にポストプレーをするのは彼であるから、彼が真ん中なら3トップは納得できる。実際、同点ゴールはこの日終始密着マークを受けていたバレーからの切り返しを播戸が中央で振り向きざまに決めたものだし、決勝ゴールはポジションチェンジから播戸が右サイドから出したパスにマグノが走りこんで合わせたものだった。

勝ち越してからはバレーを下げて寺田を入れて再び442に戻して好守のバランスを保ち、試合終了までゲームをコントロールしたのだが・・・最後の最後まで審判はホンマどうしようもなかったな。主審だけでなく、タッチの判定に目をつむっていたこともあったメイン側の線審もやけど。甲府サポの皆さんは、この試合の審判に満足でしたか?

これから、水曜日にナビスコ千葉戦と、土曜日にはACLを控えた川崎とのリーグ戦が待っている。出産に立ち会っていたのか知らんけど、ヤットは今日は疲れ気味だった?家長もそうだが、しっかりとコンディションを立て直して次に備えて欲しい。

最後に、帰りのバスに乗る時に、列車で降りる前にでくわした2人が私の乗っているバスの入り口近くまでやって来て、「来年は負けて下さい!」と叫んでおられましたw そうですね、本当の意味でのアウェーが体験できる甲府というのは大変貴重ですので、できれば残留して欲しいのですが(あーあ、言うてもうた)。やっているサッカーは非常にいいと思います。あとはFWを補強して下さい。累積赤字とかの問題は依然としてあるとは聞いていますが、一応昨年は黒字経営だったそうなので、点の取れる外国人選手を補強したらいいと思います。経営の安定化はもちろん大事なのでしょうけど、降格したら選手がいなくなるわ、さらに収入は減ってしまうわ、という悪循環に陥ってしまっては元も子もありませんよ。そんな負のスパイラルに陥っているどこかのチームを結構身近なところで見てしまっているんですよ、ガンバサポはw