大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

今週の中超-山東魯能が武漢光谷に悪夢の逆転負け

2007-04-15 22:25:39 | 中国サッカー
今週の中超で異変が起きた。昨年度の覇者山東魯能がアウェーで武漢光谷にまさかの逆転負け。武漢と言えば去年同じく山東との試合を見たのだが、熱狂的な観客の声援、禿げ上がったピッチ、不可解な判定でPKを山東が献上した場所だということを覚えている。

試合経過だけを見ていると開始1分と38分にエース李金羽(リ・ジンユー)の2得点でこりゃ山東の楽勝モードかと思いきや後半に一挙3点を奪われる崩れっぷり。一体どうしたのかと訝っていたのだが、原因は恐らく以下の通り:

1.山東は一週間で3試合目(間にACLを挟んでいる)のに対し、武漢は1週間たっぷり調整できた

2.暑さ。武漢は中国の3大かまど(他は重慶と南京)の一つと称される中国有数の灼熱地帯。後半山東がエンパテを起こしても不思議ではない。

3.武漢の選手たちのモチベーション。去年山東に所属していた選手を4人加入させた武漢だが(うち1人は先発)、彼らにしてみれば当然古巣相手に期するものはあった。

中超の中で最強の実力を誇る山東魯能だが、今年はACLもある過密日程ぶり(ACLのある日に他の中超クラブは休みとなっている。ここがナビスコなどと重なっている日本との違い)で今季早くもアウェーで2敗目。同日に昨年ガンバとACLを戦った大連実徳も北京国安に敗れるなど、今年は去年と違って混戦模様となっている。

来週なんだが、ACLを控えているにも関わらず、上海申花は大連実徳とアウェーで戦うことになる。昨年大連がACLでガンバと再戦する前にアウェーの瀋陽戦で星を落としたのだが、今年は一体どうなることやら。ちなみに、上海は去年大連アウェーであの雨の中劣悪なピッチコンディションにも関わらず空中戦で勝っている。そういえばこの試合はACLで大連が敗退した直後に行われたっけ。

J聯賽第6輪 新瀉天鵝 2-1大阪鋼巴

2007-04-15 07:58:05 | ガンバ大阪
飛行機で大阪から新潟まで向かう途中で機内はかなり揺れた。それもそのはずで新潟に降り立った後にバスを待っている途中から強い風にさらされたのだった。実はこの風こそが試合において私たちサポをずっと悩ませていたものなのだったがそれは後で述べます。

バスに乗り、新潟駅に到着してからかねてから行こうと決めていた「ハルピン餐廳」に入ってみる。理由?まあ、新潟はハルピンまで直行便があり、互いに友好都市であるから、ハルピン出身の中国人がやっている店に行けばハズれはないんじゃないかという単純な思いつきなんですが。

店に入ると、おかみさん(中国語で言う、老板娘ラオバーニャン)が、「カウンターの席どうぞ」という風に訛のある日本語で案内してくれた。ならば、この人とは中国語で話した方がいいんじゃないかと思って席についていろいろメニューを見ていると、おかみさんが客からの出前の注文に電話で応対していた。話をしながら途中で「ご注文は?」と私の方に訊いてきたから、私は「まだ注文してないからちょっと待って」と中国語で返した。これが功を奏した。

おかみさんが電話を終えて改めて注文を取りに来た際に、中国語であれこれ注文を出してみると、その後いろんな世間話をした。やっぱり中国語で喋る相手に飢えていたんだろうなあ・・・水餃子はスープなしで食べるのがハルピン式だとか、ハルピンは中国で一番標準的な発音の言葉を喋るとか(余談ですが昔ハルビン出身の人に中国語を習い、黒龍江大学でも勉強したことがあります)いろいろ話かけて来る。そこで水餃子を頼んでみると正にハルビンの味をそのまま再現してくれた。懐かしいの~この味は。中国語を話せる日本人に出くわしたというだけで驚きなのに、更に自分が今日大阪から出てきてサッカーの試合を見に行くということを告げると、もっと驚いておられました。

食事後スタジアムに向かったが、スタジアムの周りはまだ何もない。だが、「少しずつ出来てきたなあ」という声がバスの中から聞こえて来た。それが後で判ったのだけども、隣に野球場を建設しているらしい。

アウェーの洗礼はスタジアム入場の時から始まっていた。入るときから風がきついのなんの。やっぱりメインからバクスタにかけてサイドに風が吹いていた状態だったか。試合中新潟が前半左へサイドチェンジしたり右からクロスを上げたりするとブレてしまったりしたのは風が関係あると思ったのだが。

さて、そんな強風と雨の中で行われた試合だが、新潟にさほどやられたという感じがしない。新潟のクロスやシュートってこちらから見ると本当に精度が低いのは風のせいですか?それとも・・・まあ、こっちも決めきれなかったから人のこと言われへんのやけど。

エジ(こんなところで止めると某所から苦情が来るのでw)ミウソンがやたらと前半右サイドへ流れて安田のところを狙っていたんだけども、彼がサイドへ流れていてもさして怖いという感じはしなかった。まあ、彼がクロスを上げて中央で矢野に合わせようという意図だったんだろうけども。その意味でシジクレイのいない中での空中戦は、ガンバDFと比べても背の高い矢野には要注意だと思っていたんだが、最後にやられてしまった。まあ、決めれるところで決めなければ逆にやられてしまうという典型的な負けパターンでした。新潟サポのみなさんこんな内容でも勝って嬉しいの、と聞いたらそら嬉しいやろうなあ。まあ、万博ではこの借りは倍以上にしてお返しします。

試合後に選手が引き上げる際にマグノに罵声が浴びせられていた。結果が出なければ致し方ないのかもしれない。特にバレーからの切り替えしで飛び込みながら打ったシュートは決めて欲しかった。結果が出ていないことからの焦りとか力みとかがあったのだろうか?まあそれでも自分はマグノが爆発する時を信じているしそれなくしては優勝はありえないと思う。それまではチーム全体でどういう形がベストなのか模索する日が続くと思うので今が辛抱の時期かも。

試合後新潟空港までタクシーに乗って帰る途中、運転手が道中の様子を説明してくれた。聞けば3年前は本当に何もなかったような場所なのに、来るたびにいろいろな店が出来ている(この地域は車社会なので駐車場完備で)らしい。空港に着いて出発前に食事をしていると、なんとオレンジのユニを発見した。そうか、新潟の試合を見るために態々大阪や名古屋から戻って来ているということか。ホームでこれだけ勝っていたら戻って来るだけの価値があるというものだろう。