大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

明日の新潟戦だが・・・

2007-04-13 22:48:33 | ガンバ大阪
なんと帰りのJALの便欠航がこの時点で既に決まっておりました。早くもアウェーの洗礼がこんなところで待っていようとは・・・と思いきや私が帰る最終便ではなかった(汗)。脅かすなよ(というより勘違いすんな)。一瞬翌日便振り替えか、運賃払い戻してもらって夜行列車で帰るパターンが頭の中をよぎった民国です。

さて、明日の新潟戦は序盤のアウェーでの最大の難関となることだろう。開幕から鹿島・小瀬と厳しいアウェーが続いたが、相手が低調であったこともあってか勝つことができたが、新潟はこれまでホームで浦和に2点のビハインドを追いつき、川崎には勝ってしまっている。オマケに明日は雨。思いっきり逆風吹きまくりのアウェーになることには違いないが、しっかりと応援して来ようと思う。

居残りの皆さんたちは・・・サポフィ、アズーリ、エスタディオといったところで中継があります。そこでガンバの勝利を信じて念を送って下さい。

埼スタがオールドトラフォード!-中国メディアの敗因分析より

2007-04-13 07:37:04 | ACL/A3
えー、ACLの試合前に2,3の赤サポさん系ブログを覗いてコメントを残したら、そこ経由でしょうかかなり多くの皆さんがここにお越し頂き誠に有難うございます(ごあいさつ)。ガンバサポの皆さん、もう少しで社会復帰しますので今しばらくお待ちをw

詳しく全てを吟味した訳ではないのだけども、ざっと試合直後からの中国メディアの記事をネットで徘徊して一瞥した限りでは、概ね両チームの実力差、ひいては日本と中国のレベルの違いというのが現れたという論調だった。実際、シュート数では9対2(枠内シュートは4対0)と浦和が圧倒し、敵陣30メートル以内に侵入した回数も14対8とこれまた浦和が上回っていた(中国メディア分析記事による)。

とりわけ、中国サッカー界で影響を持つジャーナリストの一人である董路氏は自身のブログの中で、一昨日の試合は単に申花だけでなく、前からあった中国と日本との力の差が出ていたと指摘している(浦和が確実にチャンスをモノにしていれば0対3ぐらいで負けていただろうとも言っている)。唯一中国のクラブで日本のクラブにACLで圧倒した山東魯能にしても、マリノスと山東でのホームゲームでシュート数は18対8と圧倒されていたことを挙げている。

確かに氏の言うように、あの山東でのACLアウェーゲームも、不可解な判定がなくて横浜が先制していれば勝てたかもしれない試合だった。更に言えば横浜が出場したA3では2年間において中国のクラブ相手に3戦3勝していることも付け加えておこう(彼らはACLにおいて文字通り先駆者の役割を果たしたのである)。

むしろ、問題は日本のメディアがこれまで日中の間にあるレベルの違いというのを十分に把握していなかったところにあるのではないだろうか。浦和の長谷部が、上海は代表選手5人も抱えていてもっと強いと思っていたが、こんなに弱いとは思わなかったと言ったと中国メディアが報道していたが、事前にどのくらいのレベルにあるということが現場でもメディアでも把握されていなかったから、実際当たってみると拍子抜けしたのではないだろうか。

中超の試合は去年からネットでよく見るものの、中盤でのプレッシャーは弱いし、攻守の切り替えなんかもJ1の下位チームよりも遅いと思うこともある。だから日本において、日本のクラブがキチんとコンディションを整えて試合をすればまず負けることはないだろうと私は考えていた。

ただ、それだけの力の差があるにも関わらず、過去中国アウェーで日本のクラブが1勝もできなかった(韓国クラブもそうだが)という現実もある。去年のガンバだってホームで3対0で勝って意気揚々と大連に乗り込んだものの、練習場でカッターナイフが落ちていたという事件があり、かなりナーバスになってしまった。試合の方も雨が降ってまともなピッチコンディションとは言えず、放り込みサッカーを徹底した大連に苦杯を舐めている。上海のピッチは大連以上に劣悪であるのは以前指摘した通りで雨が降ると浦和はかなり苦しむだろう。このようにサッカーの質以外の要素も盛り込まれて来るのが中国アウェーの難しいところなのである。

最後に、董路氏のブログからもう一度。氏は赤いユニを着た浦和サポが終始声を出し続けて、応援旗をはためかせていた様子をオールドトラフォードに準えていたのであった。確かにああいう応援というのを中国はもちろん、アジアにおいてでも見たことはなかっただろうな。え、上海申花もローマのように見えたって(苦笑 いや、あそこまで点は取られなかったのがあの試合の申花の唯一良かったところなのか・・・


2007亞冠小組賽 第3輪 浦和紅宝石1-0上海申花

2007-04-12 00:45:01 | ACL/A3
ふう~。ACLウォッチングという苦行wを終えて帰宅しました。本稿を書いている時点でサポフィで延長戦真っ只中の人たちは川崎正面が3-1で全南に勝利した試合でも見ているんでしょうか。

今日はガンバのナビスコの試合中継がない為、ACLでも見るかと選択したのはまたもやESTADIOであった。何人かの赤い人たちが画面の前方に座っておられましたが。だけど、今日はフクアリでガンバを見に行っていた人たちはある意味私よりも勝ち組だろう。

戦前の予想で浦和の2-0の勝利と予想したのは、少なく見積もってもそのくらいのスコアにはなるだろうと考えていたからだった。まあ、開始早々永井が外したのを皮切りにワシントンが何度かフリーになったのにシュートを決めきれない。それでも浦和は引き気味の上海申花相手に高い位置からボールを奪い、サイド攻撃を仕掛けてはみるものの、永井のシュートミス以降は決定的なチャンスを造れない。先制できたのはFKからの阿部のヘディングでこの日はこの1点だけにとどまってしまった。上海が縦にボールを早く入れてくる以外にこれといった攻め手がない。上海が前からこういうスタイルであることは大体予測はついていたし、去年の中超での深センとの試合では終始放り込み合戦に終始して、何やコレ、と思ったっけ。

まあ、よく見慣れた光景では先制してしまうと兎に角引篭もりになりがちな浦和なんですが、中超特有の、ラインが低い(だから、低い位置でのオフサイドをよく取られていた)、中盤での激しさがない、といった相手のスタイルのお陰で後半もリードしながら押せ押せの展開。攻める時間の長いサッカーっていいでしょ、浦和の皆さん?普段の展開だったら後半は逆に攻められることが多いのに、この日はそうしたストレスやプレッシャーからは解放されていた(まあ、だからこそ逆にこの日のような展開だとどうしていいのか判らずに攻めあぐねていたようですが)。

後半途中でガンバの勝利を携帯の速報で知るとその後は割りとリラックスした状態で試合の方を見ることができた。けど、あんまり浦和には肩入れして見ていたわけではないから、自分の前にいた赤サポほど喜怒哀楽が表に出ていたわけではない(もっとも、応援というとこまではいかないが、恥ずかしい試合だけはしないでくれという思いは持っております)。

敢えて浦和の見所を上げるとしたら伸二がボールに絡んでいるような場面か。浮き球を簡単に止めて開いているスペースにポンとはたいたりするプレーを見ると、彼自身は走らないけども見方やボールを空いているスペースに走らせることはできる選手であることが判る。こういう選手は代表に呼べばいいとは思うのだが、彼自身が走らないと見られているから呼ばれないのか。ただ、彼が頑張っていてもチーム全体のスタイルからすれば、なんだかなあと思ってしまう試合だった。

まあ、この試合の結果で上海の脱落が決定したのだが、シドニーFCとの競合を考えると、浦和ももう少し点差をつけて勝っておきたかった。上海でも基本的に負けない力はあるが、そこは中国アウェーで何が起こるか判らないわけだし、今季アウェーで勝っていないのも気になるところだからだ。

最後に、ACLの前半戦を終えての感想であるが、浦和も川崎も今年は組み合わせに恵まれた(山東と城南が同じグループで潰し合ってくれている)のとリーグの日程を有る程度配慮してもらい、ACLのある試合の週末のリーグ戦は日曜日に組み込まれている。こんな状況だったら、去年の最終戦ガンバももう1点だけ入れて、せめて引き分けにしとくんだったな・・・

ACL 浦和VS上海申花 上海申花のスタメンは・・・

2007-04-11 07:30:34 | ACL/A3
なんと、退場王李瑋峰が日本へ来てから発熱で、宿舎(食事面においても至れり尽くせりらしい)においても彼一人だけが着込んでいた状態らしい。昨年の全北戦での退場のおかげで今年のACL2節は出場停止扱いで、さあこれからという時に彼が出れない(出ても万全ではない)というのは痛い。まあ、彼が出ると想定した場合、中国メディアによる本日のACLにおける上海申花のスタメン予想は以下の通り:

GK:王大雷
DF:常琳、李瑋峰、曲少言
MF:劉志青、孫吉、鄭科偉、于濤、
FW:毛劍卿、ブランコ、郜林

ギメネス監督が2連敗を取り戻す為に攻撃的布陣で勝ち点3を取りに行くというのであるが、浦和も4バックで対応するからあんまり気にならないか?まあ、幾多のJの強豪チームでも破るのが困難な浦和のDF陣を申花がどう攻めるかですが、あんまり点を取るイメージがないんだけどね。広州遠征からそのまま日本へ飛んで来たわけだから、ACLに出る中国のチームというのは相変わらず移動距離は長いようです。

ACL GL第三節 上海申花背水の陣

2007-04-10 06:58:47 | ACL/A3
水曜日に行われるACLでの注目はなんと言っても浦和対上海申花ではあるのだが、申花にしてみれば、ACLでは2連敗している為に今度負けるともう完全にアウトで、あとはリーグ戦の為に備えての調整試合になってしまうかもしれない。

上海申花の試合においては、中超では今年外国人を4人登録の3人起用が可能になったため、途中出場ながら大宮にも在籍していたマルチネスのドリブル突破がなかなか有効なんだけども、ACLでは3人しか外国人選手が登録できないため今回はメンバーから外れている。そして、ACLや代表のオーストラリア戦で出来の悪かった代表DF杜威(ドゥー・ウェイ)はオーナーとの関係がギクシャクしていることもあって(出来の悪さを批判されて放出リストに載せられたと報じられているが)今回の遠征メンバーから外れている。FWの郜林(ガオ・リン)は2月の五輪代表の遠征で起こした乱闘事件依頼すっかり忘れ去られている。

戦力的には全てナイナイ尽くしでさいスタに乗り込むというのは結構大変なもので、そのせいか中国のネットでも今回の試合の予想で7割以上の人が申花の負けを予想している。合併というのは本当に難しいものです。旧上海聨城と合併して選手をいいとこ取りしてしまえば最強のチームを作れるだろう、という浅はかな当初の読みが外れましたが、サッカーは足し算ではない、ということ。ま、中超は中盤でのプレスはあんまり効かないので、うまくやればリーグの中ではそこそこいい成績を残せるでしょうが、ACLは今のところ連敗中ですからね。

唯一の取り柄と言えばCBの高さか?李瑋峰(リー・ウェイフォン)は昨年のACLでも名を轟かせた退場王であるが、中国代表のCBで高さがある。中国って伝統的にCBにはアジアでも比較的いい選手を輩出していて(大きい選手がいる、というのもあるが)彼もその中の一人だが、時々キレたりする怖さがある。あんまり一方的な試合になっていくと荒れ模様になるのが浦和としてはイヤなところなんだが・・・

試合の予想?ホームの地の利、事前準備の差ということを考慮すると浦和が2対0で勝ちと見ます。というか中国アウェーで起こりうるアウェーの洗礼というのを考えると(去年ウチは練習場でカッターナイフを発見しました)、2点差で勝っておかないと後で苦しくなるかもしれない。

J聯賽第5輪 清水鼓動2-0大分三神

2007-04-08 22:00:03 | サッカー全般
今日も先週と同様、梅田で用事があったついでに、ESTADIOで試合を見た。この試合ではガンバ出身のフェルと児玉が目当てであったのだが、それだけでなく、近々対戦する相手の偵察もしてみようと思ったからでもあった。

清水は以前の印象では藤本頼みの戦術という感じがしていたのだった。それから脱却しようとしてフェルナンジーニョを入れたのだろうとは思っていたのだけども、この試合はフェルがボールを持つことが多い。それでも藤本は後半FKを得るきっかけとなったドリブルのキレはあったのだけども、果たしてこの二人は共存できるだろうか。フェル自身ガンバ時代をも含めて、「マンマークを徹底してくる大分が一番やりにくい(アナウンサーが紹介した談話による)」と言っていたらしいが、この日の彼もピッタリとマンマークに遭い、時にはバスケで言うダブルチームのごとく二人に囲まれてしまう。まあ、それだけ大分はフェルを警戒していたということなんだけども。

試合は清水がゲームをほぼ支配し、サイドからボールをつないで、伊東や枝村らがどんどんFWを追い越していってチャンスを造るものの、大分は清水2トップのフェルとチョジェジンにぴったりマンマークして決定的に仕事をさせない。それでも前半フェルが蹴った右CKの攻撃から高木がヘディングするもバーを直撃する惜しい場面も見られて終始清水のペース。

一方大分はボールを奪って速攻をしかけるものの、大体パターンは決まっていて、ド素人の私にも非常に判りやすい。松橋章太に放り込み→高松が合わせる→それでもだめなら一旦戻し→相手のラインを下げさせておいてサイドに展開→再びクロスを高松目掛けて上げるというもの。

宮崎キャンプの練習試合からずっとこんな感じやったかな。今の戦力ではこういう風にするしか手がないんだろう。そのような中でお前ら二人で何とかせいと言われるのはFWとしてはさぞ辛いんだろうなあ、と思いますよ。だから個人的には松橋も高松もあの中でホンマよう頑張っとるわ、と感心する。まあ、最終ラインが完全に引いていた浦和相手にはハマッたんですがね。なんかこの試合2点取られるまでは得点の匂いがしなかった。

後半に入っても清水ペースは相変わらずで惜しい場面が何度か続く。大分もDFがマンマークを離さなかったから何とか持ち応えていたのだが、枝村が左サイドに絞って大分DFが左サイドを空けたところをオーバーラップしていた清水の右サイドバック市川にミドルを決められて失点。マンマークの弱点を突かれてしまったか。

ただ、この1失点で抑えれば終盤の大分の必死の攻撃を見ているとまだ勝敗の行方は判らなかったかもしれない。しかし、その3分後大分が前がかりになったところを右サイドを破られ、クロスをチョジェジンに決められて2-0とされる。ここで大分は山崎やプラチニを入れて攻撃に転じた(彼らが入ってからの方が良かったんやけどね)。その後松橋のミドルが清水のGK西部のファインセーブによって止められたり、根本のFKがポストを直撃する不運が重なって反撃も及ばず。2-0で清水の勝ち。

清水はフェルを入れてから藤本頼みから少しずつ脱却しようとはしている。児玉が左サイドバックで後半上がっていたんだけども、ウチへ戻って来てくれんかな・・・まあ、5.6の直接対決ではフェルが右サイドから駆け上がって来ると要注意やな。清水にとって関西アウェーが鬼門というのがこっちにとっては頼みの綱か・・・

一方の大分。まあ、個人的には4.28の直接対決では、あんまり負ける気がしないのですが(言うてもうた)、一つだけ気をつけるとしたら松橋がスピードに不安のあるシジクレイの裏に飛び出そうとする動き。多分シャムスカはその辺をシツコク狙わせると思うんですが、それについては、

1.高いラインでオフサイドを誘う
(ガンバはラインがもの凄く高いんですが、何か?)
2.万が一裏へ出られたらシジクレイや山口が身体を寄せて対応
3.それでも松橋に頭で落とされたらそれを拾いまくる

ということで殆ど対応できると愚考致します。あとは大分の守備を如何にひっぺ返すかであって、不用意な形やセットプレーでの失点(深谷や根本がいることを忘れてはいけない)に気をつければいいことだし。

ただ、大分のこうした攻撃戦術は雨の中でなら有効だろう、と思いきや九石は雨の日は屋根で覆われるんでしたね、失礼しました。去年の試合もしっかり屋根で覆われておりましたからね。過去ガンバが九石で2連勝というのもその辺決して無関係でないと思われるのですが如何でしょう?何しろ雨でパスサッカーが湿ってしまう心配がないんですからね。

J聯賽第5輪 大阪鋼巴2-2川崎正面

2007-04-07 22:58:46 | ガンバ大阪
「くったばーれ、アッフォの審判!」このコールが前節に続いてスタジアムに響き渡った。二川が相手GK川嶋と接触して倒れた後にマグノのゴールが取り消された直後だった。

試合後にサポフィに向かい、録画放送がやっていたので(青黒ユニの人多数)その場面を確認してみると、川嶋が身体を投げ出してボールをキャッチしようとして、その足に二川が後で引っ掛けられたのを、GKへのチャージという風に、キャプテンジョージには見えたのだろうか?ただ、あのコールが強ち間違っていたかと言えばそうでもない。実はサポフィでは後半同点に追いついてからマグノがペナルティエリアで倒された場面でも、「くったばーれ、アッフォの審判!」のコールが店内に響き渡った。

どちらかと言えば前半よりも後半のあのプレーに対してPK取らなかったことの方が問題ありなんだが、そもそも主審も線審もプレーが全然見えていないのだから怒りを通り越して呆れ返ってしまう。今だから言うけども、明神の同点ゴールの起点となった遠藤のCKも、私が見ていた位置(ちょうど真横)から見ると、ゴールラインを割っていたように見えた。こう書くとJBアンテナ経由で来た川崎サポが気色ばむかもしれないが、結局3人の審判が見えていない訳なんだからどの判定によって勝負の行方がどうとかいうのが空しくなってしまう。ただ、言えることは昨シーズン2位と3位のチームとの勝負をぶち壊しにしたのは他ならぬ審判であるということ。

話を試合内容の方に向けると、川崎は大体ハーフカウンターを身上とするため、ガンバのようにボールを廻し、ポゼッションを高めてゴールを奪うという感じではない。得点は多いものの、それが「攻撃的」なサッカーなのかというとやや違うような感じはしていた。前半やられた攻撃は2失点の場面のみ。1点目はジュニーニョが右サイドを突破し、山口が引っ張り出されたところへDFラインが下がり、空いたスペースで谷口にいいコースへミドルを決められた。2点目も中村が縦にいれたボールにドロップキッカーが1タッチで飛び出してきたGK松代の頭越しに浮かせてゴール。この時の松代の飛び出しが早かったかどうかは議論の余地があるかもしれないが、あの場面ではシジクレイがマギヌンの飛び出しに着いて行けなかったのが痛かったか。実はシジクレイは後半ジュニーニョの飛び出しに振り切られそうなところはあったんですが、それでもラインを上げてオフサイドを取ったり、身体を巧く入れて防いでいたりはしていました。

後半はジュニーニョにボールを入れてくるカウンター以外は特に怖いという感じはしなかった川崎だが、我那覇を黒津と交代させた場面についてはどうしても言っておきたい。後半ロスタイムの時間稼ぎではないのに、何故我那覇は歩いたりして、あからさまな遅延行為をしてしまったのか?それもマリーシアの一つであると川崎が言うのなら別にそれで良いけども、もしあれを容認するならこのチームを二度と攻撃的とかいう言葉で形容するべきではないと筆者は考える。

だからこそこういうチームに勝てなかった悔しさというのは残る。相手が3バックということもあって空いた右サイドに加地が再三いい攻め上がりを見せていたのだけども、何となくサイドからクロスを上げさせられたような感じだった。マグノも引いてボールを持つのだけどもスペースがない上に、バスケでいうところの「ダブルチーム」に遭っていたこともあってなかなかゴールに結びつかない。家長も後半出場するもののキレがない。バレーは後半から投入されて仕事はさせてもらえなかったけども、山口の同点ゴールの場面では相手DFが彼に寄っていたところからして一応存在自体は効いていた。ただ、後半ロスタイム最後に左サイドから家長が上げるクロスの先はバレーではなくてマグノじゃなかったか?なんかバレーとマグノが共存できていない状態を象徴するような場面だった。

土曜日の川崎正面戦

2007-04-06 07:46:51 | ガンバ大阪
いくら、フロンターレが正面、というイタリア語から来ているとはいえ、中国語に訳すと「川崎正面」かあ(ごあいさつ)。

筆者個人はサポとしては、この試合は川崎サポとの戦い、という側面もある。去年忘れもしない4点のビハインドを背負いながらも決して応援を止めることなく、選手を、チームを鼓舞する為にひたすらチャントを歌い続けたアウェーゴール裏の水色ユニの人たち。そういう人たちに負けずに声を出せるかがカギだ。

ここのところ、自分自身の周りにいろいろなことがあって、応援に集中、という点では?であった。けど、幾多の問題があっても、結局は自分がガンバを応援する為にスタジアムに集う、という基本をブレさせてはいけないのだということが判った。応援に集中できなかったとしたらそれは周りの誰のせいでもない。全て自分のせいだ。従って、応援し続けられるかどうかは自分の気持ちの問題だということを再確認しておく。

川崎の皆さん、我々は試合でも応援でも負けへんで。ACLにおいては自分たちに代わって頑張って欲しいと思うとるけど、リーグでは叩き潰さなあかんライバルやからな。マギヌンがボールを持った時のブーイングは覚悟しときなはれ。

J聯盟杯小組賽 大阪鋼巴0-1千葉杰夫

2007-04-05 05:41:33 | ガンバ大阪
試合後に茨木行きのバスに乗ろうと並んでいると、満月がぽっかりと浮かんでいた。これで、今日の天気や試合が寒くなかったら、悪くはない光景だと思ったのだが・・・

守備に関しては、後半リスクを冒して人数をかけて攻めていった際にボールを取られた後に右サイドからカウンターを仕掛けられて戻りが遅れたところを逆サイドに振られて黒部に決められたのだから、完全に崩されたというわけではない。それでも元桃豚の野郎に決められたのは、ムカつく。まあ、自分は昨日の試合では遅れて万博に到着したのだけども、下村同様もっとブーイングしてやればよかったと反省しておりますw

むしろ失点する前に得点できなかった攻撃の方が気になってしまう。先日のリーグ戦と同様、てっきり後半途中から明神を投入していれば中盤でのボールの競り合いの中でポゼッションを高められたとは思うのだけども今回は投入なし。多分足の状態が決して思わしくないからカップ戦ということで敢えて無理はせず、彼なしでどこまでやれるのかを見ておきたかったのだろうか?家長アウト播戸インというのはこの間の甲府戦と同じであるが、間に明神を挟まなかった分、攻守のバランスがとれずにやや前がかりになったところをやられてしまった感じがする。となると、この試合では明神を温存して週末のリーグ川崎戦に備えられるというところが辛うじて良かったのか?

そして2トップ。甲府戦で決勝ゴールを決めたマグノの状態が悪いとは言わない。シュートの精度はここまで今ひとつなんだけども、それでもわれわれを驚かせてくれるスーパーゴールを決めてくれる人がダメというわけではない。CKからのヘディングをファーサイドに流し込むとポストに嫌われたという運の悪さもある。それでも、バレーと組んでいる時というのはお互いにうまく機能し合っていないし、相乗効果が生まれているわけでもない。となると、2トップで昨年マグノをサポートしていた播戸をマグノかバレーとの一方を組ませて他方を休ませてみるという気分転換があってもいい(というかナビスコこそこういうことを試してもいいんだが)とは思うのだが・・・

ということになると、ベンチはこの試合勝ちに拘るなら明神投入ということは考えても良かっただろうし、そこまでしてでもというのなら逆にいろいろ試してもよかったとは思う(試して負けならまだ納得できるし)。この試合の位置づけというのは何だったんだろうな。ちなみに、来週フクアリで負けたら、神戸・広島戦の結果次第では千葉の1位確定が決まってしまうどころか、2位すらも危うくなんねんで。

J聯賽第4輪 大分三神2-2浦和紅宝石

2007-04-01 21:51:28 | サッカー全般
今日、梅田のESTADIOにて、大分劇場を見ることのできた私は勝ち組です(ごあいさつ)。

実は今日は大分対浦和戦は見れないだろうな、と思っていた。もともと積極的に浦和の試合を見たいとは考えていなかったけども、どこかでやっていて時間があれば見てもいいかなと思っていた。しかし、放送する可能性のあった、サポフィは日曜は夜からの営業で、アズーリでも中継なし。唯一、京都にあるFreeballとかいう赤サポのマスターがやっているスポバが中継するというのは知っていたが、態々京都まで見に行こうとまでは思わない。直接対決を前にして大分も研究しておかなアカンなーと思いながらも、まあ、今日は見られへんでもしゃあないわ、と諦めていた。

ところが、梅田へ用事があった帰りにKAMOへ寄ろうとした時、たまたま向かいのカフェESTADIOにて中継があることに気づいた私は早速中へ入った。中は赤サポらしき人間は見当たらなかった。多分彼らは現地遠征か、それとも京都へ行っていたのだろう。

中へ入ると、試合は後半開始前で、前半両チームの得点場面を流していた。大分の得点は松橋にまず放り込み、彼が頭で落としたボールをバイタルエリアに走りこんだ高松がミドルで先制。闘莉王がラインを下げすぎている為、いつかミドルでドカンとやられるんじゃないかと、代表戦の後の感想で、へいず氏が述べていた展開がいきなりやって来たのだった(ちなみにこの日もラインが下がりすぎて、後半大分のオフサイドはゼロだったんじゃないか)。

だが、浦和は右CKから阿部が二度とも似たような形で飛び込んで2得点を挙げて逆転。けど、セットプレーからの2点がなければこの日の浦和は本当に寒い内容じゃなかったか?

後半がようやく開始。浦和はこの日左サイドバックに入った阿部が鋭いオーバーラップを見せるもののそれは開始早々でパタリと止んでしまった。実は大分のDF深谷の右サイドの守備には結構難ありと見ているのだが、この日レイザーラモンはその穴を感じさせない大活躍でした。ワシントンはゴール前で捏ね繰り回すのは結構器用なんだが、シュートには持っていけない。そうこうしているうちに、浦和がだんだんとドン引き状態になって来た。攻撃といっても、伸二が裏に永井へ出したスルーパスがまあよかったと言える程度。

だが、大分もなかなかチャンスを造れない。松橋にポンと縦に放り込むもののそれがうまく通らない。というか、パスで崩すというよりは放り込みが目についたのだが、この試合アウグストが出場していない中では仕方がないか。ただ、前節浦和に敗れた甲府と違い、この試合で大分はただひたすら放り込んだことによって最後土壇場で得点に結びつけたと言えるだろう。

後半同点にすべく、大分の知将シャムスカは動いてきた。まず、金崎に代えて西山を、マラニョンに代えて山崎を入れて、ボランチを削り、攻撃の選手を増やす。そして3人目の交代に若いプラチニを上本に代えて投入。プラチニ自体球際の強さ、という意味ではまだまだなんだけども、この交代はDFを1枚減らしてでも点を取りにいくというメッセージをチームに投げかけるには十分だったか。

だが、こうしたヒディンクを思わせるシャムスカの交代カードの切り方に対して浦和のオジェックが取った対策は、ワシントンを下げて堀之内を投入するというものでしかなかった。確かにこの日ワシントンは誕生日を飾るゴールを決められず、決していい状態ではなかったものの、彼の存在自体が大分の守備に負担を強いていたはずではなかったか。これで大分は守備の負担が軽くなり、DFが思いっきり上がれる目処がついた。

だが、それでもなかなか同点ゴールは生まれない。それでも、浦和の守備に少しずつ綻びが目立ち始め、ゴール前でもマークのズレが見受けられることが多くなった。もしかすると、何かが起こるかもしれない。そんな予感を漂わせていると、残り時間わずかの左サイドからのFK。高橋が交代で入った堀之内に引っ張られるような形で得たものだ。そこで、GKの西川が上がって来た!練習でもこんなことやっていたんですか、トリサポの皆様?いや、それよりも西川を上げることでマークのズレを生じさせるのが狙いだったか?

その執念が実り、ついに上がっていたDF深谷が頭で決めて同点ゴール!そう、キャンプでの練習試合でも見たように、深谷はコレがあるから要注意なんです。

大分はカウンターが得意なチームが陥りやすい、同じカウンターのチーム(浦和はそのスタイルの王様)に弱さがあったと思うのだが、この日はその課題に対する答えを見出し、超攻撃的スタイルを披露して追いついてみせた。とはいえ、同点に追いつく前にシュートチャンスは3度あったんですがね。特に山崎クン。あのヘディングは決めていないとイカンだろう。浦和の今日の出来だったら、引き分けで満足というだけでなく、正直勝てる試合じゃなかったかとも思う次第。

しかし、浦和のサッカーもそろそろ限界に近づいて来ている予感がしますな。アウェーでは勝てるような匂いが致しません。いや、リードを逃げ切るつもりであればいいんですがね、オジェックを見ていると勝ちきる采配をやっているとは正直思えない。ワシントンの交代をとっても、同点に追いつかれたら彼抜きで突き放せられないだろうし、守備固めが必要ならむしろ岡野と交代させて前線からチェックをかけるべきなんだが、浦和のFWってガンバとは違って前からチェックにいかないもんねえ。今の浦和と対戦する相手は自ホームなら引き分け以上もしくは勝ち、さいスタでも引き分けぐらいには持ち込めるはず。

一方の大分は、一時期どうなるのかと思っていたのがかなり修正されて来た。実は密かに降格候補だと思っていたのに大変申し訳ございません(ペコリ)。浦和相手にあそこまでやれたのは誉めてあげましょう。もっとも、4.28にはそれよりもっと守備も攻撃も完成されたチームと対戦することが決まっておりますので、それまで今よりも一層精進していて下さい。願わくば、その日までホームでは負けないで下さい。今季皆さんのホームで最初に土をつけてさしあげる予定でございますのでw