大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

先週末の中超 大連‐上海戦は「報奨金ダービー」だった

2007-04-24 06:49:42 | 中国サッカー
ACL直前のリーグ戦で上海申花は大連へ飛んで一昨年の中超覇者でかつ、去年ガンバとACLで戦った大連実徳と対戦したのだが、これがなんと「報奨金ダービー」であったらしい。

以前にもどこかで書いた記憶があるのだが、中超において、試合に勝ったらいくらやる、とクラブのオーナーが大事な試合においてニンジンをぶら下げて選手の士気を鼓舞する手法はよく行われていたりする。一部の報道によると、大連が上海との直接対決前の3試合において合計210万元(約3000万円以上)のカネを自軍の選手らの口座に振り込んだらしい(税金対策は大丈夫なんでしょうか。普通こういうカネって現ナマでポンと渡すとか、選手の目の前で風呂敷を解くとかいう風な演出がないと効果はないと思うのですが)。

で、報奨金と言えば負けていないのが上海申花のオーナー朱駿氏。去年も前身の上海聨城時代からこのニンジンぶら下げ作戦とやらを展開していた。だが、今回報奨金額では大連が上回っていたようです。まあ、中国のサッカーでは報奨金の多寡が選手のモチベーションを左右してしまう部分もあるわけで(カネでしか選手は動かんのかい!)、健全経営を目指すJクラブでは考えられないことなのだが・・・逆に言えばそれだけ高額の報酬を貰っていながら国際的に全くいい成績を残せない中国の選手たちに対する風当たりは相当強いわけで、一般の中国人はあまり自国のサッカーのことを評価していないのだが。

で、試合の方はというと上海が先制したにも関わらず大連にひっくり返されて1-2の逆転負け。去年の大連が瀋陽で逆転負けを喫した試合もそうだったが、モチベーションがACLの方に向かっていた為に直前のリーグ戦で負けてしまったという感じ。浦和戦では確変して出てきてくれるんですかね?もっとも、選手登録の関係でリーグ戦に出場していながらACLに出られない選手もいるわけですから、ベストメンバーとは言い難いかもしれませんが・・・

だが、もし選手たちがヤル気マンマンで出てくるとすれば、それはACLの順位ではなく、目の前で報奨金を積まれたからだと解釈した方がいいんじゃないだろうか?