大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第3輪 大阪鋼巴 0-0 新瀉天鵝

2010-03-20 23:16:18 | ガンバ大阪
もっと、アグレッシブにですか。カントクがPJに対して求めているものっていうのも判らないではないけども、どうもカントクの求めるものとPJが本来持っているモノープレースタイルだけでなく、性格などのメンタルのものを含めて-が合致していないんだろうな、と試合後のカントクのコメントを読んで感じた。

積極性を出せ。この言葉は社会人やっている読者の皆さんならどこかで言われたこともあるかもしれないし、それを部下に言っている人もいるかも知れない。そういう言葉を発している人たちとカントクにはどこか共通点がある。こういう人たちって職場で元気さとか、能動的に仕事に取り組んでいますとかいうような姿勢を発信し続けるタイプというのを好んでしまう傾向にある。そう考えるとカントクって我々サポの間では散々なことを言われて続けていた播戸を重用していた理由というのが判るし、逆に言えば播戸を基準にすると他の若手なんか覇気がないと映るかもしれない。そういえば、野球で言えば巨人にいた後藤と大森の相違って正にバンとPJのそれにあたるものではなかったか。

これに関しては一つの誤解がある。播戸は計算してああいうような態度を取っていたわけではない。確かに、去年の神戸戦ではベンチ外なのにシュート練習をしていた理由の半分は、そういうのをカントクが弱いのは解っていたかもしれないが、残り半分は彼の持って生まれた性格がそうさせたからだ。すなわち、彼は自分の正確に沿って自然に振舞っていって今現在のキャラが出来上がったのだ、ということを理解しておく必要がある。

これに比べるとPJってどちらかと言えばおとなしい性格らしくて、ブラジル人ぽくないw 
どちらかと言えば闘士を内に秘めるタイプではある。こういう人ってヘンに自己アピールしようとかいう気はサラサラないし、それをやるのは自分のキャラではない。もっと言えばプレーに結果が伴わなければそんなことやってもカッコ悪いだけ、と思っている(確かに播戸ってそういうところはあるけども)。

まあ、だからこそ彼はカントクのようなタイプの上司の前では普段から自己アピールが出来ていないのかもしれないんだけどもね。。けれども、本人にしてみればルーカスが怪我をして、そこでやっと自分のチャンスがめぐって来たということで、彼の中では相当期するものはあったには違いない。ただ、彼は自分でなんとかしようとすればするほどドリブルを仕掛けては簡単に取られてというような悪循環に陥っていたのがこの試合の後半だったと言えばよいか。

だからこそ、積極性というものを一体どの方面において発揮するべきなのかを明確にしてピッチに送り出す必要があったのかな、と今になって思うわけです。PJ本人にすれば、それならとばかりに自分の持ち味であるドリブルを仕掛けたかったけども、悲しいかな、新潟の時のように前を向いてドリブルできるだけのスペースというのがないのが現状なわけで。だから本人の得意なことをやろうとしていたけど、ガンバでは持ちすぎと言われてしまい、かと行ってそれを自重すればアグレッシブさが足りないと、言われる。一体どうしたらいいものかねえ・・・

ついついこういうことを長々と書いてしまうのは、自分だって職場において、積極性という言葉に悩まされたことがあり、現在もまたそれに悩まされつつある人間の一人であるからこそ、今回のPJ逆ギレ事件が他人事とは思えなかったからだ。ただ、あえてPJに対して一言言うならば、ユニを投げつけることはやはり他人の心証を悪くするし、これに限らず、自分の振る舞い自体が発信源となって周囲の評価につながっていくことをもう少し自覚した方がいいとは思う。何も性格を播戸のように変えろとは言わないけども、自分のイメージの発信方法を考えた方がいいかな、ということではあるんだけどもね。まあ、これは自分自身も苦手な部分だから簡単には変えられないという気持ちは判るけども。

だからまあ、カントクが冒頭で述べたような、元気のあるタイプが好きな上司であるなら、PJは環境を替えた方がの能力を発揮出来るのかな、という気はしますね。

あ、今回は試合について書くことがあんまりなかったなw まあ、前の試合に比べるとバランスは重視していたし、ルーカスがGKまでのプレスに行くことがなく、前からのプレスも押さえ気味にしたのはやはりペース配分と攻守のバランスを考えたからなのかなという気はしますね。ついでに言うと、怪我の原因となったスライディングはその位置と状況を考えるとやる必要があったプレーであったかどうか?

もっとも、そうやってバランスを保った結果、毛布理論に従えば攻撃が迫力不足であったのは否めないけれども、高いラインの裏をとられたくなかったらそれはやむを得ない選択だったとは思う。ただ、その分だけ攻撃では低いラインから一気に前へ持っていくという手法が欧州サッカーのようにないのが現実で、それゆえに高いラインを設定して高い位置で奪うというのが求められるわけではあるけども。

交代はちぐはぐではあったけども、ジェジンの使い方は清水時代と同様シンプルに裏に出す形の方がいいのかな、という気はした。実際ハッシーから真ん中左の裏に出した時はいい形であったとは思う。

とまあ、基本はポジれる要素しか書いてません。確かにこれだけ書いていると、「民国必死やな」と思われてもおかしくはないw まあ、自分はなるべく当ブログでコインの裏側を見せるということを意識しているからなんですが。

ただ、別に拍手できる内容ではなかったけど、だからといって絶望するところまでは言っていない。第一この試合だって負けていない。新潟相手に一応シュート数では上回っている(だから、ショッツオンターゲットをエエ加減出せっちゅうねん)ところがあったからこそ最後はは引き分けられたんだと思うことにします。それが今の自分の現状認識ですね。

本日の新潟戦ですが・・・

2010-03-20 07:41:47 | ガンバ大阪
実戦的かも…ゼ・カルロスのベンチ入り決定(スポーツニッポン) - goo ニュース

このカントクの変わりよう、って一体なんだろうとは思うんだけどもw 河南戦見た限りではコンディションや周りの連携という面ではまだまだではあったけども、使い続ければ面白いんじゃないかと思っていたけども、やっぱりスタートの時に出遅れたことでカントクの心証を悪くしていたから、そうした先入観から、技術的な高さは感じないと言ったのかもな。一旦下された評価を覆すというのは生半可なことではないから、折角のチャンスを活かして欲しいとは思うけども。

というか、むしろ気になるのは、ルーカスとジェジンの2トップをまだ続けるのかね、ということ。スピード系を一人入れた方がいいような気もするけども、PJは決していいとは言えないけども、裏にスペースがあって、前を向ける状況でやらせてみたいという気もする。となれば頭から出していける所まで引っ張るという方がいいとは思うけども。ぜ・カルロスは終盤ターゲットが欲しい時に使うという感じか。

まあ、カントクって戦術で選手を当てはめるんではなく、今いる選手からシステムを構築していくタイプであることは判っていたけどもね。だから、去年は、前線でジェジンが怪我していたとか、PJが天皇杯欠場していた、ということがうまくハマったけども、今年はそうした選手がいるということがカントクの頭を悩ませているんだろうな、と思うわけです。だから、この相手に対してこれはないやろ、みたいな布陣を考えたりすることもある(その典型が昨年のゼロックスだったかな?)。

まあ、これから連戦が始まるんだけども、1週間休んだということがどう出るかですね。後半足が止まるという悪癖を修正し、いつもよりスカウティングに時間を費やしたという成果を出せるかどうか。

一方の新潟は○塩復帰ですか。ただ、ここで4-2-3-1にすることで、河原あたりが弾き出されるのは勿体無いというか。けれども、新潟で本当の鍵を握っているのは勲チャンじゃないかとこの間の磐田戦を見て思ったけどもね。彼が相手ボールを奪ってから逆サイドに展開するカウンターの威力というのに悩まされるかもしれない。ただ、磐田があんまり前から当たって来ないところを見ると、前半はウチの方が前から当たりに行くサッカーをやれればそれでペースはつかめるけど、それだと却って後半運動量が落ちると厳しい。となると、前半から勝負をかけに行って後半は逃げ切るというのが今考える勝ちパターンか。うーん、勝つことはこんなに簡単じゃないのかw ただ、今は点が多く取れる状態じゃないということを理解した上で現実的な対処法を考え出したんなら、それを今日は見ておこうかと思います。決してそれは自分が見たいものではないとはいえ。

あ、東口クンは、ガンバのJrユース出身でしたね。凱旋おめでとうございます。けど、試合では点とらせて下さいw 彼もジェルソンの薫陶を受けていたとは思うけども、今日はウチの方がジェルソン効果を見せられれば勝てるかな・・・