大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第2輪 大阪徳比 大阪鋼巴 1-1 大阪櫻花

2010-03-15 00:17:20 | ガンバ大阪
試合前のガンバの選手紹介のあたりから、セレッソのゴル裏が「潰せガンバ」のチャントを歌っていたから、ありゃ、セレサポってこっちの煽りについて色々言ってきたのに、自分らが相手を誹謗するチャントを歌うのはOKなんだ、と思ったんだけども、個人的にはこれはOKだと思っているわけよ。これまでアカンというと昔の高校野球で、「〇〇倒せ」という応援が相手を誹謗するとかいうことで高野連がイチャモンつけたようなものになってしまうわけやからね。ついでなら、折角アウェーでやるんだから、「俺ら大阪お前ら吹田」とか「Welcome to Osaka City」というダンマクも復活させてくれたらと思うんだけども、そこまでやると暴力の一歩手前というところまで行ってしまうから難しいところか。

ただ、試合後にこちらはブーイングする内容でも、あちらからすればブーイングするという出来ではなかったんじゃないかと思っていてもホームのゴル裏からブーイングが出たということは、彼らにとっても、ダービーというのは勝つことが全て、ということを解っていたからじゃないかと。もっともセレッソがあの試合で勝つとすれば、そのチャンスは後半乾がループを入れるというぐらいしか見いだせなかったか。逆に言えば、セレッソは守備時には5バックで、攻撃の時には奪ってカウンターであった為にさほど後ろからの押上げというのはなかったのだけど、それはある意味ガンバの攻撃力を警戒して最後までバランスを保っていたからに他ならない。

それは選手交代にも現れていて、こちらのセットプレーの関係で投入が遅れたとはいえ、アドリアーノと乾に変えて、播戸と家長を入れた時でもシステム変更はなかった。本来勝ちに行くのならばリスクを冒してバランスを崩してでも攻めに行くものだと思うし、大宮戦は2トップにしてからの方が良かったんじゃないだろうか?第一、この交代でウチとしては、DFラインを抜け出せる二人が下がってしまったのは結果的には助かったんではあるけども。播戸が入って早々にオフサイド取られたのは去年からずっと見慣れた光景ではあるけども。クルピ監督が二人を入れたのはダービーということでのモチベーションの高さを買っていたんだけども、折角のストロングポイントを自ら引っ込めてしまった感は否めない。

もっとも、交代でやらかしてしまったのはウチもそうであって、当初明神を下げてPJを投入しようとしたけど、明神のブレ球シュートで先制してから、PJの交代相手を二川に変更したのはどういうことだっただろう?もうちょっと交代は様子見てもよかったと思うし、フタの疲労を考慮しないと行けないのなら佐々木投入で4231で中盤を厚くしてコントロールするという選択もあったとは思うけどもね。そう、この試合でセレッソの3バック(守備時には5バック)を攻略するには、4231で勇人をワイドに使って、セレッソのDFを広げることを考えたら良かったとは思うんだけども、フツーに442で行けば、そら茂庭と上本にマンマークされたら何も出来なくなるわな・・・

ついでにブレ球シュートについて言えば、あれは本当に防ぐのが難しいとは思う。相手のGK松井にとっては不運だったけども、松井は前半最初に下平のFKを止めていることを合わせて考えると非難されるというところまでは行かないかな・・・まあ、ブレ球対策ってGKコーチに如何にブレ球を多く打ってもらうかに尽きると思うけど、ウチはジェルソンに打ってもらっているから大丈夫(と思いたいが・・・)

前線の決定力ですか・・・皮肉なことに、ジェジンって献身的に守備するようになった今年から惜しいシュートの場面って多くなったように思えるのは気のせいだろうか?今年は去年より調子が良いのは判るけども、何かこう、守備するようになってからシュートが決まらなくなった気がしないでもないんだけども。これについては、チームが求めるものをやっているわけだから別に悪いことではないんだけども、それならば、決定力が不足しているのをFWだけのせいには出来なくなるのではないだろうか?前半から見ていて、もう少しジェジンの周りに衛星のごとく動きまわってサポートをしないと行けないし、中盤の選手もゴールに向かって飛び出していくというような工夫を考える必要が出てくる。

そうやってコンビネーションを高めて行く中で避けては通れないのが運動量を如何に担保するかということ。後半になるとバタっと運動量が落ちることへの対策は必要なのかもしれない。一つには、走ることの質というか、プレスに行く場面とか時間帯というのを決めて効率よくやるということ。この中には無駄と思うようなプレーは省いていかないといけないし、その中の一つがルーカスにやらせているGKに対するプレスですな。個人的には、今年はグアムで詰め込み調整やった分の疲労も出ているだろうし、もう少し立てばコンディションも上がるんじゃないかと思うけども、それと同様に走りの質というのも考えていかないといけないのかもしれない。別にそれは省エネというのではなく、攻守において効率のいいプレーというのを選択すれば、無理なパスで奪われてそれを取り返すのに追いかけて無駄に体力を消耗するということを避けられるはずなんだけども・・・

セレッソについて言うと、思ったよりはいい(まあ、ウチが悪すぎというのもあるけど)。アマラウは今のところ守備専門ではあるけども、中盤に顔を出してはガンバの攻撃の芽を潰していたし、乾と香川の縦に早い攻撃も悪くない。まあ、もう少し連携が高まればそこそこやれるんだけども、だったらもう少し早く始動しておけば良かったのに、と思うんだけども、ブラジルでも有名な監督だから、シーズンが始まって試合しながら連携を高めて行こうという意図でもあるんでしょうね。一応、ガンバとかぶらない日に長居で試合があればできるだけ行こうとは思っているんで、そこら辺の成熟度合いは次の浦和戦でも見てみたいとは思う。