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フィギュアスケート:フランス杯SP

2006-11-19 | figure skathing、ice show
グランプリシリーズも後半戦、フランスのエリック・ボンパール杯

やっと小塚選手登場!シニアデビューです。
コンビネーションジャンプで転倒したものの、全体的には非常に内容の濃いプログラムだし、滑りもとても綺麗。コンビネーションスピンも流れが淀まず、回転スピードも衰えず私としては好印象でした。最後にシニアデビューを終えてほっとしたかのような笑顔が印象的でした。
アメリカ杯でSP2位だったのに放送されなかったプレベール選手。「バジー・ビー」すごいプログラムです!男女合わせてこの日一番釘付けにさせられました!まるでワーナーのアニメ「タイニー・トゥーン」のようにコミカルな演技!ステップの途中で蜂を捕まえようとしたり、追い払ったりする仕草、かなり笑えます。ジャンプの体勢やスピンの姿勢が決して美しくないけれど、それすらも全体の演技にしっくりきてしまっているんです。それから黒いジャケットとパンツの中にアクセントで黄色と黒のインナーがまた蜂を彷彿とさせます。さすがフランス人。日本人にはなかなか手が出せないような思い切ったセレクトです!
そしてジュベール選手。昨年の007の衣装は「ゼッケン」呼ばわれされてましたが今年は「名札」に替えて登場。4-3のジャンプからすべてパーフェクトに決めて首位。でも、気がつくと織田選手や高橋選手の方が点数は上なのですね。高橋選手のパーソナル・ベストはまだまだ更新できそうな余地があるし。(高橋選手は昨年のNHK杯のSPの完成度の方が高かったように思います)これだからフィギュアは面白い。とはいえ、今大会のジュベール選手は安定感があるので、今年もメダル有力者の1人として上げられるのではないでしょうか。

女子はロシェット選手が一番良かったですね。決して彼女の大ファンという訳でもないのですが、彼女は技、演技、安定性とピークを迎えてきているのではないでしょうか。ベテラン勢の不参加の中で総てにおいて充実している彼女は目を引きます。
そして、若手対決の軍配はキム・ヨナ選手に上がったわけですが、安藤選手とほぼ横一線。勝負はフリーに持ち越されました。マイズナー選手は昨年の世界王者という肩書きが少し重そうです。浅田真央選手も同じかも。

女子はレベル4を揃えてくる選手が増えてきて、横一線という印象ですね。スパイラルの傾向も似ていて、ちょっと残念。