梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

アナウンサーの資質

2013-02-12 18:07:18 | 雑記
東京新聞に「赤羽のスーザンボイル」と言う記事が出た、40代の男性で高音の良く伸びる歌声で自分の声に合うように自分で作詞作曲をしていると言う、
何時かデビューする事を夢に路上演奏に生活の殆どを賭けていると言う記事だったが昨日TBSテレビで彼の事を放送していた、確かに高音の綺麗な声で通りすがりの女子高生も「感動しました」と言っていた、正直自分の好みには合わない楽曲で伸びのある高音に合うのはもっとゆったりとした曲がいいのではと思ったのだがそれは好みの問題だ、
アルバイトで食いつなぎ家賃も4万円の生活をしながら歌を続けていると言う、最近やっとネット配信をする会社と自分の経営するライブハウスで無料で演奏させてくれる同年の男性が出来たと言う、
「まだまだ此れからです、」と言う男性のビデオが終了してメインキャスターが女性キャスターに「同ですか?**さん?」と振ったら信じられないコメントが来た、「ちょっとお付き合いするには無理ですね」という 
何を考えているのだろうかこの女性は、今までのVTRが何を言いたかったのか、そしてキャスターが何を問い掛けたのか、確かに頭の薄くなった40代の男性では有るが彼の歌声とその生き方を問い掛けたのであって貴女に交際して上げられますかと聞いたわけではない、余りに情けないこのコメントを其のまま流す放送局も放送局だが生で泊められなかったのかも知れないが、それ以前の問題だろう、こんな人間を何故採用し何故キャスターとして起用しているのだ、
もう1つ此れは確かテレビ朝日だったと思うのだがクイズ番組でアナウンサーが出る物だった、問題は「この方達は英語で難と言うのでしょう?」という問題で最後に付く「????スト」と言う物だった、最初が芸術家、登山家、記者、である、
芸術家に当たったこの女性アナウンサーはなんと「ナルシスト」と書いた、まあ強ちそうでは無いとも言えないが「訳せ」と言っているのである、問題はこの後だった、司会者が正解は「アーティストです」と言ったら件の女性は「えっアーティストって歌手の事じゃ」とのたまった、最近放送では歌手の事を「アーティスト」と表現する、前からこの事は実に気になっていた、この司会者の言うとおり「アーティスト」とは芸術家と言う意味である、芸術を「アート」と言うのは誰も知っているだろう、小中学生に受ける歌が芸術とはとても言えまい、元々芸術とは歴史に残る様な美術品や音楽を言い仮に素晴らしい声楽家でも歌手を芸術家とは言わない、著名なオペラ歌手であっても彼ら彼女らを芸術家とは言わないだろう、百歩譲っても声楽家の三大テノール歌手がアーティストと言われることが有るくらいである
今日本では韓流歌手でもAKB48でも「アーティスト」である、テレビでなんと言おうともかってかもしれないがこのアナウンサーでも功であるから小中学生にいたっては恐らく「アーティスト」は歌手以外の何物でも有るまい、ミケランジェロやピカソと同じジャンルになっているが子供達にとっては「あれはアーティストでは無い」のだと思う
日本語の乱れどころの騒ぎではない、テレビラジオが毎日平然と流しているのだ、
そろそろ何とかしなければならないだろう、影響が大きすぎる、英語圏の人に流行歌手を「アーティスト」と表現する日本人に「英語を幼児期から」と言っても通用する訳は無い