梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

中国の常識

2013-02-07 17:33:20 | 雑記
中国のフリゲート艦が攻撃用のレーダーをロックオンしたと言う事件が起きた、いわば砲蓋を外した砲塔がぐるりと此方に照準を合わせたと言う事だ、
西部劇では銃をこちらに向けなくとも先に銃に手を触れたら撃ち殺されても正当防衛として認められると言う、
現代でも攻撃用レーダー照射は攻撃したと見做し即座に反撃すると言うのが常識らしい、
中国軍が無知なのかそれとも日本を舐めきっているのか、いずれにしても放置できない問題だが挑発行為に簡単に乗れる話ではない、
今の状況で中国の艦船が其のまま攻撃を始めたとしたら当然日本も反撃をする事になり瞬く間に米中日を巻き込んだ局地戦になる、まさか其処から核を使った本格的な全面戦争にはならないだろうがその危険も無いとは言い切れない
このような事態が起きたとしたら国際世論の批難は当然攻撃をした中国と言う国に向かう事は火を見るより明らかである、現在戦闘によって国益が上がると言う事は絶対に有り得ない、戦力は飽くまで示威の為の物である事はある程度成熟した国家では充分理解している筈である、
中国外務省も「ニュースを見るまで知らなかった」と言うコメントを出したが此れはやや半信半疑である、中央政府がこの威嚇挑発行為を指示したとは思えないが事前に知っていたのではないかと言う疑いは充分ある、
中央政府の意向が守られない、或いは無視されて軍部の暴走だとしたらむしろこの方が恐ろしいだろう、歴史上大戦のきっかけは殆どこの軍部の発言力増大から軍事政治になるケースが殆どで開戦のきっかけは殆ど末端の思慮に欠けた暴走による物が多い、
第二次大戦も盧溝橋事件がきっかけで日中戦争になり世界を2分する大戦になったが此れも日本陸軍関東軍の暴走から引くに引けない状況に成った筈だ、
今中国政府事態経済的政治的に国内外で難しい舵取りを要求される状況にあるが国内の不満を外に向けるための憎まれ役を日本に押し付けたのだが生活格差の増大に比例して反日意識が増大してしまいコントロールが出来なくなって来たがそれに乗して政府内の発言力を得ようとした軍部が蠢動して起こしたと見る報道が有るのだがおそらく「当たらずとも遠からじ」と言うところでは無いだろうか、
挑発に乗らず日本の権益を守り毅然と対応する事が必要だが安倍政府は無事乗り切れるだろうか、少なくとも民主党よりは舵を持つ力は有りそうだが単純なタカ派総理では中国の思う壺に嵌る、日中とアメリカのコメント(余り中国はまともなコメントは無いが)だけが紙面を賑わせているが最近の中国は東南アジア各国とも韓国とも複数のトラブルを起こしている、経済報道では必ず乗るEUのコメントが全く紙面に出て来ないのは片手落ちと言うより日本政府の「外交下手」と同じでこの事件を二国間の喧嘩としてしか捉えていないようだがEU諸国、ASEAN諸国にあしげく声を掛けて国際世論を見方にしなければ結局北方四島の様に「あの領地は日本の物ではないのではないか」と言う国際世論になりかねない、政府は当然だが報道各社ももうすこし当時国以外が今回の事件をどの様に捉えているのかを丁寧に調べ報道して貰いたい