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梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

自治会経費と国家予算の類似性(?)

2012-04-05 09:38:07 | 雑記
先月から区営のアパートに引越した、古い建物で4階建でエレベーターは無い、それなりに痛んでいるが入る前にかなり手を入れているのだが「なんでこんな間取りや構造になっているんだ?」と言う代物だ、しかしお陰で家賃は想像以上に安い、その上去年と一昨年の個人所得が略ゼロだったお陰で特別減免措置と言う奴が受けられて更に安くなった、近隣の青空駐車場より安いのである、
本当に助かるが此れは公的機関から「とっても貧乏である」と言うお墨付きを頂いたわけだから自分としてはやはり忸怩たる物がある、と気取っている場合ではないな、未だ此れからもう一度「お金持ちである」と言うお墨付きを貰える生活になりたいが此れを発行するのは税務署なんでそれも少々避けたい気持ちもある。
団地の自治会役員は輪番制である、此処に移ったのが3月だったので月末に自治会総会が行われて出席をしてきた、この団地は都合3棟が有って5階建てが1棟、4階建てが2棟でそのうち1棟は1階部分が保育園である、横に各々5世帯有るので都合60世帯有るのだが話から判断すると平均年齢は70代後半だと言う、つまり64歳の自分は若手と言う事になる、
自治会報告として「区から経費節減の為に毎年区で行っていた配水管の清掃を自治会に移行する事になった、ついては毎月各戸から徴収していた280円の共益費を区ではなく自治会に移行するがそのかわり清掃と徴収は自治会に一任する」と言う事が議題に上がった、
連絡員の話では「自治会単位で民間に掃除を依頼すると今の共益費ではとても賄えないので回数を減らすか、他の自治会行事を減らすか、掛かる経費を追加で徴収するかの選択をしたい」と言う。
出席者の殆どが仕事らしい仕事を持っていない、「共益費が増えるのは辛い」と言う意見が殆どで結果自治会行事を減らすと言う事になった、自治会として年に2度行っている懇親会を1度にして町会に出している「お祭りの寄付」を半額にする、それで年間5万程度の経費がでる、
それでは毎年依頼する事は無理なので業者依頼は何年かに一度にして年に一度程度は住民で出来るだけの清掃を使用と言う事で決着が付いた、
この団地の自治会予算のあらましは丁度今の国家予算に於ける「税と補償の一体改革」のマイクロ版である、住民の総意は今の国民の総意に近いだろう、まず削れる所を削り、出来るだけ汗を流してそれでもどうしようもなければ仕方ないが僅かと言えども支出できる余裕は無いのが一般庶民だ、
野田政府は自治会の意見を全く聞かず共益費を上げると言う、しかも自治会で使う金より自治会の使う金に廻る部分がかなりあると言っているのに全く聞く気が無い、(この自治会は使っては居ない)
「あくまで一体改革だから後でやる」とは言っているが先ず先に「削る所を削って自治会の経費も抑え」その上で「これ以上削ると必要経費が出ない」と言う事を住民にに明確に示した上でなければ納得は行かない、
しかも「同じ町内にいるのだから共益費は同じだ」と言われても団地外の大邸宅の世帯にとっては280円が1000円になっても痛くも痒くもないだろうが仕事も無い80代に近い世帯にとっては280円が500円になっても生活に響くのだ、
既に野田政権は相撲で言う「しに体」である、税収を上げる前に庶民が納得行く支出削減を実行しない限り法案が通る前に解散総選挙を望むばかりだ。