「ずうずうしい奴」と言う小説があったが此れと菊田一男の「がめつい奴」を混同していた、「ずうずうしい奴」は柴田練三郎だったが題名が似ていたのと時期的なものも有るが何より死んだ母親が読んでいたせいだろう、その頃新聞は取らず「週間読売」を買っていたと思って居たのだが次いで面白いと読んでいたのが「悪名」だったので「週刊朝日」の間違いだったようだ、
多分その頃週刊誌は50円前後だったのではないか、獅子文六の「娘と私」も同じ様に週刊誌の連載だったと思うが「ずうずうしい奴」がそうだったか定かではない、
「ずうずうしい奴」は後で週間漫画雑誌で横山まさみちと言う漫画家が連載していた、横山まさみち(字が思い出せない)と言う漫画家は昭和40年代に多くあった貸し本屋専門の雑誌に青春物の「ああ、青春」と言う漫画を書いた、今では全く考えられないような純情な男女の淡い恋物語でそれなりに好きだったのだがそれから10年程度でこの路線が消えていったら突然「ずうずうしい奴」の漫画版に現われるとえろ気たっぷりの作風になっていて驚いたものだった、
貸し本屋は昭和35年位から街で見られるようになり専門の漫画家が月刊誌とは違う癖のある作品を書いていた、漫画週刊誌が始まったのもこの頃だったと思うが青年雑誌と言うジャンルは芸能雑誌の「平凡」と「明星」がある程度で漫画はそれ程乗っていなかった、
週間の漫画雑誌と言えば完全なエロ漫画と言う感じの物でストーリーも雑そのものだったので中学校後半からではちょっと敬遠する内容だった、其処を埋めるように「貸本専門漫画」があって此れは普通の本屋では売っておらず「貸本点」専門の販路が有ったらしい。
分厚いB5版で紙質も褒められたものではなく、白黒2色である、発行は不定期で何時出てくるかも解らないので其れも毎日「貸本屋」にあしげく通う事にもなる
ジャンルがかなりはっきりしていて戦争物の「丸」、ギャング物の「影」「街」剣豪者の「剣」と言ったものでどう言うわけか名前は漢字一文字だった、このギャング物に「さいとうたかお」が、剣豪者に「子連れ狼」で有名になった「小島剛夕」が居た、彼はどちらかと言うと「八百屋お七」や「野崎参り」など女性を主人公にした名作のカバーの様なものを書いていた。
その後月間の「COM」と「ガロ」が出て来る、この頃から漫画と言ってもかなり作品性の高い物が出て来て好きだったが何時の間にかこれも無くなってしまった、この頃の作品に「アタゴオル」と言うのが有って「ヒデヨシ」と言う猫が面白かったのだが調べたらこの本ではなかったようだ、
やはり一番人気があったのは「永島慎二」で時代はヒッピーと言うロングヘアとサイケデリックなシャツにパンタロン、長い袖無しの物を引っ掛けて丸いメガネを掛けて歌舞伎町で深夜までごろごろしていた時期、かれは此処に屯していたらしい、あの頃から漫画は青年漫画と言うジャンルを得たのだが今あのジャンルと言える物が有るのだろうか、漫画と馬鹿にする無かれ、何しろ今映画やテレビでヒットするドラマの殆どは漫画が原作なのだ、
小説の面白さと又違った面白さが漫画にはある、淘汰の激しい漫画市場は独りよがりではない冒険と「知識人・文化人」と言う評価では計りきれない作品が多くある、
中には暴力的ヒーローのジャンルも有る、自分は苦手ではあるがそれは其れなのかも知れないが自分には若干苦手である
多分その頃週刊誌は50円前後だったのではないか、獅子文六の「娘と私」も同じ様に週刊誌の連載だったと思うが「ずうずうしい奴」がそうだったか定かではない、
「ずうずうしい奴」は後で週間漫画雑誌で横山まさみちと言う漫画家が連載していた、横山まさみち(字が思い出せない)と言う漫画家は昭和40年代に多くあった貸し本屋専門の雑誌に青春物の「ああ、青春」と言う漫画を書いた、今では全く考えられないような純情な男女の淡い恋物語でそれなりに好きだったのだがそれから10年程度でこの路線が消えていったら突然「ずうずうしい奴」の漫画版に現われるとえろ気たっぷりの作風になっていて驚いたものだった、
貸し本屋は昭和35年位から街で見られるようになり専門の漫画家が月刊誌とは違う癖のある作品を書いていた、漫画週刊誌が始まったのもこの頃だったと思うが青年雑誌と言うジャンルは芸能雑誌の「平凡」と「明星」がある程度で漫画はそれ程乗っていなかった、
週間の漫画雑誌と言えば完全なエロ漫画と言う感じの物でストーリーも雑そのものだったので中学校後半からではちょっと敬遠する内容だった、其処を埋めるように「貸本専門漫画」があって此れは普通の本屋では売っておらず「貸本点」専門の販路が有ったらしい。
分厚いB5版で紙質も褒められたものではなく、白黒2色である、発行は不定期で何時出てくるかも解らないので其れも毎日「貸本屋」にあしげく通う事にもなる
ジャンルがかなりはっきりしていて戦争物の「丸」、ギャング物の「影」「街」剣豪者の「剣」と言ったものでどう言うわけか名前は漢字一文字だった、このギャング物に「さいとうたかお」が、剣豪者に「子連れ狼」で有名になった「小島剛夕」が居た、彼はどちらかと言うと「八百屋お七」や「野崎参り」など女性を主人公にした名作のカバーの様なものを書いていた。
その後月間の「COM」と「ガロ」が出て来る、この頃から漫画と言ってもかなり作品性の高い物が出て来て好きだったが何時の間にかこれも無くなってしまった、この頃の作品に「アタゴオル」と言うのが有って「ヒデヨシ」と言う猫が面白かったのだが調べたらこの本ではなかったようだ、
やはり一番人気があったのは「永島慎二」で時代はヒッピーと言うロングヘアとサイケデリックなシャツにパンタロン、長い袖無しの物を引っ掛けて丸いメガネを掛けて歌舞伎町で深夜までごろごろしていた時期、かれは此処に屯していたらしい、あの頃から漫画は青年漫画と言うジャンルを得たのだが今あのジャンルと言える物が有るのだろうか、漫画と馬鹿にする無かれ、何しろ今映画やテレビでヒットするドラマの殆どは漫画が原作なのだ、
小説の面白さと又違った面白さが漫画にはある、淘汰の激しい漫画市場は独りよがりではない冒険と「知識人・文化人」と言う評価では計りきれない作品が多くある、
中には暴力的ヒーローのジャンルも有る、自分は苦手ではあるがそれは其れなのかも知れないが自分には若干苦手である