福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

「IT化」指数、日本は首位から2位に 1位は韓国

2006年07月28日 06時21分31秒 | 時事問題 社会問題
 国際電気通信連合(lTU)は、電気通信に関する国際標準の策定を目的とする国際連合の下位機関で、本部はジュネーブにある。世界各国の人々がどの程度、携帯電話やインターネットを利用出来る環境にあるかを180の経済地域について調べ、この度「世界情報社会報告書2006年版」を公表した。

 情報通信や携帯電話・インターネット普及度、利用料金などを加味した「デジタル利用機会指数」の国別ランキングでは、日本は昨年までは首位であったが今回は2位になった。ブロードバンド普及率や携帯電話及びインターネットの利用割合は韓国が上であったから、と言う。インターネット接続がある世帯比率は韓国が72%、日本が56%。ブロードバンド普及率は韓国25%、日本15%だった。第3位以降はデンマーグ、アイスランド、香港、スウェーデン、英国と続き、米国は21位であった。下位にはアフリカ諸国が集中している。
 2001年調査と比較して指数が大きく向上したのはインドで成長率73%と最大の伸びを示し、中国、ロシア、ハンガリーなどがこれに続いている。中国のブロードバンド普及率は比率としては2%に過ぎないものの、利用者数は約2600万人で、既に日本の約1900万人を大きく超えている。

 世界的に「IT化」は大きなうねりで普及しつつある。私などは、利用している領域など狭く、ワープロレベルに毛が生えた程度でしかないが、自分のレベルに応じて少しずつ広くなっており、その恩恵を十二分に受けているし、先々が楽しみでもある。この面では有り難い、良い時代に生きている事を実感し、感謝している。

 ただ、私が常に危惧しているのは子供の成長過程に「IT化」がどんな影響を与えるのか、と言うことである。わが国の子供達はいろいろ影響を受けているように思うが、例えば韓国での、儒教の精神に基づく人間関係の構築に関して私は多少の感心を持っているが、これがどの様に変化して行くのか、興味が持たれるところである。全世界の子供達が今後は「IT化」の影響を受けて育つだろう。

 勿論、子供の成長過程にだけではない。各国独自の人間関係の構築、独自の文化、風習、政治形態などにどの様な影響が現れていくのか、興味もあり、恐ろしくもある。それが「IT化」の一部を享受して重宝している私の、もう一方の実感でもある。
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