福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

外来の飲み会、そこは「母親」と「女」の場であった

2006年07月29日 05時15分54秒 | コラム、エッセイ
 最近は夕方から夜にかけての行事、会合が目白押しで、自宅で夕食を摂る機会は滅多にない。久々に空いた昨日夕方の時間帯に内科外来の納涼会が催されるとのこと、何故か声がかかった。私はアルコールが駄目だし、あまり人付き合いを好む方ではないが、院内の各所の会には声がかかれば可及的に出席するようにしている。が、多くは先約があって出席できない。内科外来の会は数年ぶりだろうか。

 病院の近くの比較的新しい居酒屋、ウナギの寝床様の細長い場所での飲み会、看護師10人程度にその子供達が6-7人?医師2人が押し込まれ、人口密度の高い、賑やかな会になった。店は随分流行っていて隣のブースからは大声が絶え間なく聞こえ、喧噪の中での会となった。話はなかなか聞こえないほどである。私は飲むよりひたすら食べた。

 新人の二人はさすがに未婚か?一部のベテラン看護師は子育て一段落と言ったところのようであるが、女の事はよう分からん、詳細は不明。看護師の表情でなく女そのものである。院内で見るのと全く別でとても素敵である。中間の年代の看護師は何れも子育て中のようだ。子連れの看護師は大変身して母親の表情そのものである。終止豊かな笑顔を見せていただけでなく、時折、母親としての誇らしげな、自信に溢れた表情も見せる。同僚の子を抱き寄せ頬ズリするなど、子供を間に挟んでのコミュニケーションも豊かである。

 この会での楽しげな、表情豊かな様子を見ているとこの前行った様な「接遇向上全体学習会」など、全く不要である。明るく、表情豊か,のびのびとしている。看護師の服装に難があるのか、仕事が大変なのか分からんがとにかく全然違う。せめて半分で良いのだが・・・。

 母子共々、この会はうたかたの楽しい一時だったと思う。ひとたび家に帰ればこの会で見せたような良い表情だけではないはずだ。漫画の「まいにち母さん」の如くの葛藤も修羅場も繰り返されているだろう。子供達をまじえたこの様な会もたまには良い。遠く過ぎ去った我が家の子育ての頃が思い出された。
コメント (1)
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