記事の一番下へ算数のギフテッド向け参考書について追記しました。
2015年12月に投稿した「タイの中学入試合格を目指して」の記事へ、小学校6年生のナコーラーチャシーマーさんから
私は4年生の2学期にタイの学校入りました。ちなみに今は6年生です。私は一応タイ語の読み書きができるのですがどうしても言われて書くのが出来ません。それでもギブテットやipなどのところに入れるのでしょうか。ホントはソーソーヲートーを受けたかったのですが4年と5年生の成績が3.5までいってなかったので入るのは難しいですか。
とコメントを頂いた。中学受験の準備は特別コースを狙うなら、どんなに遅くても小5から始めたいところだが、4年生の2学期にタイの学校入って、今はタイ語の読み書きが出来る優秀なナコーラーチャシーマーさんなら出来ると思うので、タイへ10年住んでもタイ語が分らないメンカームおじさんが、中学入試作戦を書いてみる。ナコーラーチャシーマーさんに時間がないので、2日連続投稿だ。
先ずやらなければならないのは、小6の勉強を終わらせること。教科書で勉強していると時間が掛かるので問題集を使おう。
お薦めはサワディー・アイティ社のLearn itシリーズ。教科書レベルなのでこれだけで受験は難しいが、各章の始めに説明があり、それを読めば問題が解けるように作ってある。1日1章で1時間。2週間で1年分の勉強が出来る。タイ語、算数、英語、理科の4科目で1日4時間やれば2週間で6年生の勉強が終わる。

Learn itシリーズを出版しているサワディー・アイティ社のLearn itシリーズのWEBページはこちら。
もし中学入試対策の塾へ行くなら、この勉強は9月中に終わらせなければならない。本屋さんにある科目から買って、早く勉強を始めよう。時間が有る限りドンドンやろう!無い科目は注文して取り寄せて貰う。この問題集は教科書レベルなので、完全に理解するまで何度も繰り返して勉強しなければならない。
一番簡単な方法は、ここから塾で勉強すること。6年生の前期と後期の間のピッタームからO-NETと入試の対策をやる塾へ入って勉強をする。塾は受験科目を全部教えてくれて、人気があって勉強する子供が多く、毎年沢山合格者が沢山居る塾を探さなければならない。塾はお友達に聞いてもなかなか教えてくれないが、成績が良い子に聞いてみよう。良い塾はピッタームと後期を合わせて2万バーツくらいの授業料が要るだろう。早くお父さんやお母さんに相談した方が良い。あまり安い塾は先生のレベルが低いので、行ったらダメだ。
家へ勉強を教えてくれる人が居るなら、塾へ行かなくても大丈夫。O-NET対策の厚くて重い問題集を買って来てやると良い。塾でも同じことをやっている。これも出来ない問題は出来るまで繰り返すのが大切。毎日頑張って入試までに2冊以上出来れば合格ラインに居るだろう。毎日3時間以上、土日は朝から夕方まで勉強だ。良い学校へ行く子は、それが普通だ。
ここで作戦だけど、入試で合格・不合格を決めるのは算数。出来る子と出来ない子の得点差が大きいから、頑張らなくてはならない。少しレベルが高くて難しい問題を勉強できるのが フォーカス社の算数の問題集。フォーカス社の小6の算数の問題集は3冊あって、1冊は入試の問題集。残りの2冊は普通の小6の問題集でレム1(1分冊)とレム2(2分冊)の2冊で小6の範囲が勉強出来る。2冊で小6の範囲が勉強出来る普通の小6の問題集がお薦めだ。1章が1時間半くらい掛かるから、毎日1章やっても2冊終わらせるのに2ヶ月ちょっと掛かる。少し難しいけど、これが出来れば良い成績で普通科に合格できる。

本屋さんへ注文すれば買えるが、急げば送料は掛かるけど直接フォーカス社から買える。
下の4つの方法がある。
1. ID Line : @focusbooks
2. www.facebook.com/booksfocus
3. www.focus2552elearning.com
4. 電話 089-113-8393 , 089-776-8510 , FAX02-241-2100
ここまで勉強するのも大変だが、もしギフテッド等の特別コースへ行きたいなら、算数はもう少し勉強しなければならない。
学校によって算数の試験に出題されるレベルが違うが、人気のある難しい学校だとM3(中3)くらいまでが出題される。

上の写真の左側の本が中学の数学のまとめでSuper Math。やり方が一通り説明してある。有名な本だからどこでも売っている筈。毎日勉強しても、全部読んで覚えるのに1ヶ月は掛かるだろう。図形や数列は特に覚えよう。

この参考書には、ギフテッド等の特別コースの入試問題を解くためのテクニックがまとめてある。こちらにも目を通すと更に強くなれる。この本を出したのはHIGH-SPEED MATHS CENTERというバンコクの数学塾。1分冊であり、続きも出版されるだろう。
長くなったので、簡単にもう一度書こう。
9月中 サワディー・アイティ社のLearn itシリーズ タイ語、算数、英語、理科
10月~ 受験科目を全部対策してくれる塾へ入る 又は O-NET問題集2冊くらい
10月~ 塾 又は O-NET問題集と並行して
フォーカス社の小6の算数の問題集レム1(1分冊)とレム2(2分冊)の2冊 2ヶ月ちょっと掛かる
終わったらSuper Mathが1ヶ月。
HIGH-SPEED MATHS CENTERの本に目を通す。
ギフテッド等の特別コース対策は、早い子供だと小2から、遅くても小5からやるのが普通。それを半年でやるのだから、かなり頑張らないと難しいだろう。ギフテッド等の特別コースは受験資格も有ったりするので、事前に調べよう。UP校の理数ギフテッドを息子が受験した時は、理科と算数の通知表が3以上。無ければソソボトかナナチャートの入賞が受験資格だった。
頑張れ~!!!
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ナコーラチャシーマーさんは四年生からタイの学校へ転校してきてタイ語の読み書きができるのですね。
日本語にも特別な約束事や暗記ルールがありますが、タイ語にも難解な暗記ルールがたくさんあります。
タイ語の先生に「なんでそうなるの?」と質問しちゃうくらい意味不明なんですが、すると必ず「考えずにおぼえてください」と言われてガックリきますね。
四年生からいきなりタイ学校だなんて、考えただけでも身の毛がよだちます(ガクブル)
よく頑張りましたね~、そのがんばりはナコーラチャシーマーさんの一生の宝物になることでしょう。
しかしタイ語を耳で聞いて文字に表せないと?
まだ二年ですから100%は無理だと思いますが、
それでいきなり受験ですから壁が高いですよね。
とにかく本を読みまくってタイ語能力を上げる必要がありますが、
それか、うちの息子のようにイングリッシュプログラムへ進む方法もあります。
チェンマイのY校には2クラスのEPと1クラスのIP教室、1学年合計で約60人の生徒が英語で授業を受けています。
意味が分かるように土曜日はタイ語での復習授業が組まれます。
EPクラスは女子率が高くて算数や理科の弱い子が多い完全な文系だという話、そこは学校により違いがあるでしょうから先輩や先生から情報を集める必要がありますね。
とにかく情報のあるなしで方向が大きく変わりますが、ここはポーメーに頑張ってもらいたいセクションです。
いや~、ちょうど一年前の息子のドタバタを思い出しました~。
全く情報ゼロからの挑戦でしたから、メンカームさんからの情報提供がなければ今頃は2ランク下の中学生だったはずです。
息子は息子でクラスメートのお兄さんたちから情報を集めました(オヤジが無知なために(-_-;)
ナコーラチャシーマーさんは日本語でメンカームさんへ質問するくらい問題意識があるし聡明な小学生ですから、半年でも死ぬ気で勉強すれば希望校に合格すると思いますよ。
息子は一回目の受験に落ちて火がつき、11月からですけど毎日、夜11時~12時までやりました。二回目の志望校に落ちた時は心が折れそうになりました。
それでも落ちる事で得るものがあります。
チクショー!と思っては、図形角度問題や等差数列は数字を替えては何度も何度も繰り返して頭に刷り込みました。
その甲斐あってか、今は胸を張って後輩たちへ受験方策を授けています。
それではチェンマイのmugaおじさんからも応援を贈りましょう、がんばれー!!(^o^)
ハシビロコウさん
大変だから止めなさいって意味では無いのですが、
今からやるなら親の協力無くして難しいでしょうね。
頑張って欲しいと思います。
mugaさん
4年生からタイへ来て、もう読み書き可能だなんて尊敬してしまいます。
私なんか10年住んでも読み書きどころか会話もさっぱり。
タイ語を使うこと無いですからw。
英語の授業ですがバンコクのエリート高校も英語で授業だそうで、
子供が二人マヒドン付属へ行かれたお父さん曰く、
ハリーポッターを原書で読めだそうです。
いくら塾で勉強しても言葉は毎日使わないと身に付きませんよね?
EPの価値を再認識しました。
一応今から始めて間に合いそうな方法を考えて書きましたが、
やるとなると本当に大変ですよね?
ムガさんところは本当に頑張られましたね。
私は難しいかなと心配していたのですが、
三度目の正直で実力発揮。素晴らしいです。
ナコーラチャシーマーさんも合格されますように!