Menkarm World

メンカームの趣味の部屋へようこそ!

1年間ありがとうございました。

2014年12月31日 00時21分16秒 | タイでの生活
毎週更新と思っていたが、先々週の週末は風邪で寝込み、先週はお寺へ走り回り、とうとう今頃になって今年最後の更新。17日は私達の移住記念日でタイ在住9年目に入った。今日は8年目の1年間を振り返って、困った事と嬉しかった事をいくつか書いてみたい。

一番困ったのはデモの影響による売上の落ち込み。昨年末からデモが激化し、消費意欲の減退の影響は大きく、既存取引先ベースの売上はさっぱり。3月には小売店舗を出したので新規の顧客を獲得できて助けられたのだが、1年を通しての売上は前年を大きく割っただろう。
二番目に困ったのが、出店先での営業妨害。やってるのは元々その場所で園芸店をやっている人なのだが、自分の客が取られると思われたようで、お客さんが私達の店へ行こうとすると「そこはうちのショールームだから売り物は無い」とか「あそこで買うなら、もううちで安く売らない!」等と言ってるらしい。毎週仏教の日にはお参りを欠かさず、その日は白い服で商売する程だが、信仰と毎日の生活は別のようだ。「安売り!卸価格!!」と大きく目立つ看板を作って対抗したのだが、今は顧客に嘘をついたブーメランが戻ってきているらしい。同じ商品での価格や品質の競争も大切だが、得意分野を持って相乗効果を目指し集客を図る方が、顧客に利便性が提供できて売上も伸び、お互いに美味しいと思うのだが、そういう発想は無いようだ。
三番目は私の左手首の複雑骨折。10月初旬に折れて、12月中旬にようやくギブスが外れ、リハビリに励んでいるが、掌を上に向けられず、人差指と中指に神経障害が残り、指にセロテープを巻いているような感覚。一番困るのが、日本風に茶碗を持って食事ができない事。徐々に良くなっているので、いつかは完治するだろうと期待している。

困った話はこのくらいにして、次は嬉しかった事。一番嬉しかったのは姪の誕生。私の弟も四十代なのだが、結婚しても子供が無く、私がタイへ移住したので、母には日本へ孫が一人も居らず、寂しい思いをさせてしまった。年齢的にもギリギリなので、もう作らないのかと心配していたが、生まれたと聞いて本当に嬉しかった。母とは別居だが、顔を見せに毎週訪れてくれるそうで、私も母がラインで送ってくれる姪の写真が楽しみ。本当は会いに行きたいのだが、もう少しと我慢しているところだ。
二番目に嬉しかったのは、子供達が頑張って勉強してくれること。特に息子は中2で成績が落ちてしまい心配していたのだが、中3になって塾を入れ替えたのをきっかけに勉強が面白くなったようで、高校受験もあって早朝から夜中まで頑張っている。本命のテストまであと2ヶ月。しっかりフォローしたいと思う。小3の娘の方も、タイ語が読めない私では教えられなくなってきたので、与えた問題集を使って一人で勉強を進めるように仕向けてきたのだが、ようやく私が横に付かなくても学習できるようになった。前期の期末試験では算数の成績は学年トップだったらしい。週一回は学校の朝礼前に物語を英語で朗読しているが、何人練習させても同じ学年に他に出来る児童が居ないと先生から褒められている。馬鹿な親なのに子供はよくやっていると嬉しく思う。
そして三番目に嬉しかったのが、妻がやっている家業の強化。売上こそ前年度を大きく割ってしまったが、園芸店や大口需要家の顧客数は、園芸市場へ店舗を出したのもあって増加傾向。また新規顧客の多くを占めるラオスの園芸店は花を欲しがられるので、再び蘭の栽培に力を入れ始めた。以前から栽培しているカトレアは飽きられたと思っていたが、今は蕾で全て売れており順調。これだけでは寂しいのでノビル系デンドロや少し変わったデンファレを作り始めた。これらの成果が見えるのは3月頃になりそう。観葉植物も新商品の開発に取り組んでおり、定番のタニワタリも葉が広く硬い子株が取れる親を確保。安定した売上が望める定番商品の差別化に期待している。また葉がスクリューのように捻ったタニワタリがタイの趣味家の間で人気が出て、他の趣味家向け商品にも動きが出てきたのに喜んでいる。日本からも観葉植物の苗の供給の問い合わせが有ったのだが、我が家の周囲では農薬に対する拒否反応が強く、手作業で消毒をする人が見つからないで断念。残念だが無理を言うと既存の従業員まで辞めてしまう。問い合わせて下さった日系業者にも申し訳なく、これは大きな課題だと自覚した。我が家の明るい未来には家業の商売繁盛は欠かせなく、まだまだ超えなければならないハードルは幾つもあるが、無い知恵を絞って頑張らなければならない。
最後に私の主夫業の近況だが、手抜きを次々に習得しており、上がらないテンションをアニメワンピースの視聴で誤魔化しながら皿洗いをし、ペットの猫と遊びながらの洗濯干し。昔懐かしい曲を大きな音で聴きながらの拭き掃除。サラリーマンより気楽な毎日で妻には悪いなと思うが、妻は有難いと『表面的には』喜んでくれている。ヒモ=ペット状態で、妻の気分次第では、いつ捨てられるかも判らない生活だが、これもまた運命であり、私の人生。来年も楽しく生活しようと思っている。

最後になりましたが、気紛れ更新にも関わらず読みに来て下さった皆様、コメントやバナークリックで応援していただいた皆様へ、お世話になった一年のお礼を申し上げます。よいお年をお迎えください。

メンカーム


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コメント (14)    この記事についてブログを書く
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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
来年も、よろしくお願いします。 (チェンライおやじ)
2014-12-31 08:00:55
1年間、楽しく読ませてもらいました。
ウドンタニの様子や、ご家族のこと、大変興味深く拝見しました。
来年も、宜しくお願いします。
返信する
この一年のブログ更新、ご苦労様でした。 (NAO)
2014-12-31 10:43:47
メンカームさん。こんにちわ。
メンカームのブログ記事を読むと、私、いつも気後れを感じてしまいます。
家業に関すること、お子さん達の教育、メンカームさんの主夫業への取り組みなど、まあ意欲満々、熱心にお遣りになっています。ご自身の生活に関わることとは言え、真面目に、一生懸命に遣る人は、そうそう、いるもんではありません。
家のことなど何にもしないグータラな私なんか、メンカームさんの足元にも及びません。

一年間のブログ更新、ご苦労様でした。
来年もよろしくお願いします。
返信する
お疲れ様です (通ったすがり)
2014-12-31 12:35:32
今年も楽しく読ませていただきました。
来年も楽しみにしております。

雨の山口から。
返信する
こちらこそ (朝太郎)
2014-12-31 12:58:44
お互いに 大小色々なことがありました。
また 楽しい記事、楽しくないのや 普通の生活のこち書いて下さい。
お互いに 良い年に成るよう 願っています。
返信する
感謝、感謝 (muga)
2014-12-31 13:52:05
一年間、お疲れ様でした。
メーンカムさんにとって、この2014年は色々な事がありましたが、少しづつでも進歩していると信じています。
お子さんたちのエピソードや、教育方針の話などは大変参考になりました。
また路頭に迷う私に対しては、この上ない親身なアドバイスをいただきました事実は忘れられません。

今回は、カタチだけ敬虔な仏教徒といえる商売敵のお話がありました。
カタチから入ることも、心に至る方法としてはとても有効であるとは認めますが、肝心の心が嫉妬や欲望まみれであるならば、せっかくのカタチの意味がありません。
メーンカムさんは黄色や白の衣装を着てお寺参りなどされないのでしょうが、その生き様や心がブッダの云わんとする方向性、指針に沿ったものであることは、私が保証します(笑)
それだけの有効なサポートをいただけました。

来年の2015年もメーンカムさん御一家にとって素晴らしく幸福感に包まれた一年になりますことを心より祈念いたします。来年も宜しくお願いします。
返信する
一年間の総括 (HIDE)
2014-12-31 14:15:19
一年間の総括が、しっかりと書き込まれていますねー。

「人間、万事塞翁が馬」といいます。

良いこともあり悪いこともあり、悪いことでも良いことに転化したりもする。

来年が、お互いに良い年になることを願っています。

来年も よろしく おねがいします。
返信する
太守様 (ぺんぺん草)
2014-12-31 16:18:11
無病息災、家内安全、稼業繁栄・・・と、願う言葉はたくさんありますが、すべては自分の心掛けと、少しの『運』でしょうか。
『備えよ常に』の心掛けがあれば、チャンスを逃すことなく運は掴めます。

お父さん・夫として・・・また、世のヒモ共に崇め奉られるような”ヒモの守” として来年も頑張ってください。
返信する
コメントありがとうございます (メンカーム)
2014-12-31 17:37:52
チェンライおやじさん
私の愚痴を書き連ねるような記事ばかりで
しかも途切れ途切れではありましたが
読者の皆様に応援を頂いて続いてます。
家族以外に日本語で話す機会は少ないですから
ブログを通じて私の話を聞いていただき
コメントやバナークリックで応援を頂けるのは
私の元気の源です。
来年も宜しくお願いします。

NAOさん
妻は家業に励み、子供達は勉強を頑張ってますが
私は影でのサポートのみですから
グータラな毎日ですよ。
任せっ放しで手も口も(金もw)出さないのが
一番のような気もするんですよ。
来年も宜しくお願いします。

通ったすがりさん
中華麺のような長~いかと思ってましたが
さっと一口で啜ったような一年でした。
山口は雨ですか、冷たいでしょうね。
来年も宜しくお願いします。

朝太郎さん
本当にいろいろな事がありましたが
谷越え山越えで困難を乗り越えると
それが次の強さになるのが実感できた一年でした。
家族に負けないよう
私も主夫道を極めたいと思います。
手抜きに磨きを掛けてww
来年も宜しくお願いします。

mugaさん
私こそmugaさんから教えられて
どれだけ救われたやら。
いまでも時々逃げ出したくなりますが
その度に本当の幸せについて教えられたのを思い出してます。
私は父親が神道系新興宗教の信者だったので
宗教については否定的な意識が強いのですが
タイで生活すると人の欲が鼻に付いて
ブッダの教えを身近に感じるようになりました。
煩悩が服を着ているのが私ですから
教えを守るのは非常に困難ですが
タイの現実社会とブッダの教えを重ね合わせると
ブッダの教えこそ煩悩が叶えられる道。(違う!?)
煩悩は捨てるのではなく、発展させて解消するもの。
私にはそう見えるのです。(恥)
来年も宜しくお願いします。

HIDEさん
妻の商売を見てますと
失敗して夜も寝ないで考えて対策を重ねたのが
今の強みになっているのが多いようです。
塩水やらシロアリやら、全滅の危機を何度も乗り越えて
「流した涙の数だけ強くなる」
どこかで聴いた歌詞のようですね。
来年も宜しくお願いします。

ぺんぺん草さん
成功された方のお話には必ず「運」が出てきます。
だれにも平等に運があるそうですが
準備をしてないと「運」に気付かず逃してしまいます。
『備えよ常に』は本当に大切ですね。
”ヒモの守”・・私の場合は”ヒモの紙”=”コヨリ”
じゃないかと思うのですが
ヒモはヒモなりに丈夫なコヨリになって
家族をしっかり束ねて行きたいと・・無理?w
来年も宜しくお願いします。



返信する
Unknown (KK)
2014-12-31 23:00:56
今度、お店に寄らせていただきます。

良いお年をお迎え下さい。
返信する
コメントありがとうございます (メンカーム)
2014-12-31 23:29:36
KKさん
店の方は最近電話で注文を頂いた時の
商品引き渡し場所と看板代わりで
私は自宅にばかりおりますので
次にウドンに来られた時は
ぜひ自宅へお立ち寄りください。
KKさんも、良いお年を。
返信する

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