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古い車の維持は小さなメンテの繰り返し。

2022年10月01日 12時03分00秒 | タイで車に乗る
2006年末にタイへ移住して買った車(ハイラックスビーゴ)の走行距離は58万3千キロを超え、そろそろ最初の目標の60万キロへ届こうとしている。
今日は最近やったメンテの記録だ。

ヘッドライト
以前は虫除けクリームの有効成分のDEETがライトのカバー部分の透明プラスチックを溶かすので、ティッシュペーパーへ虫除けクリームを着けて磨いたが、手早い作業が必要でコツも要るので、作業し易い物はないかと探していて思い付いたのが塗装の仕上げ研き用のコンパウンド(研磨クリーム)。
コンパウンドを布へつけて塗り広げ、軽く擦りながら拭き取ったら終わり。劣化部分が残って気になれば数回繰り返せば良い。
新品同様にスッキリピカピカとはならないが、古い車なのにキレイだねと言われる程度にはなる。


バックランプ
バックする時に暗くて気付いたが、点いたり点かなかったりするし、点かない時は左右両方点灯しないので、トランスミッション(変速機)側のスイッチだと気付いた。

上の写真はネットの拾い物で別車種だが、似たようなスイッチが入っている。
ミッションを下ろさなくても車の下へ潜り込んで交換できるらしいが、少しミッションオイルが漏れると聞いて近所の整備業者へ依頼。工賃込で500バーツだった。

エアコンからの水漏れ
運転中に助手席の足元が濡れており、エアコンユニットから水がボトボト落ちているのに気付いた。

エアコン側で排水管(写真赤矢印)を抜いても水が出ないので、排水管内ではなくエアコン側で排水が上手く行かないのが判った。
エアコン側の排水口へ細いボールンをそっと差し込むと水がどっと出たので素早く排水パイプを接続して修理完了。
足元のマットや不織布の水を拭き取って、捲ったまま1日放置していたら乾いた。

運転席側の水漏れ。
2年近く前から運転席側のマットの下がいつも湿っており、エアコンからの水漏れを疑って修理に持ち込んでも異常無いと言われ、原因が見つからなかった。
運転席の足元を捲った後にホースで車へ水を撒くとアクセルペダルの右を通って水が入るのを確認。
不織布の内張りがあるので直接目で確認出来ないが、ボンネットを開けるワイヤーを通す車内側の不織布の穴へ指を入れると…

穴の上側が濡れている。
チョロチョロ水を流すホース片手に調べると、フロントガラスへ向かって左下へ水を掛けると漏水するのが判った。

ワイパーモーターの格納部を開けて原因箇所を探ると赤矢印の穴の右端へ水を掛けると漏れている。

太めの針金を曲げてヘラを作れば穴の中へ防水シリコンを塗れるだろうが、中は見えないので確実に塗れる自信が無く、面倒になって穴を全部塞いでみた。

もとに組み立てた後にホースでジャブジャブ水を掛けても大丈夫で、大雨の中を走らせても大丈夫だった。

タイヤの多角形摩耗。
私がタイへ来た15年前はコンクリート舗装ばかりだったが、近年アスファルト舗装が増えてくるとやはり大型車両によって轍(わだち)が出来てしまい、地盤の弱い場所はまたコンクリート舗装へ戻されている。
私の車はアスファルト舗装だと気にならないが、最近増えたコンクリート舗装だと走行中にタイヤ付近からパタパタと音が聞えるのに気が付いた。
前タイヤを外して点検すると、タイヤの内側の摩耗が均一でなく、多角形に摩耗している。

ヨコハマタイヤのページから拝借

ヨコハマタイヤのページを読むとタイヤの回転に問題があるらしく、私の手に負えないので、アライメントテスターを持つ業者へ持ち込んだ。
走行中に異音がすると言うと、整備士が試乗された後にジャッキアップしてベアリングをチェックされた後にタイヤが原因と言われた。
有名メーカーの半額で売っているタイブランドのタイヤだが、私同様に異音がすると持ち込む人が居るそうだ。
そのまま使っても構わないが、音が気になるなら交換するしかないと言われた。
アライメントやベアリングに問題があって偏摩耗したと思ったが、安いタイヤが理由とは…www。
もちろん、このまま使う事にした。w

このタイヤの異音の原因を探していて気が付いたのが、前輪のサスペンションのアームとスタビライザーを接続する継手の劣化。

拡大すると…

ゴムがヒビ割れている。
ゴムだけでなく関節状の継手を左右交換して2千バーツ。

車が古くなると次々と不具合が起きる事もあるが、原因を探して1つ1つ解決する楽しさがある。
私が対処出来ない時はプロへお願いするが、作業を見学して次は自分で直そうと思ったり、部品を交換されて車が若返るのを喜んだり、もう趣味の世界。w

最近はエンジンルームからファンベルトらしき音がするが、発電機の電圧が下がり気味なので、もしかすると発電機のプーリー内臓のクラッチかも?と思ったりで楽しんでいる。

発電機、ウォーターポンプ、クラッチの3つがそろそろ寿命の筈で、ブレーキの油圧系統がノーメンテで要監視。
エンジンが2200回転前後でカチカチ騒々しいのも気になるが、ネットを英語で検索すると同系統のエンジンで1800回転付近で同様の症状が出ると書かれており、多いらしい。
もし壊れても直せる店を見つけたので、心配しない事にした。

妻は、息子が就職したら買い換えるつもりらしいが、百万キロを目指して頑張りたい!

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2 コメント

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Unknown (muga)
2022-10-01 12:33:11
いや~うちのVIGOも同年代なので参考になります
冷えないエアコンとひび割れたタイヤのままで引っ張ってます
工業用ミシンにはガタがきてます、息子と同い年の19年物ですから底のゴムブッシュからオイル漏れがあってアッシーごと1400バーツで交換しました
これ購入価格15万バーツでしたがインフレの今現在で買い替えるといくらするのかガクブルですよ

ps : 息子は生態学のような方向に進みたいようです
人類にとって必要だとか言ってますが、そっちで食えんのか?と心配になります
タイ語とコンピューターで赤点補習を受けてたみたいなので高望みはしませんが、もちっと大企業に就職できそうな方向に進んでほしいかな~(笑)
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Unknown (menkarm)
2022-10-01 15:11:50
ムガさん
古い車はあちこち不具合が出てきますが、タイでの生活を一緒に過ごした車で思い出もいっぱい詰まってますから、私は愛着が湧いて手放したくないのです。
工業用ミシンも流石に19年使われると不具合が出るのですね。今は倍以上しませんか?
お兄ちゃんの志望は理学部でしょうか?研究者の道もありますが、修士や博士課程を海外の有名大学で学んだというブランドも必要ですし、学閥もあるそうです。息子の学部から国費で送ってくれるのは北海道大学や早稲田だそうですが、講師に多いのは東大だと言ってました。
息子は大学も入り替えてますから、学士以上へ行かせるのは無理と伝えており、後は自力でやれと伝えてます。妹も居ますし、もう限界です。
一般企業で就職は厳しそうですね。仕事はいくらでもありますが、大学の学部のグレードがそのまま給与へ反映されます。息子は入り易い学部ですから、インターン先でも作業員扱いされたりと就職活動で苦労している学生が多いです。
大学の専攻は気にしないで日本語検定を取って日系企業という道もあります。
息子がインターンでお世話になった企業のタイ人幹部は日本語検定取得者ばかりだったそうですが、会議になると息子へ通訳を頼む方が多かったそうです。
心情まで具体的に伝えるのは、日本語とタイ語の両方で育った方が得意でしょうね。
日本語という特技があれば、万が一思い通りにならなくても、大学を出ていればなんとかなると思います。
学びたい方向へ行ってチャレンジしても、きっと大丈夫ですよ。
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