Menkarm World

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娘の顔色が変わる時

2017年03月27日 00時00分10秒 | タイで子育て
子供達が夏休みに入った。高3になる息子は塾の送迎だけなので手を取らないが、小6になる娘の成績を更にUPさせろと妻から厳命された。勝手にライバル視している子供達は、塾で既に中学生のコースへ上がっているが、昨年後半から慌てて塾をギフテッド向けに入れ替えた娘は小6コースのまま。その差を見て妻は焦っているらしい。

息子が通う高校生向けの数学塾から、「妹はそろそろ来るかな?」とまた言われたそうだが、自宅では中2の前期の数学を黄色い本と同じシリースのフォーカス社の問題集で頑張っている途中。中学生の数学を娘と解いて気がついたのだが、小学生のギフテッド系の算数の試験で出題されるのは、一部の特殊なのを除いて中学レベルの問題ばかりだ。算数の選抜試験や模試で良い点を取りたいならば、小6で中3までの数学を終わらせなければならないのは本当だろう。もう1年早くやっとけば楽勝だったかもね?と娘と冗談を言いながら勉強している。

夏休みに新たに始めたのが日本の参考書である「中学入試塾技100」の算数と理科。
算数は夏休みに特殊算を教えようと思い、特殊算を解説したWEBも見付けたが、特殊算以外でも塾ならではのテクニックを教えようと日本の参考書を買うことにした。日本語なので、ひらかなしか読めない娘へ一人でやれとも言えなく、私が読んで解説しているが、私が小学生の時に算数の授業でやった業者のテストで解けなくて悔しかった問題がいくつも丁寧に解説してあり、目から鱗状態(恥)。小学生の時にこの本を持っていればなあと、貧乏人の小倅な私は悔しがっている。計算のテクニックではなく、考え方や式の作り方をしっかり解説されて思考力を鍛えられるので、脳を掴んで揉まれているような感じ。いい大人が汗をかくような問題もある。
理科はついでに買ったのだが、要点が整理してあって使いやすい。但し日本語なので、事前にタイ語で用語を何と言うか準備しなければならない。機械翻訳では頓珍漢なので、Wikipediaで該当の用語を見付け、言語をタイ語に切り替えるのが正解だが、タイ語側にページのない言葉が多数。こうなるとゆっくり説明してやるしかない。



写真は理科だが、左が説明で右が設問なのは算数も同じ。この問題集を今年中に数回繰り返すつもりなので、今回は「チャレンジ!入試問題」をやらず、1日に各科目1時間程度で2章ずつ進んでいる。

夏休み中は毎日塾が2つあるが、それを挟みながら朝7時から夜の9時まで勉強。休憩は昼の1時間と車の移動時間に寝る前の30分。小学生なのによくやると思うが、娘の塾の友達も同様なので、娘にとってはこのくらい当たり前らしい。

塾の宿題をやる時以外は私が一緒に勉強しているが、娘を見ていて気が付いたのは、勉強が分らない時に鼻の周辺が黒くなること。顔が赤くなると言うより、鼻の周囲の毛細血管へどす黒い血が滞留しているように見える。私が解説していて鼻の周りが黒く見え始めたら中断し、分らないだろうと言うと頷く娘。www



私の解説が理解できているかどうか、いつも不安を感じながら教えていたが、これに気が付いて本当に楽になった。黒くなったら止めて、図を書き加えたり言い方を変えてみたりと対処できる。娘が理解できてないのに気が付かないまま私が突っ走る事も無くなったので、時間のロスも減り、私がイライラすることも少なくなった。

「お前は判り易くて良いなあ」と娘へ言うと、恥かしそうに笑っている。いつも一緒に居るからこそ見つけた娘も意識しない合図。しっかり活用していくつもりだ。

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