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イサーンの田舎で暮らすリスク

2017年01月12日 00時00分05秒 | タイでの生活
野菜が大量にあるので食べてくれないかなと知人が電話をくれたので、妻と早速頂きに上がったのだが、頂いたのは脱衣カゴへ一杯の葉野菜。こんなに沢山どうしたのと尋ねた答えが怖い話だったので書いてみる。

野菜を作ったのは知人のお兄さんで、脱サラして田舎へ土地を買い、葉物野菜の無農薬水耕栽培を始めた。市場へ出すと好評なので規模を拡大し、手伝いに近所の30代の男性を時々使っていたそうだ。
年末のある日のこと、その手伝いの男性が農場へ姿を現したので、仕事がしたいのかなと近寄ると、突き付けられたのが包丁。金を出せと言われて自宅へ押し込まれ、数千バーツを渡すと証拠隠滅に殺そうと斬り掛かってきたそうだ。最初は首筋を狙われたのだが、避けて耳から顎までの頬を切られ、それから逃げようとした時に胸や背中を切られてしまった。
絶対に警察へ通報しなから命だけは助けてくれと何度も命乞いをしたら、言えば殺すと言い残して去ったそうだ。
お兄さんは血塗れになりながらも地元のアナマイ(保健所)へバイクで駆け込み、今はウドン病院へ入院中。

弟である知人は、再び狙われるからと警察への通報を薦めたが、お兄さんは警察へ通報しても傷害事件だから数ヶ月で出所してくる。その時に殺されてしまうと言って、決して通報しようとしないのだそうだ。
タイは私刑が横行する国であり、犯罪者も仕返しが怖いので、強盗等のターゲットは地縁血縁がない余所者。田舎暮らしに憧れるのは良いが、とんだ落とし穴が待ち構えている。

それが嫌だからと地縁血縁が濃いタイ人パートナーの出身地等へ住めば、事故をした病気になった警察に捕まった借金の返済が有るという風に次々と問題解決を依頼され、断れば恨まれ金を貸せば返済されないと選択肢のない状況へ持ち込まれる。

どちらも簡単に避けられるのは都市部の警備員が居るようなある程度所得の有る人達が住む住宅地。タイ側パートナーの実家からバイクだと遠すぎ、バスだと乗り換えが面倒なくらいがちょうど。要するにイサーンの負のシステムを切り離せば良いのだ。

我が家はそんな住宅地ではなく農村だが、我が家の周囲のイスラム教徒を除くすべての家から借金を申し込まれた。そして全部お断り。腹を立てて少額の金も貸さないケチと言いふらされたらしいが、煩いのが近寄らず好都合。それからは顔を見たら挨拶する程度のお付き合いで、面倒がなく快適。集落内での付き合いは自治会役員や、先生とか警官等の公務員。親しい友人知人はムアンの住民でSNSで繋がっている。タイは階級社会であり、価値観の似通った人達とのお付き合いが快適だ。

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