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身近な覚醒剤 ヤーバー

2012年09月09日 06時00分00秒 | タイでの生活
先日記事にした働き者の従業員の夫は3人兄弟の長男。二人弟が居り、すぐ下の弟がヤーバーという覚醒剤の常用者だと聞いていた。この弟の奥さんが仕事を探しており、求職に来ても弟が迷惑を掛けるので絶対に雇うなと聞かされていたのだ。今回弟が逮捕されたと聞いて、この中毒者がとうとう捕まったと思っていたのだが、よく話を聞いてみると捕まったのは真面目と聞いていた一番下の弟。妊娠した奥さんが出産費用を気にして、友達から運び屋の仕事を請け負い、弟もその話に乗ったそうだ。ラオスから持ち込まれた覚醒剤を200錠持って、ノンカイからウドンタニへ運ぶ途中に捕まったそうだ。主犯は弟の奥さんなのだが、妊娠中と言う事もあって弟の単独犯と言う事になり、噂ではスタンガンで脅されて販売ルートを全部話したので、見つかった覚醒剤は200錠から50錠へ減らされたそうだ。そして名前を挙げられ逃げている売人の一人が、うちで働いている他の従業員の前夫。私がタイへ来た頃は隣に住んでいた男だ。タイで覚醒剤関連で捕まると、刑罰は日本より重く、販売目的で量が多ければ死刑も有り得る。真面目に働けばいくらでも仕事があってお金になるのに、なぜそんな物に手を出すのか不思議でならない。
妻が従業員から聞いた話しだと、私が住む集落の若い人達はタバコを吸う感覚で覚醒剤へ手を出すそうだ。そして止められなくなる。近所にも常用者が住んでおり、農園へ興味があるのか、中を見せてくれと何度も来られて困った事がある。妻は怖くて出ないので私が相手にするしかないのだが、小売はしないから帰れと言っても、なんとかして敷地内へ入ろうとする。俺の家だから入るのは許さないと言っても帰らないので、とうとう私が武器を手にしてようやく逃げた。郊外の一軒家へ住むとこのような事もあるのだ。集落内で起きる空き巣や強盗も覚醒剤を買う金欲しさと言われている。
このヤーバーの密売現場を私は一度見た。場所はワタナ病院前の公衆電話。病院横のレストランへ持ち帰りのピザを注文し、調理を待つ間は車へ居たのだが、私の車の後ろへ乗用車が停まって運転手が公衆電話へ行くと、バイクが寄ってきて目付きのおかしい人がササッと周りを見回して電話BOXへ。そしてお金と交換に何やら手渡して、何もなかったように走り去った。それから数分後、病院へお見舞いへ来た人を乗せたバイクが、ちょうど電話BOXの所へ駐輪して待っていると、バイクへ二人乗りした警官が寄ってきて素早く動きを封じた。それから身体検査とバイクのチェックをしたが、当然何も出てこない。売人は逃げた後なのだ。次は私が調べられるかと、怪しい物は何も持って無くても少しドキドキしたが、私は調べられなかった。

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