わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

生徒(教わる人)の不平不満(その4)

2009-08-23 22:03:15 | 陶芸四方山話 (民藝、盆栽鉢、その他)
話前回に引き続き、生徒さん達の、思っている、不平不満について述べます。

 7) その他の不満

  ① 先生に盗作された。

    以前、数年在籍した、他の陶芸教室から、移って来た人がいました。

    その教室を止めた理由が、「先生に盗作された」、為との事です。

    話を聞いてみると、その教室で、毎年開催する、作陶展(発表会)が近ずくある日、教室に出ると、

    自分が作った作品と、同じ物が有ったそうです。

    形、大きさ共、瓜二つで、作者は先生との事でした。

    そこで、先生に盗作されたと思い、展示会に両作品が出品されれば、自分が先生の作品を、

    真似したと思われるはずだと思い、展示会前に、教室を止めたとの事です。

  ・ ここで、少し考えて見ましょう。実際に先生は盗作して、展示会に出品しようとしたのでしょうか?

    私の見方では、ある理由によって、同じ物を作らざるを、得なかったのだと思います。

    即ち、生徒さんの作品が、不注意により、誰かが、破損させてしまったのでは、ないかと思います。

    こんな場合、素直に事実を述べ、謝れば良いのですが、作り直す時間が無いとかの理由で、

    先生が内緒で、作り替える事で、対応しようとしたと、思われます。

    それが、たまたま出席した、本人に見つかってしまった、と言うのが実情では、ないでしょうか。

  ・ 内緒の話ですが、先生が、生徒の作品を、作り直して仕舞う場合も、有る様です。

  ・ 素焼前の、天日干し中に、急な雷雨で、作品が溶けてしまって、困り果て、急いで、先生が

    同じ作品を、作るハメに成った、と言う話を聞いた事が有ります。

  ・ 結婚式で両親に、陶器の「プレゼント」をしたい方が、増えています。

    (大抵は、陶芸体験で、作る方が多いです。) この場合、作品の失敗は、許せません。

    時間的余裕もない事が多いです。初心者は、確実に失敗なく出来上がると、思います。

    陶芸をある程度やられた方は、解かると思いますが、陶芸には、失敗がつき物です。

    窯から出して、初めて、上手く出来たかの評価が下せます。

    それ故、作品に「ひび」や「割れ」が出来ない様に、生徒さんが帰った後、

    点検、確認、場合により、補修する必要が有ります。

    「ひび」や「割れ」が出来て、補修では済まされない時は、先生が作り直す場合も生じます。

    (そっくり同じ様に作る事は、ある程度技術がないと、出来ませんが・・)

    それを、するかしないか(良いか、悪いか)は、判断の分かれる所です。

    但し、作り直した事が、絶対に「バレナイ」事が条件です。


以下 次回に続きます。

 陶芸の四方山話 盗作
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