前回に続き、轆轤の上達法について、お話します。
電動轆轤で、技術的に、難しい事柄は、幾つもありますが、その中に、作品が振れる(土が振れる)という
問題があります。振れが起こり易く成る場面は、作品の高さが、高くなるに従い、振れが大きく成る場合と、
大皿の様に、直径が大きくなる事により、発生する振れがあります。
(尚、轆轤技術が、未熟な人では、高さも、大きさも、さほど、大きくなくても、振れが発生する事も
有ります。)
1) 振れの原因
原因となる事柄は、多肢に渡ります。 列挙すると、以下の様な事柄に成ります。
① 土そのものが原因 ② 土の練り方の良し悪し ③ 土を轆轤に据える問題 ④ 水の使い方
⑤ 土殺しが不十分 ⑥ センターに穴を掘り込む際の問題 ⑦ 底を広げる際の問題
⑧ 肉厚のバラツキの問題 ⑨ 土を上に伸ばす際の問題 ⑩ 形を作る際の問題
⑪ 径を狭める時の問題 ⑫ 振れが発生した時の、対応(対策)の問題 ⑬ その他
即ち、轆轤作業の、全てに於いて、振れの原因が、存在します。
それ故、振れのない作品を、作れる様になる事は、その人の技術レベルを、測る物とも言えます。
一つづつ、説明して行きます。
(当然、「そんな事は、判っているよと」、言う方も、おられるでしょうが、参考にして頂ければ
有り難いです。)
① 土の問題
) 土の種類に拠っては、轆轤に向かない土もあります。特に伸ばすのが、困難な土もあります。
但し、一般に市販されている土は、轆轤挽きがし易い様に、調合されていますので、ほとんど、
問題ありません。特に、轆轤向きの土も、販売されています。
) 土の固さも、轆轤挽きに大きな影響を、与えます。特に軟らか過ぎる土は、直ぐに「ヘタリ」
思うように、言う事を聞いてくれません。大きな作品を作る際には、やや硬めの土を使う事です。
但し、硬めの土は、力不足の初心者にとっては、ある意味、取り扱い難い土とも、言えます。
) 次に述べる土練とも、関係しますが、土が均一の固さに、成っていない場合や、異物が混入して
いる場合などは、土の伸び方が、部分部分によって異なり、肉厚に差が出て、振れが発生します。
② 土の練り方の良し悪し
) 確実に、空気を抜く事、土の中に、空気が存在すると、肉厚を薄くするに従い、空気の存在が
判る様に成ります。空気がある所は、手に「コツコツ」と当たり、轆轤作業も、やり難いですし、
土もその部分が、十分伸びません。それ故、見つけ次第、剣先で切り裂き、空気を逃がします。
空気が逃げれば、その箇所は、凹みます。菊練りは、難しく、マスター出来ない方も、多いです。
) ①の)で述べた様に、全体の硬さを、均一に練る事です。練る回数を増やせば、均一化が
進みますが、練る前に、硬い土と軟らかい土を、交互に重ね合わせ、糸で二分し、更に重ね合わ
せる事を、10回以上糸で切れば、1000層以上になります。この状態で、土練すると早く
均一にする事が、出来ます。
③ 土を轆轤に据える問題
以下次回に続きます。
作品の振れ
電動轆轤で、技術的に、難しい事柄は、幾つもありますが、その中に、作品が振れる(土が振れる)という
問題があります。振れが起こり易く成る場面は、作品の高さが、高くなるに従い、振れが大きく成る場合と、
大皿の様に、直径が大きくなる事により、発生する振れがあります。
(尚、轆轤技術が、未熟な人では、高さも、大きさも、さほど、大きくなくても、振れが発生する事も
有ります。)
1) 振れの原因
原因となる事柄は、多肢に渡ります。 列挙すると、以下の様な事柄に成ります。
① 土そのものが原因 ② 土の練り方の良し悪し ③ 土を轆轤に据える問題 ④ 水の使い方
⑤ 土殺しが不十分 ⑥ センターに穴を掘り込む際の問題 ⑦ 底を広げる際の問題
⑧ 肉厚のバラツキの問題 ⑨ 土を上に伸ばす際の問題 ⑩ 形を作る際の問題
⑪ 径を狭める時の問題 ⑫ 振れが発生した時の、対応(対策)の問題 ⑬ その他
即ち、轆轤作業の、全てに於いて、振れの原因が、存在します。
それ故、振れのない作品を、作れる様になる事は、その人の技術レベルを、測る物とも言えます。
一つづつ、説明して行きます。
(当然、「そんな事は、判っているよと」、言う方も、おられるでしょうが、参考にして頂ければ
有り難いです。)
① 土の問題
) 土の種類に拠っては、轆轤に向かない土もあります。特に伸ばすのが、困難な土もあります。
但し、一般に市販されている土は、轆轤挽きがし易い様に、調合されていますので、ほとんど、
問題ありません。特に、轆轤向きの土も、販売されています。
) 土の固さも、轆轤挽きに大きな影響を、与えます。特に軟らか過ぎる土は、直ぐに「ヘタリ」
思うように、言う事を聞いてくれません。大きな作品を作る際には、やや硬めの土を使う事です。
但し、硬めの土は、力不足の初心者にとっては、ある意味、取り扱い難い土とも、言えます。
) 次に述べる土練とも、関係しますが、土が均一の固さに、成っていない場合や、異物が混入して
いる場合などは、土の伸び方が、部分部分によって異なり、肉厚に差が出て、振れが発生します。
② 土の練り方の良し悪し
) 確実に、空気を抜く事、土の中に、空気が存在すると、肉厚を薄くするに従い、空気の存在が
判る様に成ります。空気がある所は、手に「コツコツ」と当たり、轆轤作業も、やり難いですし、
土もその部分が、十分伸びません。それ故、見つけ次第、剣先で切り裂き、空気を逃がします。
空気が逃げれば、その箇所は、凹みます。菊練りは、難しく、マスター出来ない方も、多いです。
) ①の)で述べた様に、全体の硬さを、均一に練る事です。練る回数を増やせば、均一化が
進みますが、練る前に、硬い土と軟らかい土を、交互に重ね合わせ、糸で二分し、更に重ね合わ
せる事を、10回以上糸で切れば、1000層以上になります。この状態で、土練すると早く
均一にする事が、出来ます。
③ 土を轆轤に据える問題
以下次回に続きます。
作品の振れ
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