まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

WB⑤~⑧ 瑛太は恋する生徒会長

2006-10-15 | 日本のドラマ(連続)
 「ウォーターボーイズ」第5話から8話まで観ました。

☆八嶋、ほんと鬱陶しいなあ。顔も演技も、何だか卑しい感じがして仕方がない。話に関係ないし、出てこなくていいのに。
☆瑛太、片想い中
 仲間たちには、ツンツン。一転して、恋する花村さんには、デレデレ。瑛太のツンデレっぷりが、超可愛い
☆超おしゃれな瑛太
 私服姿の瑛太は、すげーおしゃれ!お堅い生徒会長の着る服じゃないよ。ノースリーブのシャツもタンクトップも、風呂上りの格好でさえ、めちゃくちゃファッショナブル。甥ダミアンに着せてみたい!
☆森山未來の親父
 未來くんに、シンクロを辞めるよう命じる県会議員のパパ。いまどき、こんな封建的な親父、いるのかなあ。その点、県会議員なんかより、はるかに大物な小泉元首相のほうが、リベラルで偉い!コータローは幸せ者です。
☆未來くんと瑛太の口論
 もう、この二人が主役です。山田?顔が濃いだけ!
☆バスで海へ向かうシンクロ同好会
 うしろから、瑛太の耳をいじって遊ぶ未來くん。私も瑛太の福耳、触りたい~!何か素敵なご利益がありそう。
 ここでもまた、瑛太の私服がオシャレ!どー見ても、ガリ勉少年じゃなく、ファッションモデルです。スタイルも良いなあ。
☆異常なまでに、シンクロ部を目の仇にする布施明教頭先生
 シクラメンのかほりに隠された、何か深い理由・怨恨でもあるのか?教えてオリヴィア・ハッセー!
☆ドアップになるシンクロメンバーたち
 瑛太以外は、ブサイクの集まりと思ってたけど、みんな見慣れたら、味があって可愛いく見えてきた。特に、未來くん。理解不可能&苦手だったはずの彼が、今では大好きに。
 でも、まったくダメなのが約一匹。山田、やっぱ顔がクドい...
☆シンクロ同好会の活動が、強制中止
 なぜ、ここまで妨害されるのか、理解できない。男のストリップならいざ知らず、シンクロぐらいいいじゃん。
 シンクロよりも、高校生が平気でゲイバーに出入りしてることのほうが、学校や教育委員会で問題視されるべきでは?
☆瑛太、勇気を出して初めての告白
 でも、涙の撃沈ありえな~い!花村さんが瑛太をフった理由が、山田が好きだから、というのが、moreあ・り・え・な~い!
 失恋のショックで、すっかりスネオくん状態な瑛太が、また可愛い
☆受験
 夏休みにも予備校に通ったり、受験生たちも、その保護者も、まさに生死を賭けた熱心さ。
 塾に行ったこともなく、推薦入試でサッサと進路を決めた私は、受験戦争なるものは未経験。もっと真剣に勉強しときゃ良かったかも...
☆未來くんに惚れる山田の妹
 やっぱ、おもろいよ、この小娘。ナイスなキャラです。
 水着姿を未來くんに可愛いと褒められ、態度が急変!超生意気なガキだったのに、未來くんに対しては優しく甘えん坊な恋する乙女に。でも、未來くん以外の男には、デブは黙ってろ!とか、どけ筋肉バカ!とか、相変わらずキツいのが笑えます。

 明日から、いよいよ月9ドラマ「のだめカンタービレ」がスタート!
 役作りのため、パンクな金髪にした瑛太。さてさて、どんなハジけたコメディ演技を披露してくれるでしょうか。楽しみ♪
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アラゴルンの秘密!荒ぶる本能

2006-10-12 | 北米映画 00~07
 不審な荷物が届いてるんだけど、と実家から連絡があったので、行ってみる。
 甥ダミアンに届いた、大きなダンボール箱。送り主は、講○社の少年マ※ジン編集部。はっとなる私。まさか、ちょっと前に、職場で拾った雑誌のアンケート葉書を、ダミアンの名を騙ってフザケ半分で出したのが、当たったのか!?興奮を抑えながら、箱を開けてみる。出来てきたのは、おしゃれなMDコンポ。
 ぎゃぼぼぼー(のだめ調)!!こんなビッグな懸賞当選、初めて!当たるもんなんですね。うれP~☆
 そりゃあ、宝くじ1億円!とか、海外旅行!とかに比べたら、ショボいかもしれない。それに、ホントはMDコンポよりも、PSPやノートパソコンが欲しかったのに!とも思わないでもない。でも、そんなコト言ったら、バチが当たります。
 何だか向こう10年分の運を使い果たしてしまったかのようで、当初の喜びは薄れ、返って憂鬱な気分に。MDコンポが、私にとっては最大級の幸運か... 
 否!もっと上物も、きっとGETできる!と、さもしくリベンジを誓う私です。
 
 「ヒストリー・オブ・バイオレンス」
 LOTRシリーズのアラゴルンこと、ヴィゴ・モーテンセン。ブレイクする前の彼は、E男すっぽんぽん研究会が常に注目している存在でした。
 「サイコ」では、冒頭からケツ丸出しでベッドから出てくる。「オーバー・ザ・ムーン」では、ダイアン・レインと生まれたままの姿で滝壺エッチ。「インディアン・ランナー」では、全身タトゥだらけ&秘部ぶ~らぶら激ヤバ全裸。痩せて見えるけど、脱いだらスゴいんですな、ムッチムチ(ムッキムキではないところが、エッチでセクシイ!)マッチョ。見事な脱ぎっぷりは、まさに大歓迎すべき露出魔。アラゴルンで人気スターになってからは、さすがにもう、そんなサービスはしないだろうな、と思ってたら、おやおや!やってくれるじゃんアラゴルン!
 妻子と、平穏で幸せな毎日を送っていた主人公。ある日、襲ってきた凶悪な強盗どもを、完膚なきまでに返り討ちにブチ殺してしまったことを機に、封印していた過去と本能が表面化してくる...
 変態デビット・クローネンバーグ監督らしい、異常な暴力と性の物語。過激なバイオレンスとセックスシーンに、眉をひそめてしまう。こーいうのが好きで興奮する人には、傑作なんでしょう。
 この映画のヴィゴは、まさに羊の皮を被った狼。キャラや環境が、ちょっとデビルマンを思い出させます。
 悪魔なのに、人間と生きることを選び、かつての仲間たちの襲撃に立ち向かうデビルマン。マフィア組織から抜けて、愛する家族との暮らしを脅かす元仲間たちに刃向かうヴィゴ。どちらも、静かに幸せに生きたいのに、生まれもった魔性が、それを許さない...
 こんなのアラゴルンじゃない!と、乙女なLOTRファンは嫌悪するかもしれません。眠らせていた狂暴性が覚醒して、自分や家族にちょっかい出してくる者どもを、鮮やかに残虐に血祭りに上げたり。奥さんを、階段でレイプまがいにファックしたり。出た!アラゴルンかつての得意技・ケツ出し!脱ぐシーンも多く、肉体は若い頃に比べると、さすがに緩んでますが、年にしては立派なカラダでしょう。ヴィゴの、人気スターになったからって、変に保守的にならない、リスキーな演技に挑戦する役者魂に敬服です。
 共演の名優二人が、さすがの存在感で、圧倒されます。
 エド・ハリスの崩壊顔面が、怖い。ウィリアム・ハート、かつての二枚目ぶりが嘘のような、キモすぎる怪演。二人ともチョイ役ですが、強烈です。
 もし自分の夫や恋人が、あんな過去と本性を隠してたら...受け入れることができるかなあ。難しいところです。愛があれば、何でもOK!ってわけにはいかないよなあ。
 
 
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おまけ憑きマンション

2006-10-11 | 中国・台湾・香港映画
 雑誌を読むと、必ず占いコーナーに目を走らせてしまいます。
 ★某女性誌 周囲との調和を第一に考えて慎重に!でないと思わぬ落とし穴が。
 ★某女性コミック誌 仕事でも何でも高みを目指して積極的に!でないとチャンスを逃すハメに。
 え~!?どっちを信じたらいいのですか?!
 滅多に観ない朝のワイドショーなのに、観た時は必ず、星占いや血液型占いが最悪の運勢なのはwhy!?
 占いなんて、誰が信じるか!と思いつつ、一喜一憂(ていうか、ほとんど喜はなく、憂ばっか!)してしまう私です...

 「私の中に誰かがいる」
 暴力夫から、幼い娘を連れて逃げるヒロイン。入居したマンションで、恐怖の怪奇現象が...
 私、この手の「リング」系ホラーは、ちっとも怖くないので、怪奇現象や化け物が出てくるたびに、ぷっと笑ってしまいました。ほんとに幽霊なのか?それともヒロインの妄想に過ぎないのか?途中から謎めいてきて、面白くなった。けどオチが安易すぎ...
 安い物件には、ほんと気をつけねば!ぜったい何かあるよ。でもまあ、劣悪な環境だったり、異常な住人がいるっていうのなら問題外だが、一家皆殺し事件とか一家心中があった部屋なので、10分の1の家賃でOK!なら、ちょっとキモいけど、私は契約しちゃうかも。そーいうところが、霊感もなく霊も信じてない者の強みでしょうか。
 ヒロイン役は、台湾版「花より男子」などで人気の、バービー・スー。彼女、可愛いけど、めちゃくちゃ薄幸顔。幽霊より不幸に憑かれてるって感じ。暴力亭主や怪奇現象に悩まされ追いつめられ、「シャイニング」のジャック・ニコルソンちっくに錯乱する姿が怖い。ルックスも役も、ちょっと「4人の食卓」のチョン・ジヒョンに似てる?ベランダから幼子を放り投げたり、似たようなシーンもあった。それにしても、高層マンションや団地のベランダって、怖い場所ですよね。
 この映画を観た最大の理由。言うまでもなく、我が愛しの華流王子リィウ・イエの出演作だから
   
 リィウくん、カッチョ良かったです。今まで見た中では、いちばん二枚目風。背、やっぱ高い~!足と睫毛が長くて素敵~!あの特徴ある口元が、可愛いんだよなあ。ヒロインを背後霊のように優しく見守る、謎の青年リィウくん。その正体は...
 出ずっぱりってわけでもなく、別にリィウくんじゃなくてもいいような、え???わけわからん?正体な役ですが、まあ彼に会えただけでヨシとしよう。暗くて悲しげな表情に、相変わらず胸キュンさせられる。それにしても...メイクさん、何とかならなかったの!?肌の荒れと汚さが目立って、可哀想だった。
 不動産屋のお兄さんが、不必要なまでにイケメン。バービーちゃんの娘役の子が、素朴で可愛かった。狂っていくママに振り回されて、すげー可哀想!
     
     ↑ 舞台「琥珀」のリィウくん。セクシイですね!日本でも公演して!
 
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隠し撮り!どっきりカメラの恐怖

2006-10-10 | フランス、ベルギー映画
 おほかたの秋をば憂しと知りにしを 
 ふり捨てがたき鈴虫の声
 
 最近、つきあい悪いね!と言われます。すまん。このところ、心に悩むことがあって、静かな場所で勤行などに明け暮れてるから...などと、わけのわからない答えを返す私です。
 上司の男性(47歳、独身 共産党の志位センセイ似)と、こないだブックストアのレジ前でバッタリ。彼が手にしていた「パタリロ!」と「NANA」最新巻には、見て見ぬフリをした私です...
 
 「隠された記憶」
 超怪作「ピアニスト」のミヒャエル・ハネケ監督が、カンヌ映画祭で監督賞を受賞した、深層心理サスペンス。
 人気キャスターの自宅に届く、謎のビデオテープと不気味な絵...
 心理サスペンスといっても、どうせハリウッド映画や日本の2時間ドラマとは違う、ワケワカメ系だろうなあ。ハネケ監督だし...と覚悟して鑑賞。そのせいか、思ってたより難解でも退屈でもなかったことに、安心&ちょっと拍子抜け。
 といっても、やっぱワケわからん!な内容と展開です。え?何?何なの?は?あれ?何?どーいうこと?あれ?はあ!?という疑問符に、最後まで引っ張られるって感じ?気をもたせ引っ張るだけ引っ張っておきながら、何じゃそりゃー!?な、謎が解けないままなラストに、目がテンになります。
 犯人は、いったい誰だったの!?動機は!?
 世界が震撼する衝撃のラストシーン!って、はあ!?どこが!?
 意味があるような、ないような、思わせぶりなシーンにも???!?
 まったく真相が解からなかったのは、私の頭が悪いせいでしょうか。解ける人には解ける謎なのでしょうか。観客の想像に任せるなんて言わず、すっきり&はっきりしてよハネケ監督!バカは観ずともよい!とでも言いたげな監督の、意地悪で傲慢な手法に、お手上げ!
 やっぱサスペンスは、最後に犯人が銃で撃たれたり、崖の上で告白する系がいいです。
 謎は謎のままなのが、ドリルの答えを教えてもらえずにいるようなもどかしさですが...淡々としながらも、何だろう?どういうことだろう?と気にさせる展開は、集中力を要して目が離せないし、充満する静かな不気味さが、面白いです。
 あんなビデオ&絵を送りつけられたら、ほんと気持ち悪いだろうなあ。着替えや浮気現場を盗撮した内容のほうが、まだ意味が解かって対処のしようがある。あの絵も、幼稚さが返って、き○がいっぽくて怖い...
 主演のダニエル・オートゥイユ&ジュリエット・ビノシュは、パトリス・ルコント監督の「サン・ピエールの生命」以来の競演?
 オートゥイユは、個性強烈で味のある俳優だとは思うけど、彼とジェラドパだけは、お願いだから脱がないでー!!
 久々に見たJBさん。顔は、あんまし昔と変わってないけど、体型はオバさんになったなあ。腰まわりの肉付きが...
JB『ニコールやナタリー・ポートマンが、ハネケ監督の映画に出たがってるって?うふふ。ごめんなさいね。彼は、私のほうがいいみたい。キレイなだけじゃ、ダメってことかしら。死んだキエシロフスキ監督も、キミじゃないとダメとか言ってたっけ。そうそう、またミンゲラ監督やハルストレム監督からもオファーが(携帯が鳴る)もしもし?あらブノワ。いい子で留守番してる?レンタルDVD返却しといてくれた?私、今夜も撮影とパーティで帰れないから。子供の世話、よろしく!チャオ♪』
 な~んて、常に我が道を往く、余裕と自信ありげなJBが好きです。
 
 
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モンスターvsダメ家族

2006-10-09 | 韓国映画
 ああ~また、抱えなくてもいいようなストレスを、自ら抱え込んでしまった。
 オンラインDVDレンタル。これが結構、クセものなのです。
 月2000円ぶんの元は取らねば!レンタル店にない最新作をgetせねば!と、持ち前の貧乏性&貪欲さを煽られて、必要以上に借りたり、争奪に血道をあげたり。借りられなかったら、悔しさがストレスに。または、観る時間もないのに借りてしまったら、しんどいけど観なきゃ...とストレスに。
 もっと上手に、余裕をもって利用しないと。楽しいはずの映画鑑賞が、苦痛になっては、どーしようもありません。

 「グエムル 漢江の怪物」
 恥ずかしながら、この映画のタイトルを、ずっとグムエルだと思い込んでました。LOTRのアラゴルンも、私の中では長い間アラルゴンだったっけ...
 噂通り、面白かった!何とか無理やり時間を作って、仕事帰りのクタクタな最悪のコンディションで観たのですが、まったく眠気を誘われませんでした。フツーの映画だったら、百発百中で爆睡してたでしょう。
 ソウルを流れる川・ハンガン。その河川敷に、突如として出現した怪物と、怪物に娘を攫われた一家の死闘!
 子供の頃から怪獣ものが好きで、いっとき流行った巨大生物のパニックものも、バカバカしい!と思いつつ、よく観てた私。どれもありきたりで、そのワンパターンが楽しいのですが、このグエムルは、かなり独特。それは、怪獣そのものよりも、主役の一家の個性や奮闘ぶりの面白さと、根底にあるシニカルな社会風刺が効いているからでしょう。
 まず、主役の一家の情けないダメダメぶりが笑えます。
 家長は、しがない駄菓子屋の爺さん。長男は、女房にも逃げられ店番もロクにできない、ちょっとオツムの弱い中年おやぢ。次男は、大学を出ても無職の飲んだくれプータロー。長女は、アーチェリーでメダルを獲るほどだが、かなり変人。そんな冴えない家族にとって、長男の可愛い娘だけが、明るい星のような存在。その愛する娘を怪物から奪還すべく、ダメ一家が憤然と闘いを挑む!
 んだけど、もともとダメダメ人間の集まりなので、怪獣映画のヒーローみたいに、カッコよく闘えるはずもない。その要領の悪さ&ドヂぶりが滑稽だけど、どんなに頑張っても、必死になればなるほど、浮き彫りになる小市民の無力さが悲壮で、だんだん笑えなくなる。しかしながら、無力でも、守るべき救うべき愛する者がいる人間は、こんなにも勇敢になれるのか、と感動します。喜劇と悲劇が錯綜する展開に、観客は笑ったりシュンとさせられたり...
 とんでもない緊急事態なのに、パニックになりつつも、どこか深刻さに欠けている国民の姿も、滑稽です。特に、怪物が初登場した河川敷のシーンが可笑しかった。河の中を異様な巨大生物が泳いでるのに、別に怖がりもせず、鯉にエサでもやるかのように、食べ物を河に投げる人々の暢気さときたら!あと、怪物に襲われて死んだ人々の合同葬儀会場で、悲しみに暮れる遺族に、駐車違反ですよ~!と係員が注意したり。おいおい!どこか変だよ韓国人!
 環境汚染や反米感情(日本じゃなくて、ちょっと安堵)など、社会問題を皮肉った内容も、ブラックです。でも、韓国人じゃないと理解・共感できない部分も、多々あるのかな?
 一家を演じた俳優たちは、みんな好演!
 アホな長男ソン・ガンホ。下手な役者なら、イライラするようなキャラになるところですが、彼のピュアかつ迫真の演技によって、圧倒&魅了されるほど、愛しく悲しい男に。
 TVドラマ「1%の奇跡」のハラボジが、財閥主から一転して、貧乏一家の爺さんに。悲しいほど息子に愛情深い父親を、味わい深く演じていて、ホロリとさせます。
 
 
 
 
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オグリンは名探偵☆

2006-10-08 | 日本のドラマ(単発)
 ♪謎めくあなたの愛を手に入れるもの
  踊るライト見つめて忘れない
  Ahh 謎が解けてゆく 

 小松未歩の「謎」は、今もカラオケのmyオハコ。甥ダミアンが小さい頃は、月曜日の夜は必ず「名探偵コナン」を観ながら夕食を取っていました。みんなでツッコミを入れながらの、楽しい晩餐...
 ダミアンが大きくなってからは、すっかり遠ざかってしまい、もうさすがにコナンの正体もバレ、黒い組織も壊滅して、元の新一に戻ってランちゃんと結ばれたかしらん?と思ってたら、あらら。まだやってるじゃん!いつまで&どこまで引っ張るの?!
 そんな、永遠に同じことをリピートしてそうな、サザエさん状態のコナンが、何と!実写版に!
 金田一少年と違って、実写化は不可能なのでは?と小首を傾げてたら、小さくなる前の、工藤新一の活躍を焦点を当てた内容だって。あはは、そーきたか!
 で、工藤新一は誰が演じるのか?歴代の金田一少年は、まるで私に観るな!と言わんばかりのメンツだったし(近畿の顔丸、松じゅん、亀ムシ!ううう)。
 またヘンなジャニタレ?ヤメテー!!という憤激の絶叫かと思いきや。起用されたのは、何と小栗旬!きゃー!ヤッター!という黄色いミーハーの絶叫!
 小栗旬。正月ドラマ「大化の改新」では、中大兄皇子。大河ドラマ「義経」では、梶原景李。NHKの時代劇で、その主役も霞む爽・凛・清な若者ぶりに、私はすっかりメロリンキューああオグリン~!抱いて~!状態に。
 でも。後に観た数本の映画や民放のTVドラマのオグリンは、あわわ。時代劇では、あんなに素敵だったのに、何だかホストみたいな風貌。こんなの、オグリンじゃない~!
 現代劇のオグリンは、ちょっと...コナン実写版もどーなんだろう?と、いざ観るまでは、不安を払拭できないままでしたが...
 おお。悪くないじゃん、オグリンの工藤新一。クールで頭良さそうで、颯爽としていて。どー見ても頭悪そうな歴代金田一少年よりは、はるかにスマート!高校生にしては、さすがに大人っぽすぎるが、でもまあ、もっと老けた高校生いるし、ぜんぜん無問題よ!ブレザーも、違和感なし!
 やっぱオグリン、カッチョE~!背が高いなあ。「義経」では、チビなはずのタッキーと一緒のシーンでも、そんなに身長差は感じなかったけど。うまく画面処理してたのかな?
 オグリン、瞳が美しい!それに、声もキレイ。角度によってはヘンな顔に見えるのも、美男すぎなくて好感。でも、茶髪はヤメテ...
 で。オグリンの名探偵ぶりを楽しみながら、アニメのように楽しくツッコんじゃおう!と、張り切って観てたのですが...
 はぁ...(ため息)。ドラマじゃないよ、これ。アニメのパロディコントじゃん。
 アニメなら笑って楽しめても、ドラマだとバカバカしくて、ツッコむ気にもなれない。
 ふざけすぎの西村雅彦as目暮警部。オーバーな陣内孝則as毛利小五郎。二人とも、ち・が・う~!120%違和感!芸達者な役者だと、返ってヤリすぎて鬱陶しくなる。
 脂っこいベッキー。マリンルックが可愛くて笑える西村和彦は、オグリンに色目!?懐かしの「同窓会」なモーホーちっく和彦なのだった。
 しかし何つっても、いちばんのガンだったのが、ランちゃん役の子。
 何なの、この娘!?確かに、すごく可愛い。ほんと、可憐な乙女って感じ。男に、守ってやりたいと思わせそうなタイプだ。でも、ランちゃんって、そんなキャラじゃないでしょ!
 しんいちぃ~と、舌足らずなフニャフニャ声&上目づかいのウルウル目。うわぁ。殴りたくなってきた。その甘えん坊な可愛い子ブリッコ、やめろ!四六時中、新一について回って、可愛らしく好きな男を監視&独占状態。ウザ!殺したくなってきた。
 アニメのランちゃんは、推理には役に立たないけど、悪者を叩きのめす武闘派な頼もしさがある。でも、このドラマのランちゃんは、ただもう新一にくっついてるだけ。しかも、新一の足も引っ張る役立たず&邪魔者ぶりに、ムカ&イラ!犯人さん、早く殺して下さい。
 って、単に私、やっかんでるだけ?モー娘の誰かと別れたらしいオグリン、まさかこの小娘と!?と疑いたくなるほど、演技とは思えぬ優しい彼氏ぶり。こんな可愛い娘にモーションかけられたら、フツーの男ならコロっとなるよなあ。
 「里見八犬伝」といい「レガッタ」といい。最近の若い女優、いや、女優なんて呼べない、若い女子は、ほんとヒドい。学芸会以下です。まあ、若い男子も学芸会以下だが、男は許す♪
 で、とても真剣に観られたものじゃないドラマの内容。犯人も、すぐに分かったし。アニメもそうですが、犯行トリックよりも、動機がワンパターンで笑えるんだよなあ。99%、兄の復讐よ!とか、恋人の仇だ!だし。それに、私が犯人だったら、あの程度の推理で、簡単に自白なんかしません。そんなん証拠になるか!とシラを切り通すでしょう。
 ひどい脚本だなあ、と呆れてたら、竹野内豊&チェジウの大コケドラマ「輪舞曲」と同じ脚本家だった。納得。
 名探偵オグリンは、もうこれが最初で最後でOK!
       
 ↓いちばん好きなキャラは、新一のライバルで親友の、西の高校生探偵・服部くん
     
 彼氏にするなら、スカしてるけど童貞っぽい新一より、オチャラケてるけど経験豊かそうな服部くんです。
   
 
 
 
 
 
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遺された罪業

2006-10-06 | その他のヨーロッパ映画
 こないだ久々に、カラオケに行きました。
 秋のせいでしょうか。みんな、湿っぽい失恋ソングとか、悲しい歌ばっか!おめーら若いくせに、辛気くせーんだよ!マイク、貸せ!わしの絶唱を、とくと聞くがいい!
 もう逢えないかもしれない~♪
 別れましょう私から 消えましょうあなたから~♪
 あふれた涙は It's only love~♪
 もっと酔うほどに飲んで あの人を忘れたいから~♪
 って、いちばん辛気臭い歌を歌うのは、私なのでした…

 「MY FATHER 死の天使 アウシュヴィッツ収容所人体実験医師」
 何だか長くてオドロオドロしいサブタイトル。残酷な猟奇的映画?と勘違いされそうですが…中身は、とてもシリアスで悲しいドラマです。
 “死の天使”と恐れられた、悪名高きナチスの医師ヨゼフ・メンゲレ。戦後、南米に逃亡し各地を転々としながら、逮捕されることなく生きながらえたとか。突然の事故死も、実は偽装では?どこかで生きてるのでは?と噂されたり。とにかく、常人には計り知れぬ、重い暗い闇を抱えた死神博士って感じです。
 メンゲレの息子ヘルマンは、潜伏生活をしている父に会うため、灼熱のブラジルにやって来るが…
 とにかく、ヘルマンが可哀想!子供の時から、悪魔の息子!と人々に忌み嫌われ蔑まれ苛められ、大人になってからも、収容所の生存者たちから責められ、攻撃される。ヘルマンには、何の罪もないのに。父親の罪が、息子にまで一生背負わなければならない十字架になるなんて、理不尽で残酷です。
 凶悪犯罪って。時に、被害者の遺族以上に、加害者の家族のほうが哀れに思える場合もある。酒鬼薔薇少年の幼い兄弟とか、宮崎勤の妹とか。本当に可哀想です。兄のせいで、生き地獄に堕とされてしまったことでしょう。
 父へ恨みつらみを抱えながら、でも理解したい、改心させて罪を贖わせたい、と願い行動するヘルマンの姿が、涙ぐましく切ない。でも悲劇は、思っていた以上に根深かった…この映画のメンゲレは、自分が悪いことをしたとは、ぜんぜん思ってないし!むしろ、誇らしく正しいことをしたと信じているし!
 ヘルマンとメンゲレの間にある、思想や世代の価値観の、絶望的なまでな隔たりに、暗澹とさせられます。
 ヘルマンが、どんなに激しく責めても、常に淡々と冷静に、でも絶対自分の信念を曲げず押し通すメンゲレ。壮絶な修羅場をくぐってきた怪人だけあって、若いヘルマンでは到底、太刀打ちできない。逆に、自信と確信に満ちた、悪魔な自説を父親に聞かされ、え?そうかもしれない?と、あやうく洗脳されそうになるヘルマンに、ハラハラさせされます。

 ヘルマン役は、我が愛しのトーマス・クレッチマン。父の重すぎる存在に苦しむ息子を、熱っぽく演じていました。トーマスが出ずっぱり&バリバリの主役映画は、なかなか観られないので、彼のファンは絶対に必見です。
 相変わらず、クールだけど優しそうな男前トーマス。ナチスものだけど、今回はナチスじゃないし軍服も着てない彼です。せっかくの肉体美も封印してましたが、Tシャツ姿でもマッチョぶりが顕著で、セクシイです。

 メンゲレ役には、かつての大スター、チャールトン・ヘストン。齢80を越えての出演。お爺さんだけど、カクシャクとしていて、威厳があって、ヘルマンでなくても圧倒されてしまう魁偉さ。トーマスって、こんなに小さかったっけ!?と驚くほど、ヘストン老の堂々とした立派な体躯。でも、悪魔の医師とは思えないほど、情味のあるキャラ。そこに、ヘルマンと観客は惑わされます。
 ヘルマンに婚約者の写真を見せてもらい、心から祝福する優しいメンゲレの口から出てくる、とんでもない台詞!喜びも一瞬で冷まされ、思わず父親の首を絞めてしまうヘルマン。恐ろしい信念を滔々と話す父親に、も、もうやめてくれ~!!と耳を塞ぎ、のたうち回るヘルマン。哀れすぎ...
 人間と人間の間には、例え同じ血を分け合っていても、決して埋められない深い暗い隔たりがある…そんな悲しい感慨を与えてくれる映画です。
 ちょっと斬新なカメラワークとか、ミステリータッチなメンゲレの生死など、エンターテイメントな映画でもあると思います。

 
 
 
 
 
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秘密①~④ 惜しみなく奪う!

2006-10-05 | 韓国のドラマ
 ちょっと今さら感がありますが、「秘密」を観始めました。

☆笑撃!リュ・シウォンasジュノが...
 噂には聞いていたので覚悟はしてたけど、あわわ。髪型もファッションも、スゴいです。ダサいとかイケてないとか、もうそーいうレベルじゃない。ある意味、誰にも真似ができない、アヴァンギャルトなセンスかも。スーツの腕をまくってる男って、今も昔も私、実際には見たことないんだけど...
 それに、太ってる?首や顎が、段々になってるよ。キム・ハヌルの後輩が、彼ってハンサムですね!と惚れ惚れしたり、ハ・ジウォンまで一目惚れする役なんだけど...
 ぶっちゃけ、「美しき日々」も、シウォンくんに慣れるまで、かなり時間がかかった。日本の歌番組やバラエティの彼は、確かに同一人物ながら、別人のように可愛く見えるのに。日本のスタイリストの成せるワザ?
 my sister M子に見せたら、シウォンくんファンに暗殺されかねない悪口雑言を吐くこと確実なので、今回は一緒に観ないことに...
 このドラマのシウォンくんの見た目に関しては、これ以上は言及しません。ツッコめば、キリがないだろうし。
☆ハ・ジウォンasジウン 
 キター!!見るからに、性悪&フテブテしい面構え!
 トイレで煙草スパスパ。髪型髪色といい、ケバい服といい、どー見ても積み木くずしなヤンキーです。
 トンでもないホラ吹き娘ぶりが笑える。すぐバレる嘘の稚拙さが、何だか憎めません。バレたら居直って逆ギレ!も笑える。
☆パク・ヨンハ?
 ジウンを捨てる、のっぺりした白塗りメイクのボンボン。キレたジウンにバカにされ、彼女にコップの水をぶっかける大人げないこの男、どっかで見たことあるなあ、と思ったら、パクヨンハだった。
☆ヤンミミ(orテ・ミラ)
 待ってました!今回も目立つことにかけては、ひとり勝ち。でも、良い人の役か...ヤンミミな怪しい策動も、テ・ミラな狂乱ヒステリーも、なさそう。ちょっと物足りないなあ。
☆チョ室長
 いい男なのか、そうでないのか、ビミョーな顔だよなあ。元野球選手で、誰か似た男がいたような。再逮捕された、某ハレンチ痴漢教授にも似てる?
☆キム・ハヌルasヒジョンが働く洋服店 
 ソウルのファッションビル。日本では考えられないほど、庶民的です。ゆえに、あまり購買意欲が沸きません。
☆ビンタ合戦!ジウンvsチョ室長
 ジウォンちゃんといえば、やっぱこれですよ!ビンタされて、キっと相手を睨む、その鋭い目線が好き~♪by椎名林檎
☆ジュノにデートに誘われるヒジョン
 おめかしして、それかよ!?どう見ても、仕事中の事務員です。清楚というか、ひたすら地味。とてもデザイナー志願の女の子とは思えません。
☆雨の中、ジュノとジウンのキスを目撃するヒジョン
 ガーン!雨に濡れたキム・ハヌルの顔が、「霊 リョン」の彼女とダブって、笑!
☆外食するヒジョン&ジウン
 奢るというジウンに、こんな高い店で...と怖気づくヒジョン。どう見ても、フツーのファミレスなんだけど...
☆独り寂しく屋台でおでんを食べるヒジョン
 韓国は高い料理よりも、屋台の食べ物のほうが美味しそうに見える。
☆1%のハラボジ!
 ヒジョン親父の友人。あ!「1%の奇跡」のハラボジじゃん!財閥主だろうが庶民だろうが、不変の味わいが素敵。
☆ヤンミミの会社にコネ入社するジウン
 すごい格好してるなあ。朝じゃなくて、それは夜の出勤ファッションだよ。お水といっても、銀座じゃなくて、新宿・池袋系の店。
☆ジウン、ヒジョンのファッションスケッチ盗む
 が、チョ室長には一発でバレて、パクリはやめろと侮蔑のシッペ返し!
 嘘つき泥棒娘なジウンですが、すべて場当たり的&衝動的。他人を傷つけたいという悪意とか計算高い狡さとかは、ほとんどない。自分の思い通りになってる時は、めちゃくちゃ気前がいいし、人懐っこいし。イヤな女と思うより、可愛いコだな、と微笑ましくなることのほうが、多いような。あくまで、今のところは、ですが。
☆元夫を、物乞い扱いするヤンミミ
 これでマンションでも買って、と小切手を切るヤンミミ。私もやってみたい!
☆妹の彼氏を殴るチョ室長
 彼氏、いかにもスケコマシなチンピラやホスト風じゃなくて、フツーの爽やかな男の子なのに。それに、結構イケメンじゃん!今後も出てくるかな?
☆大量の服を路上で叩き売るヒジョン&ジュノ
 ジウンの嫌がらせで(ヒジョンがジュノとイチャイチャするから、カっとなってつい。ひどいけど、姉を陥れたいとか不幸にしたいとか、そーいう悪意じゃないところが、憎めない)、納入できなくなった服を仕方なく路上バーゲンセール。あまり売れない。売れないよなあ、あんなダサい服...

①~④総括 
 ファッション業界の話にしては、みんな趣味が???ナンダカンダで、やっぱ日本のほうが、おしゃれだよなあ。
 このドラマ、むかし読んだ少女漫画「伯爵令嬢」に、ちょっと設定が似てる。
 ヒロインの代わりに、まんまと伯爵家に引き取られたスリの娘が、伯爵令嬢の地位を死守するため、邪魔なヒロインや自分の素性を知る者を、徹底的に排除しようとする内容。優しく誰からも愛される娘と、邪悪で強欲な娘の対照的な描き方が、共通してます。
 殺人も辞さない性悪凶悪狡猾なスリ娘だけど、自分を本当の娘だと信じきっている優しい伯爵夫人には、今まで知らなかった愛を抱いて慕う。お母様は私のもの!絶対渡さない!と、ますますヒロインに敵愾心と憎悪を向ける...
 ジウンも、そんな感じっぽいですよね。金も大事だけど、それ以上に、せっかく手に入れた母親の愛を失いたくない!そんなジウンの涙ぐましい必死さを、応援していこうと思います。
コメント (5)
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少年ソドム

2006-10-04 | 日本映画
 いつも利用するレンタル店の、あまりにも劣悪な品揃えに、もう我慢できなくなりました。 
 「ある子供」「うつせみ」「美しき運命の傷痕」など話題になった佳作も、韓流ファンの間でセンセーションを巻き起こしたドラマ「ごめん、愛してる」も、ない!そして、いっこうに入荷の気配もない。あ、ありえな~い!
 黙って諦めるしかないのか...と独り嘆いていた私に、会社の後輩が、ならオンラインレンタルを利用してみたら?との助言が。
 オンラインレンタル?ネットで借りるってヤツ?さっそく調べてみると、おお!観たいけど観られないままだった映画やドラマが、いっぱいあるじゃん!しかも、月2000円ちょっとで、借り放題!?あまり深く考えず、飛びついた私。
 だが。あとになって、そうオイシいものじゃないと気づく。
 借り放題といっても、1回につき2枚だけ。しかも、返却しないと次が借りられない。そして、観たい新作や人気作は、いつも貸し出し中状態で、よほど運とタイミングが良くないと、レンタル不可能らしい。
 さっそく初めてレンタルしてみたが、3日経ってもまだ届いてない。返却にも同じくらいかかるとして、どんなに頑張っても月に借りられる枚数は、かなり限られてます。ほんと、悪どいまでに巧くできてるシステムだ。
 あ、甘かった~!でもまあ、レンタル店にない作品が観られるので、ヨシとするか...
 
 「コンクリート」
 日本の少年犯罪史上、最悪最凶の事件“女子高生コンクリート詰め殺人事件”。日本中を震撼とさせた、未成年による残虐極まりない犯罪が、映画に...
 正直、なぜ映像化する必要があるの!?と思った。でも...被害者遺族の気持ちを考えると、単なる好奇心で観てはいけないような罪悪感を覚えながらも、怖いもの観たさに負けてしまいました。
 感想は...観るんじゃなかった。この一言。ひどい!
 実在した凶悪犯罪者の、異常心理や葛藤、人生を描いた映画や小説の中には、名作と呼べるものも幾つかあります。でも、これは...何が描きたかったの!?単なる残虐でエロいVシネマじゃん!女子高生が監禁されて、陵辱と暴力の限りを尽くされて虐殺されるのを、タレ流してるだけ。観ていて不快感のあまり、吐き気が。
 女子高生の性器に、いろんな異物を少年たちが面白半分に挿入するシーンが、延々と。さすがに早送りしました。
 製作した意図が、レイプとか監禁ものAVが好きな人を悦ばせるため、としか思えない。これじゃあ、被害者も浮かばれない。遺族のことを考えると、本当に申し訳なくて、自己嫌悪に。こんな映画を観て、ごめんなさい...
 加害者も哀れな被害者だった、なんて描き方はしてなかったことだけが、ちょっと救いでした。
 主犯少年役の高岡蒼祐(ちょっと前に、言動が反日的だ!とバッシングされたり、宮崎あおいとフライデーされたり。若いのに、なかなかのスキャンダリスト!)は、妻武器を暗くガラ悪にした感じの、なかなかのイケメンだけど、なんでこんな役を...絶対、キャリアの過去恥部になると思う。
 犯人たちは今...
 主犯少年は、懲役20年で今も収監中。数年後には、出所。
 従犯少年たちは、全員出所。その中の一人が、また暴力事件を起こして逮捕されたことは、記憶に新しい。
 捕まった少年たち以外にも、レイプに加担したり、それを知っていた少年も、たくさんいたとか。いったい、どんな気持ちで日々を生きてるんだろう。何とも思ってなさそうなのが、怖いです。
 こんな奴ら、人間じゃなので人権なんかないよ。即刻、死刑にしてほしい。こんな獣、狂犬を野放しにするなんて、危険すぎる!存在してはいけない生物なので、淘汰されるべき。こいつらと、山口母子殺人の鬼畜ガキと、広島幼女殺人の鬼畜ペルー人は、ゴルゴ13雇って皆殺しにしたいです。
 事件が起きた足立区は、東京のアパッチ砦という異名があるとか?東京に住むなら、足立区だけはやめておけ!と、誰かに言われたことがあります。
コメント (3)
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愛は奇跡を信じる力よ

2006-10-02 | 北米映画 80s~90s
 ああ~また、その日は今年もやって来る...
 明日10月3日は、悲しみのmy birthday...もう、ちっとも嬉しくありません。また、無為に年を重ねてしまうだけ。もちろん、何の予定もありません。涙。
 また独りぼっちで年をとる私。同情するなら金をくれ、じゃない、優しい言葉をくれ~!!

 「ロレンツォのオイル/命の詩」
 難病、闘病ものは苦手な私ですが、これは感動を押し売るベタベタメソメソした御涙ちょうだいものではありませんでした。
 副腎白質ジストロフィ(ADL)という難病に犯されてしまった、少年ロレンツォ。医者も匙を投げるしかない不治の病から息子を救うべく、両親は自分たちで病を治そうとする...
 こんな恐ろしい病気があったなんて、知りませんでした。利発で可愛いロレンツォが、無残な病身に変貌していくのが、本当に痛ましい。両親でなくとも、何とかしてあげて!何とかせねば!と思う。いたいけな子供が苦しむ姿ほど、見ていて辛いものはありません。ロレンツォ役の子役が、とても真に迫っていて、演技とは思えないほど。きれいなまま可愛いままな韓国ドラマの白血病ヒロインとは、大違いです。
 でも決して、可哀想に!と涙を誘う内容ではない。とにかく、ロレンツォの両親の苦闘&奮闘が、圧巻!
 もう、医者や病院なんかに任せてられない!と、長い辛い苦難と試行錯誤を経て、自分たちで特効薬を開発してしまう彼ら。まさに、妄執にも似た一念による奇跡です。
 素人なのに医者や科学者も顔負けな知性もですが、それ以上に、どんな絶望的な状況でも、絶対に諦めない不撓不屈さが、この両親のスゴいところ。私が親なら、自分の子供があんなに苦しんでたら、いっそ楽にしてあげたい、死なせてあげたい、と願うでしょう。でもロレンツォの両親を見てると、それは優しさなどではなく、単なる弱さなのかな、と思えた。
 もうダメだよという周りの声にも耳を傾けず、息子を助けるという意志と、息子は助かるという希望を、一瞬たりとも曲げない捨てない両親の姿は、時に他人にも、ロレンツォに対しても厳しく、情け容赦がない。甘ったるい優しさや、中途半端な思いやりを捨て切った両親の愛が、凄絶だけど崇高です。
 特に、オスカーにノミネートされたのも納得な、母親役のスーザン・サランドンが強烈!まさに、愛のために鬼女と化してます。イジウジ嘆いて涙を流してるシーンなど、まったくない。泣くヒマなど、私にはない!とばかりに、寝食を忘れて看病と研究に埋没する姿は、背中からメラメラと立つ焔が見えてきそうな迫力。ちょっとでもロレンツォの回復を疑うようなことでも言おうものなら、大変!医者も看護婦も友人も家族でさえ、敵と見なされ攻撃対象に。もう、女でもなく妻でもなく、まさに母の権化。母親って、ほんと悲しく強い気高い生き物だ。
 それにしても。ロレンツォの両親が、もし映画のように教養があって社会的ステイタスのある立派な夫婦ではなく、無教養で貧乏な夫婦だったら...特効薬も発見されるとはなかっただろうなあ。
 
コメント (7)
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