「女性上位時代」
二十歳で未亡人になったミミは、亡き夫が変態セックスを楽しんでいた隠れ家を発見する。触発されたミミは、奔放に貪欲に性の探求を始めるが…
かつてイタリア映画が得意としてた、艶笑喜劇映画です。エロとかセクシーとかではなく、エッチな映画です。エッチって言葉、何だか懐かしくほのぼのした響きがありますよね~。セックスコメディなのですが、濡れ場はほとんどなし。卑猥さとか淫靡さとかは全然ないです。終始あっけらかんと明るい。ミミが男たちを誘惑、パックンチョしまくる、それだけ、な内容はかなりノーテンキです。それにしてもミミ、肉食すぎ!ぶっちゃけトンでもない淫乱娘なのですが、セックスもまるでスウィーツ食べてる感覚。ドロドロした性欲にかられてではなく、男を弄びたいとか傷つけたいとかいった黒い悪意とかもなく、性とはどんなものかしら?みたいな探求心しかないところが、性に潔癖な人が見ても気持ち悪くないヒロインです。私も若くて美人でお金とヒマがあったら、ミミみたいに性なる冒険してみたいものです(笑)。
ミミ役のカトリーヌ・スパークが可愛いです。軽やかに大胆なのがいいですね~。最近のエクササイズしすぎでロボットみたいな女優と違い、ムチムチした白い柔肌が私の目にも眩しかった。脱ぎっぷりもよかったけど、全然イヤらしくないです。ノーテンキだけどおバカっぽくはなく、クールでアンニュイなところがフランス女優っぽかったです。フツーにセクシーなアメリカ女優とかだと、下品なエロコメディになっていたかも。カトリーヌ・スパーク、お嬢さま役に違和感がない。実際にも、ベルギーきっての名家出身なんだとか。道理で!
お話そのものよりも、60年代のムードやファッション、音楽が良かったです。ミミのとっかえひっかえファッションショーが楽しい!ちょっと着る人を選ぶ個性的すぎる、でも可愛い服ばかりでした。特に好きなのは、冒頭の葬式シーンで着てた喪服。不謹慎なほどキュートでした。亡夫の隠れ家のインテリアとかも面白かった。夫が遺した変態SMフィルムも笑えた。
ミミが最後にモーションかける医者役、ジャン・ルイ・トランティニャンが、わ、若い!男前!
後半になってやっと登場するジャン・ルイ・トランティニャン。「男と女」と「Z」の中間の出演作。当時38歳ぐらい?いや~カッコいいですね~。38歳つったら、キムタクとか中居より年下ですよ~。38歳ですでにいぶし銀の渋さが。クールでシャープな男らしさがトレビアン。ちょっとガイ・ピアースに似て見えた。ガイピーをもっと神経質に硬派にした感じ?小柄なのがちょっと可愛かったり。ミミに翻弄されてるようでいて、実は彼女を手のひらの上で転がしてる、いつの間にかさりげなく自分のものにしてしまう大人の男の度量、余裕がカッコよかった!フツーならドン引きするようなことミミにされても、それが何だよ?みたいにサラっと受け止めてしまい、返ってミミをギャフンと言わせるところが爽快でした。あれじゃあ、ミミじゃなくても惚れるわ!ジャン・ルイ・トランティニャンがコメディって珍しいけど、彼自身はそんなにコメディ演技してません。いたって真面目なところが笑えて可愛いけど。ミミのお尻ペンペンしたり、ミミにお馬さんにされたり、ソフトに変態なシーンも微笑ましかったです。イタリア語だったけど、あれは吹き替えなのかしらん?
↑ジャン・ルイ・トランティニャンにはもう、こんなに大きい孫がいる!二人とも娘の故マリー・トランティニャンの父親違いの遺児。二人ともイケメン!
左 佳作と評判だった「EDEN エデン」や、イザベル・ユペールの新作“L'avenir ”でも高く評価されたロマン・コリンカ(兄、30歳)
右 イザベル・ユペールとナイスコンビだった「アスファルト」のジュール・ベンシェトリ (弟、19歳)
ジュールも可愛いけど、どっちかっつーたら、ガエル・ガルシア・ベルナルにちょっと似てるロマンのほうがタイプかな♪
ジャン・ルイ御大も、再びミヒャエル・ハネケ監督、イザベル・ユペールとの新作“Happy End”撮影中と、まだまだ孫たちには負けん!と元気!
二十歳で未亡人になったミミは、亡き夫が変態セックスを楽しんでいた隠れ家を発見する。触発されたミミは、奔放に貪欲に性の探求を始めるが…
かつてイタリア映画が得意としてた、艶笑喜劇映画です。エロとかセクシーとかではなく、エッチな映画です。エッチって言葉、何だか懐かしくほのぼのした響きがありますよね~。セックスコメディなのですが、濡れ場はほとんどなし。卑猥さとか淫靡さとかは全然ないです。終始あっけらかんと明るい。ミミが男たちを誘惑、パックンチョしまくる、それだけ、な内容はかなりノーテンキです。それにしてもミミ、肉食すぎ!ぶっちゃけトンでもない淫乱娘なのですが、セックスもまるでスウィーツ食べてる感覚。ドロドロした性欲にかられてではなく、男を弄びたいとか傷つけたいとかいった黒い悪意とかもなく、性とはどんなものかしら?みたいな探求心しかないところが、性に潔癖な人が見ても気持ち悪くないヒロインです。私も若くて美人でお金とヒマがあったら、ミミみたいに性なる冒険してみたいものです(笑)。
ミミ役のカトリーヌ・スパークが可愛いです。軽やかに大胆なのがいいですね~。最近のエクササイズしすぎでロボットみたいな女優と違い、ムチムチした白い柔肌が私の目にも眩しかった。脱ぎっぷりもよかったけど、全然イヤらしくないです。ノーテンキだけどおバカっぽくはなく、クールでアンニュイなところがフランス女優っぽかったです。フツーにセクシーなアメリカ女優とかだと、下品なエロコメディになっていたかも。カトリーヌ・スパーク、お嬢さま役に違和感がない。実際にも、ベルギーきっての名家出身なんだとか。道理で!
お話そのものよりも、60年代のムードやファッション、音楽が良かったです。ミミのとっかえひっかえファッションショーが楽しい!ちょっと着る人を選ぶ個性的すぎる、でも可愛い服ばかりでした。特に好きなのは、冒頭の葬式シーンで着てた喪服。不謹慎なほどキュートでした。亡夫の隠れ家のインテリアとかも面白かった。夫が遺した変態SMフィルムも笑えた。
ミミが最後にモーションかける医者役、ジャン・ルイ・トランティニャンが、わ、若い!男前!
後半になってやっと登場するジャン・ルイ・トランティニャン。「男と女」と「Z」の中間の出演作。当時38歳ぐらい?いや~カッコいいですね~。38歳つったら、キムタクとか中居より年下ですよ~。38歳ですでにいぶし銀の渋さが。クールでシャープな男らしさがトレビアン。ちょっとガイ・ピアースに似て見えた。ガイピーをもっと神経質に硬派にした感じ?小柄なのがちょっと可愛かったり。ミミに翻弄されてるようでいて、実は彼女を手のひらの上で転がしてる、いつの間にかさりげなく自分のものにしてしまう大人の男の度量、余裕がカッコよかった!フツーならドン引きするようなことミミにされても、それが何だよ?みたいにサラっと受け止めてしまい、返ってミミをギャフンと言わせるところが爽快でした。あれじゃあ、ミミじゃなくても惚れるわ!ジャン・ルイ・トランティニャンがコメディって珍しいけど、彼自身はそんなにコメディ演技してません。いたって真面目なところが笑えて可愛いけど。ミミのお尻ペンペンしたり、ミミにお馬さんにされたり、ソフトに変態なシーンも微笑ましかったです。イタリア語だったけど、あれは吹き替えなのかしらん?
↑ジャン・ルイ・トランティニャンにはもう、こんなに大きい孫がいる!二人とも娘の故マリー・トランティニャンの父親違いの遺児。二人ともイケメン!
左 佳作と評判だった「EDEN エデン」や、イザベル・ユペールの新作“L'avenir ”でも高く評価されたロマン・コリンカ(兄、30歳)
右 イザベル・ユペールとナイスコンビだった「アスファルト」のジュール・ベンシェトリ (弟、19歳)
ジュールも可愛いけど、どっちかっつーたら、ガエル・ガルシア・ベルナルにちょっと似てるロマンのほうがタイプかな♪
ジャン・ルイ御大も、再びミヒャエル・ハネケ監督、イザベル・ユペールとの新作“Happy End”撮影中と、まだまだ孫たちには負けん!と元気!