まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

御心のままにBL

2024-04-04 | 欧米のドラマ
 ドイツのTV映画「So auf Erden」を観ました。
 敬虔なキリスト教信者で布教活動にも熱心なヨハネスとリディア夫妻は、路上で倒れていたドラッグ中毒の青年シモンを自宅に連れ帰り介抱する。シモンに強く惹かれるヨハネスは、罪悪とされている同性への欲望に苦悩するが…
 愛しのドイツイケメン、ヤニス・ニーヴナーがゲイの青年役(^^♪を演じてるこのドラマ、前からすごく観たかったんですよ!念願かなってIch bin glücklich!

 「Jonathan」の翌年、「マクシミリアン」と同年の作品で、当時25歳のヤニヴ。可愛い~やっぱイケメンですね~。やんちゃさと優しさがいい感じにブレンドされてて、男らしいけど清潔感があって。シモンはストリートミュージシャンなので、ヤニヴの歌声も聞けます。スウィートなハスキーヴォイスあんな男の子が路上で歌ってたら、ヨハネスじゃなくても足を止めてガン見するわ。

 いい役者はたいてい一度はBLに挑戦していますが、好きな俳優のBLはやはり格別なものがあります。ヤニヴを初めて知った「Jonathan」はBL映画でしたが、主演のヤニヴはBLな役じゃなくてトホホ。このドラマでやっとヤニブのBLが見られる!と、期待と興奮で鼻息を荒くして観たのですが…うう~ん…ワクワクドキドキするはずが、かなりガッカリだった。相手がおっさん、いや、おじいさんだったのがちょっと…シモン、爺専だったの?いや、若い彼氏いたよね?爺も抱けるシモンの許容範囲の広さに驚かされました。BLってやっぱヴィジュアルも大事なんですよね~。若い男とお爺さんがキスしたり、激しく求めたって肌を重ねる姿は決して美しくも官能的でもなく、見ていて気まずくなるような異様さでした。

 脱ぎ男のヤニヴ、今回も潔い脱ぎっぷり。ケツ丸出し!つるん、ぷるんとした美尻!テレビドラマで人気俳優がこんな大胆な脱ぎ、日本ではありえません。ヤニヴだけではく、ヨハネス役のおじいさん俳優も全裸見せ。こっちはあんまし見たくなかったかなそれにしても。隠れゲイ?のヨハネスが若いイケメンのシモンに惹かれるのは解かるけど、シモンがなぜヨハネスに?父親を慕うような気持ちが嵩じて?そういう複雑で妖しい機微を描いてほしかったかも。

 同性愛よりも、現代社会における宗教の矛盾がメインテーマになってるドラマです。宗教ってやっぱ怖いと思った。同性愛は罪悪!邪悪!と、この世の終わりのように絶望し煩悶するヨハネスの様子とか、まるでエクソシストみたいにヨハネスを悪魔祓いしたりとか、狂信的すぎてドン引き。愛だの平和だの平等だのと唱えながらも、教義に反する者はみんな敵で排斥とか、すごい偽善的で狭量。宗教じたいが争いや憎しみを生み出してるようにも思えました。教会の運営や活動のためにいつも金!金!言ってるのも何だかな~。賄賂とか密告とか、教会の人間関係も世俗まみれ。魂の浄化とか救いとか、まったくなされてない。この世に生きるかぎり、ピュアな信仰心を貫くことは困難なようです。

 ↑ ヤニヴ~リドリー・スコット監督の大作「ナポレオン」にヤニヴが出てる!と知り、さっそくチェキってみたのですが。超チョイ役でトホホすぎ!ヤニヴの無駄遣いすんなー!チョイ役でもケツ出してたのがヤニヴらしかったけどヤニヴはクリスチャン・ディオールの半生を描いたTVシリーズ“The New Look”にも出演。またチョイ役じゃありませんように!

 ↑ ヤニヴの最新作映画“Hagen”は、ヴァイキング時代の歴史ドラマ。ヤニヴはワイルドで勇猛な戦士役みたいです。楽しみ!
コメント
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