韓国の観光船事故、本当に恐ろしい、悲しい…
楽しいはずの修学旅行が、あんな悲惨なことになるなんて…あの船の中に自分がいることを想像しただけで、震えを覚えます。たくさんの将来ある若い少年少女たちが犠牲になっていることが、悲劇をいっそう深刻にしています。家族の心痛は、察するに余りあります。こっちまで胸が苦しくなります。
それにしても。何であんなことが起きてしまったのでしょう。タイタニックの時代じゃあるまいし、信じられません。民間人と偽って、いち早く脱出したという船長、この先どんな顔して生きていくんだろう。万死に値するけど、いま彼を責めたところで何も取り返しはつきません…
事故から数日が発生していますが、船に取り残されてる人たちが、無事に生還するという奇跡を祈らずにいられません…
「3人のアンヌ」
女子大生がヒマつぶしで書いてみた脚本。その中には、アンヌという3人のフランス人女性が登場する。女性映画監督、不倫中の人妻、離婚したばかりの女性、それぞれが韓国の海辺の田舎町で遭遇する出来事とは…
韓国の名匠ホン・サンス監督が、フランスの大女優イザベル・ユペールをヒロインに迎えて撮った作品。同名の別人ヒロイン3人が、同じシチュエーションで繰り広げる3つのエピソードを、軽やかに、ていうか、かなりゆる~く描いてます。ゆるキャラならぬ、ゆるシネマ?そのユルさを、心地よい、楽しいと思えるか、かったるい、退屈、と受け取ってしまうか、どっちかに別れる映画です。私は幸いにも、前者でした。まあ、後者もなきにしもあらず、でしたが。
特別なことが起きるわけではなく、フツーの何でもない淡々とした空気感の中で、何となく珍妙な、それでいて繊細な機微がサラリとフワリと浮かぶ、みたいな作風は、ちょっと故エリック・ロメール監督っぽかったです。3つのエピソードが意外な形でつながっている、みたいなトリッキーさが全然ないのは、ちょっと物足りない反面、奇をてらった練りすぎた脚本よりも、シンプルで好感がもてました。台詞とかも、妙にコジャレたものではなく、グダグダで何か噛みあわないトンチンカンさが、ユル~い笑いを誘います。
最大の魅力と見所は、やはりヒロインを演じたイザベル・ユペール。
こんなに可愛いユペりん、初めて。ニヒルに狂ってる、クールに怖い怪女優、というイメージの彼女ですが、この作品では飄々とした、どこかトボけた魅力を発揮。彼女と韓国人たちとのチグハグなやりとりは、まるでコントみたいで笑えます。ケラケラ楽しそうに笑ったり、すっとぼけた表情やノーテンキな言動は、他の作品ではあまり見られないので新鮮。あまりアップシーンとががないせいか、小柄で華奢な彼女は少女のように愛らしくも見えます。ワンピースやシャツも、さすがフランス女優でナチュラルシック。還暦なのに、何でしょうあの可愛さは。可愛いけど、日本の気持ち悪い可愛い子ブリッコおばさん女優とは違い、媚びてる感とか必死感とかが微塵もないところが、カッコよくて素敵。あんな自然な、可愛い女性に憧れます。
それにしても。ヨーロッパの香り高きイザベル・ユペールが、韓国のド田舎にいる姿を目にするとは。意表を突きすぎです。緑瓶の焼酎をグビグビ飲んだり、お寺で額づいたり。ぜんぜん溶け込んでない場違いな違和感、彼女のユル~い異邦人ぶりも、またこの映画の面白さにもなってます。ユペりんのヤギの鳴き声のマネが笑えた。それにしても。野良犬みたいにフツーにヤギがいるなんて!あれは野良ヤギなのかしらん?
アンヌと関わり合う韓国人たちも、ユル~いグダグダな人たちばかり。特にライフガードのトンマなキャラが、可笑しくて可愛いです。ボケてるアンヌに、これまたボケてるライフガードのやりとりは、まるでツッコミのいない漫才みたいです。ライフガード役のユ・ジュンサンは、顔はフツーですがカラダは韓国俳優らしくモムチャンです。
日本映画界も、負けずにイザベル・ユペールを誘致してほしい!北野武監督や是枝監督のファンらしいので、オファーすればフットワークが軽くて働き者なユペりんのこと、快諾してくれるのではないでしょうか。
幼い娘をモデルに猥褻?芸術?写真を撮るヤバいママンを演じた「ヴィオレッタ」が、初夏に日本公開されるユペりんです。ユペりんはやっぱ、ヤバい人じゃないとね♪
楽しいはずの修学旅行が、あんな悲惨なことになるなんて…あの船の中に自分がいることを想像しただけで、震えを覚えます。たくさんの将来ある若い少年少女たちが犠牲になっていることが、悲劇をいっそう深刻にしています。家族の心痛は、察するに余りあります。こっちまで胸が苦しくなります。
それにしても。何であんなことが起きてしまったのでしょう。タイタニックの時代じゃあるまいし、信じられません。民間人と偽って、いち早く脱出したという船長、この先どんな顔して生きていくんだろう。万死に値するけど、いま彼を責めたところで何も取り返しはつきません…
事故から数日が発生していますが、船に取り残されてる人たちが、無事に生還するという奇跡を祈らずにいられません…
「3人のアンヌ」
女子大生がヒマつぶしで書いてみた脚本。その中には、アンヌという3人のフランス人女性が登場する。女性映画監督、不倫中の人妻、離婚したばかりの女性、それぞれが韓国の海辺の田舎町で遭遇する出来事とは…
韓国の名匠ホン・サンス監督が、フランスの大女優イザベル・ユペールをヒロインに迎えて撮った作品。同名の別人ヒロイン3人が、同じシチュエーションで繰り広げる3つのエピソードを、軽やかに、ていうか、かなりゆる~く描いてます。ゆるキャラならぬ、ゆるシネマ?そのユルさを、心地よい、楽しいと思えるか、かったるい、退屈、と受け取ってしまうか、どっちかに別れる映画です。私は幸いにも、前者でした。まあ、後者もなきにしもあらず、でしたが。
特別なことが起きるわけではなく、フツーの何でもない淡々とした空気感の中で、何となく珍妙な、それでいて繊細な機微がサラリとフワリと浮かぶ、みたいな作風は、ちょっと故エリック・ロメール監督っぽかったです。3つのエピソードが意外な形でつながっている、みたいなトリッキーさが全然ないのは、ちょっと物足りない反面、奇をてらった練りすぎた脚本よりも、シンプルで好感がもてました。台詞とかも、妙にコジャレたものではなく、グダグダで何か噛みあわないトンチンカンさが、ユル~い笑いを誘います。
最大の魅力と見所は、やはりヒロインを演じたイザベル・ユペール。
こんなに可愛いユペりん、初めて。ニヒルに狂ってる、クールに怖い怪女優、というイメージの彼女ですが、この作品では飄々とした、どこかトボけた魅力を発揮。彼女と韓国人たちとのチグハグなやりとりは、まるでコントみたいで笑えます。ケラケラ楽しそうに笑ったり、すっとぼけた表情やノーテンキな言動は、他の作品ではあまり見られないので新鮮。あまりアップシーンとががないせいか、小柄で華奢な彼女は少女のように愛らしくも見えます。ワンピースやシャツも、さすがフランス女優でナチュラルシック。還暦なのに、何でしょうあの可愛さは。可愛いけど、日本の気持ち悪い可愛い子ブリッコおばさん女優とは違い、媚びてる感とか必死感とかが微塵もないところが、カッコよくて素敵。あんな自然な、可愛い女性に憧れます。
それにしても。ヨーロッパの香り高きイザベル・ユペールが、韓国のド田舎にいる姿を目にするとは。意表を突きすぎです。緑瓶の焼酎をグビグビ飲んだり、お寺で額づいたり。ぜんぜん溶け込んでない場違いな違和感、彼女のユル~い異邦人ぶりも、またこの映画の面白さにもなってます。ユペりんのヤギの鳴き声のマネが笑えた。それにしても。野良犬みたいにフツーにヤギがいるなんて!あれは野良ヤギなのかしらん?
アンヌと関わり合う韓国人たちも、ユル~いグダグダな人たちばかり。特にライフガードのトンマなキャラが、可笑しくて可愛いです。ボケてるアンヌに、これまたボケてるライフガードのやりとりは、まるでツッコミのいない漫才みたいです。ライフガード役のユ・ジュンサンは、顔はフツーですがカラダは韓国俳優らしくモムチャンです。
日本映画界も、負けずにイザベル・ユペールを誘致してほしい!北野武監督や是枝監督のファンらしいので、オファーすればフットワークが軽くて働き者なユペりんのこと、快諾してくれるのではないでしょうか。
幼い娘をモデルに猥褻?芸術?写真を撮るヤバいママンを演じた「ヴィオレッタ」が、初夏に日本公開されるユペりんです。ユペりんはやっぱ、ヤバい人じゃないとね♪