意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
天佑自助が赤熊の基本理念です。

消費税の負担軽減策は・・・。

2012年06月13日 | 政治
消費税を10%に上げる合意が民主と自民の間でできたっポイ。
で、消費税の逆進性の問題で、低所得者に対する消費税の軽減策を決めてるっポイ。

で、民主党が出しているのは低所得者への税金の還付。

フムフム。
対策としてはまともですね。
でも問題は、所得把握ができるか否か?

まず、できないよね・・・。
マイナンバー制度とかを導入して、所得把握を簡単にできたら可能な気もしますが、問題はそのシステムが構築されるのは一体いつになるんだ?と言うことです。
1年じゃ無理だろうし、必死にやって、かつ多少の不備に目を瞑れば3年くらい?
普通に考えれば、5~6年くらいかな?
エラーや不備やら何やらを構築しなおして、問題を手直しする時間を考えたらもうちょっと・・・10年弱は必要でしょうね。

そうなると、時間的に考えてこの案は実行が難しいでしょうね。
正直、民主党がマイナンバー制の案件だけでも政権交代の後すぐにでも動けば、可能性の芽もあったんでしょうが、まぁ、先を見通すことができない盆暗の民主党じゃ、そんなことも解らなかったでしょう。

で、自民党が出している案は諸外国がよくやっている軽減税率。
特定の品物に関して、消費税が安くするってやつですね。

こちらの方はすぐにでもできます。
線引きで紛糾しそうですが、そこは一刀両断して決めてしまえばいいのですから。

問題は、この軽減税率というものは低所得者優遇にならないってことです。
だって、軽減税率の商品は誰が買っても・・・お金持ちが買っても軽減されているんですから、低所得者向けじゃなくなるんですよね・・・。
手っ取り早く導入できるという点を除いて、案としては下策です。


実は・・・一番現実的かつ手っ取り早い方法はないわけでないんですよね。
赤熊なら即座に思いつきます。

その方法というのは国民に一定金額のお金をばらまく。
それだけ。

消費税の問題は低所得者の逆心的な負担増なのですから、一定金額をばらまけば低所得者ほど逆進的に多くもらえていると解することもできるわけですから、完璧です。
もちろん年齢などで、ばらまく金額を変える必要も出てきますが、面倒なのはそれをいくらにするか?くらいで、手っ取り早くかつ平等な制度を作ることが可能ですね。

・・・まぁ問題は、赤熊案だけでなくどの案でもですが、そこまでして消費税って上げなかきゃいかんのか?という本質を無視した状態になるのですから、なら最初から消費税なんて上げなければいいと赤熊は思います。
本当にいったい何のために消費税を上げるんでしょうね。
事の本質に早く気付いた方が・・・・。

2012.06.19 誤字脱字訂正。