意外と社会派(予定)

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TPPは賛成反対以前に否決されるべきもの

2011年11月21日 | 政治
TPP賛成派が発狂しているのじゃないか?と思える。
まぁ、主に岸 博幸だけど。
この人の農業に関しての大雑把に考えをまとめると、
「正しい農業改革ができれば、TPPに参加してもやっていける」
といった感じでしょうか?

バカ丸出しだよね・・・。
この理屈通りなら「正しい農業改革ができれば、TPPに参加しなくてもやっていける」でしょう。
こんな屁理屈を出さなければならないなんて、賛成派はどこまで追い詰められているんでしょう?
これで大学教授?
別にこの人が嫌いとかそういうわけじゃないけど、辞めたほうが学生のためじゃないかな?


まぁそこはいいや。
今回は置いといて、このTPPの問題は賛成・反対以前に『国家としての正当な手続きを踏んでいないこと』が最も唾棄すべきことです。
賛成者はここを問題視したほうがいいと思いますね。

当然ですが、総理大臣はどのような政策を提案しようとも良いものです。
ただし、日本は民主主義国家ですから、どのようなといえども、直近の選挙で掲げたものか、少なくとも党是に沿ったモノ・・・要は国家としての指針を明確にし、それに沿っているから『TPPに参加するほうが良い』と提言しなければならないのです。
総理大臣はあくまで国民の代表であって、総理大臣個人の意見が国民の総意ではないからのですから。

そうした後、党内での論議を行い、基本的には自分たちで選んだ総理大臣の言葉ですから賛成になるでしょうが、最終的な妥結点をだし、どのような条件をつける、撤退ラインを定めるなど議論の内容を詰め、それから発表。
そののち、国会で野党諸氏との議論を深め、内容を深化させ最終案を出した後、参加・不参加を決めなければならないわけです。(国民投票や総選挙一番いいのですが、場合によっては強行したとしても一応筋は通るのです)

これが普通のやり方だと思うのですけど・・・多少 変則的なものがあってもいいですけど、まぁ、これが一切行われていない。

国会での議論どころか、一番最初の党是といったものの踏まえて『きちんと説明しろや!!』ってこともできてません。
何ら一切説明できていないのです。
この時点で、賛成反対に関わらず否定すべきことです。
賛成派はここに目を瞑るなんて唾棄すべき醜悪さでしょう。
(ついでに言うと、賛成者の多くは自由主義者(小さな政府派)でありますけど、結局のところ自分に都合の良い政策なら民主主義の原則を捻じ曲げてよいという、自由ではなく単に我儘にすぎないことを露呈してますね。日本の左派と本質が一緒です。まぁ、元々同列の頭なんでしょうけど・・・)

正直、TPPの問題は賛成・反対以前の段階で否決されるもの、それ以外の意見はないと思ってます。
賛成派って何であんなに必死なんでしょうね・・・。

2011.11.21 補記・訂正