天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

旅行前『トルコ料理―東西交差路の食風景』を見聞勉強した私は実際に食し”料理百見は一食に如かず”と得心

2011-09-08 21:07:32 | 日記
今日の日記は、今回のトルコ旅行中に食した地元のトルコ料理や食事のことです。私は事前にトルコ料理を勉強しようと読んだ解説書がありました。その著書は、『トルコ料理―東西交差路の食風景 (World Cooking)』(1992年柴田書店刊)というトルコの食文化をカラー図版で紹介した料理本です。添付した写真はその著書の表紙です。
この著書では、遊牧民の暮らしやバザールの風景、チャイ(トルコのお茶)、家庭料理、魚市場なども興味深く紹介していました。
だから、世界三大料理(フランス・中華・トルコ料理)の一つと呼ばれているトルコ郷土料理を食することを、私はとても楽しみにしていました。しかし、今回トルコ料理を実際現地で食してみて、『百聞は一見に如かず』の格言ではなく、『料理百見は一食に如かず』との特別な思いを、私は強く抱きました。
以下に、旅行第二日目の昼食で、地元トルコ家庭料理の食した感想を書きます。
その食事は、チャナッカレ郊外の家族で経営しているレストランでバイキング形式で出されました。たまたま、前日の夕食用の機内食と当日の朝食用ホテルBOX弁当しか食べていない私には、昼食がバイキング形式の料理と聞いて、お腹一杯になると思い、私はとても嬉しくなりました。
そして、その配膳されたテーブルのトルコ料理(前菜・肉料理・野菜等)をみて、食べたくなるものがあまり無かったです。私の嫌いなトマトを多く使った料理があったからかもしれません。ここで出された家庭料理は、トルコ料理の代表的なメニューだそうですが?
その中で、私が唯一食べられそうな料理は、地元ではピラヴと呼ばれるお米を炒めたピラフと、ナスやピーマンなどに米や肉を詰めた料理ドルマだけでした。また、私が抵抗なく食べられるヒツジやニワトリの肉を使った焼肉料理(シシュケバブ)も、そのバイキングメニューになく、小さな肉が付いた串刺しを、お店から一人3本程特別サービスと称して配られるだけでした。
そして、最後のデザートは、とても甘いハチミツ漬けのナッツのパイ菓子(バクラヴァ)か、皮を剥いていないリンゴ1個のどちらか?を選んで下さいと、店員から言われました。私は甘い菓子は苦手でしたので、皮を剥いていないリンゴ1個をオーダーしました。
そのリンゴを見て、私はとても驚きました。表面が傷んだ皮を剥いていない青リンゴだったからです。たまたま、私に配られたリンゴがとてもいたんだだけかもしれませんが、お店で客に出せるか?よく吟味するべきです。私はそのいたんだか所をナイフで切り取って食べましたが、全体の1/3ほどは切って棄てました。
まあ、トルコの田舎家庭料理だから、皮を剥かずリンゴを客に出してもいいです。でもそのリンゴは、客がまるかじりして食べても良いほど、とても新鮮なものである必要があります。
このいたんだリンゴを食べた私は、約1時間前ドライブインでの体験で、とても高くなったトルコ人好感度が、一遍に低下してしまいました。
以後、地元トルコ料理を何度食しても、残念ながら私は美味しいと思ったことはまったく無かったです。
コメント
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