天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

ワーナー・マイカル・シネマズでは、20日はお客様感謝デイで『NINE ナイン』が入場料千円で鑑賞可能

2010-03-18 22:14:43 | 日記
今日の日記は、映画『NINE ナイン』(ロブ・マーシャル監督 ダニエル・デイ=ルイス主演 ソフィア・ローレン共演)の安い入場料金のお知らせです。
私が待ち焦がれていた大好きなソフィア・ローレンが出演するこの映画は、3月19日(金)から公開されます。そして、私が鑑賞予定の映画館、ワーナー・マイカル・シネマズ新百合ヶ丘では『3月20日(土)はお客様感謝デイにつき、お一人様1作品に付き1,000円にて映画をご鑑賞いただけます。』との割引きサービスがあるのを、たまたまネットの公開HPで私は知りました。
そのお得な情報に、私はとても嬉しくなって今日、会社帰りにこのシネコンに立ち寄って、チケット座席指定券の事前購買をしました。封切前日でしたが、この映画の宣伝用ポスターが大きく掲示されていました。また20日の土曜日は6回も上映するようです。そして、その日に上映する映画の中では、『NINE ナイン』が最多上映回数です。その日は、この映画に多くのお客さんが集まると、劇場側は判断した結果の処置だと私は思います。
このブログ閲覧者で、この映画を鑑賞したいとお思いの方は、安い料金で見られる20日(土)のワーナー・マイカル・シネマズチェーンを、私はお勧めします。
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西郷が征韓論で「右大臣よく踏ん張り申したな」心境を、鳩山氏は「岩倉公あやまてり」と解釈する歴史的音痴

2010-03-18 00:35:30 | 日記
今日の追加日記は、鳩山邦夫氏が自身HPの総務大臣辞任の記者会見で、明治維新の功績者、西郷隆盛に関して、間違って語ったその人物像のことです。私は今日、自民党を離党した鳩山氏のその政治信念がとても気になって、彼のHPを閲覧しました。そして、驚くべき事実を知りました。彼は、日本の大きな変革期であった明治初期の歴史を、まったく正しく理解していないからです。
その正しい歴史認識で問題になる見解を「前総務大臣・元法務大臣 鳩山邦夫 公式ホームページ 政治活動 総務大臣辞任にあたり(記事抜粋)」より一部引用抜粋します。
『鳩山邦夫は12日、総務大臣を辞任いたしました。首相官邸で記者団に語った内容は次の通りです。(以下、時事通信より抜粋)・・・西郷隆盛が征韓論の時だが、ずっともめ続けて最後に「岩倉公、あやまてり」と叫ぶ。それで政府を去る。西郷隆盛も信念の人だから、自分が正しいと思ったことが通用しなかったので潔く去ったわけで、私も政府、内閣を去ることはちゅうちょしなかった。潔さが大事だ。正しいことが通用しないと思ったら潔く去るのが良い。・・・』
鳩山氏は西郷隆盛が征韓論に敗れた時、岩倉具視をその討論の末糾弾する言葉「岩倉公、あやまてり」と叫んだと書いています。しかし、歴史上の事実はまったく違います。以下に、鳩山氏がまったく読んでいない司馬遼太郎名著『翔ぶが如く』よりその根拠を、私は以下に抜粋します。
『西郷は、沈黙していた。・・岩倉は、ついに屈せず、しかもこの圧力に対してよほどの覚悟とこれに対する憤りがあったせいか、話が尽きたころ一座をにらみまし、「わしのこの両眼の黒いうちは、おぬしたちが勝手なことをしたいと思うてもそうはさせんぞ」と、岩倉の生涯のなかでもっとも凄味のある一言を吐くにいたるのである。異様な一言といっていい。・・岩倉はこのように包囲されて、かえってかれの信念を固めたともいえるであろう。かれは江藤の論鋒、桐野の剣の脅迫、さらに西郷の人格的威圧に圧迫されつつも、(この男どもの本質がこれでわかった)と思ったに違いない。・・四人の参議は、結局憤然として席を立つことになり、一同玄関を出るや、西郷は他の三人をかえり見、一笑して、「右大臣(私注:岩倉)、よく踏ん張り申したな」と言ったことは、板垣が生涯忘れることのできない西郷の強烈な人間風景になった。西郷は実はこの玄関を出た時、自分の政治的敗北を心中認め、すべてを棄てて故郷に帰ることを決意していたのである。その決意の中で、岩倉の踏ん張りを劇中の人のように鑑賞してほめあげたという点は、いかにも西郷の香気がある。西郷はその香気でもって、その追随者を魅了してきた人である。』
司馬さんが語る正しい歴史的西郷像を鳩山氏はまったく知らないから、追随者を魅了した言葉『よく踏ん張り申したな』とはHPで書かず、単に相手を非難するだけで追随者に何も感動を与えない『岩倉公、あやまてり』との勝手な自己判断をして、間違った言葉選びをしてしまいました。鳩山氏はまったくの歴史的音痴です。もっと謙虚に歴史書を自己吸収してから、その歴史を語るべきです。まず、彼は名著『翔ぶが如く』を熟読すべきです。
政治家は、自らが語る言葉が命です。だから、鳩山邦夫氏は歴史上の人物に言及するならば、その正しい歴史認識を持ってからにしてほしいです。
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