必要不可欠な全ての環境調査も済んでいる。自然災害に対する原発の耐久性についての結論も出された。
昨年、日本を襲った地震と津波の後、浮かぶ原発の設計に当たっているロシアの専門家達には、絶えず原発の安全性に関する質問が向けられている。
アトムエネルゴのイワニューク副社長は、テスト結果が集められたファイルを手に、次のように説明した。
「私たちのステーションが危険の第1カテゴリーでなく、第2カテゴリーである事を示す環境上のものも含めた。あらゆる必要な検査が行われた。
プロジェクト上の決定によって原発が、危険の第2カテゴリーを受けたのは、原発史上初めてのことだ。これはいったい何を意味するのだろうか。
最も深刻な事故が起きた際、その影響がその敷地の外、外に出ないということだ。もし津波が直接アヴァチン湾を襲った場合、浮かぶ原発設営場所では津波の高さは、4.2メートルに達すると試算さけているが、原発はそれ以上の津波に耐えられるし、震度9の地震にも耐えられる」
副社長は、このように説明している。
一方環境問題の専門家達は、この浮かぶ原発に関し、プロジェクトが最大源、起こりうる放射能漏れや事故から守られている点は認めながらも、浮かぶ原発が数
多く使用される事で、危険の拡大に繋がるのではないかと懸念している。
ロシアグリンピースのエネルギープログラムの責任者を務めるチュプロフ氏に意見を聞いてみた。
「浮かぶ原発の一つには、高濃度ウランが1トン程度積み込まれている。そうしたものが世界の海の真ん中にある訳で、ロシア海軍の軍艦によって護衛され、しっかりと保護されなければならないと思う」
チュプロフ氏は、このように述べている。
ロスエネルゴアトムも、世界市場に浮かぶ原発を今後出してゆく、具体的なプランに関しては今のところ慎重だ。
世界では例えば中国がこのプロジェクトに関心を示しているが、浮かぶ原発開発の専門家達は、先ずはロシア国内市場向けを目指している。
とはいえ将来的には、極東の発展に向けたロシア政府のプランや、北極海の大陸棚における石油天然ガス企業の開発プログラムなど、浮かぶ原発には非常に大きな可能性が開けていると言って良いのではないだろうか。
1月25日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
昨年、日本を襲った地震と津波の後、浮かぶ原発の設計に当たっているロシアの専門家達には、絶えず原発の安全性に関する質問が向けられている。
アトムエネルゴのイワニューク副社長は、テスト結果が集められたファイルを手に、次のように説明した。
「私たちのステーションが危険の第1カテゴリーでなく、第2カテゴリーである事を示す環境上のものも含めた。あらゆる必要な検査が行われた。
プロジェクト上の決定によって原発が、危険の第2カテゴリーを受けたのは、原発史上初めてのことだ。これはいったい何を意味するのだろうか。
最も深刻な事故が起きた際、その影響がその敷地の外、外に出ないということだ。もし津波が直接アヴァチン湾を襲った場合、浮かぶ原発設営場所では津波の高さは、4.2メートルに達すると試算さけているが、原発はそれ以上の津波に耐えられるし、震度9の地震にも耐えられる」
副社長は、このように説明している。
一方環境問題の専門家達は、この浮かぶ原発に関し、プロジェクトが最大源、起こりうる放射能漏れや事故から守られている点は認めながらも、浮かぶ原発が数
多く使用される事で、危険の拡大に繋がるのではないかと懸念している。
ロシアグリンピースのエネルギープログラムの責任者を務めるチュプロフ氏に意見を聞いてみた。
「浮かぶ原発の一つには、高濃度ウランが1トン程度積み込まれている。そうしたものが世界の海の真ん中にある訳で、ロシア海軍の軍艦によって護衛され、しっかりと保護されなければならないと思う」
チュプロフ氏は、このように述べている。
ロスエネルゴアトムも、世界市場に浮かぶ原発を今後出してゆく、具体的なプランに関しては今のところ慎重だ。
世界では例えば中国がこのプロジェクトに関心を示しているが、浮かぶ原発開発の専門家達は、先ずはロシア国内市場向けを目指している。
とはいえ将来的には、極東の発展に向けたロシア政府のプランや、北極海の大陸棚における石油天然ガス企業の開発プログラムなど、浮かぶ原発には非常に大きな可能性が開けていると言って良いのではないだろうか。
1月25日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル