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1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

ロシアでも新型インフルエンザの感染が確認

2009-05-24 | ラジオ
ロシアで新型インフルエンザA型H1N1の感染例が初めて確認された。
感染が判ったのは、先ごろアメリカからモスクワに帰国した男性で、
検疫の結果A型H1N1ウイルスが見つかっている。

今回初めて感染例が報告されたこと付いて、深刻に憂慮する必要は
ないとしながらも、夏休みに児童が利用する保養施設などでは、衛生
管理を強化する必要性があるとの考えを示した。

感染が認められた地域からの乗客が乗降りする空港施設では、検疫
コントロールが強化されており、こうした体制が強化されたことで、ニュ
ーヨークから帰国した男性の感染も、いち早く発見されている。
男性は現在、感染病院に収容されており、治療には一般のインフルエ
ンザ用の薬が用いられ、今のところ状態は安定していると伝えられてい
る。

ロシアはWHOに対し新型インフルエンザウイルスのワクチンを製造する
ため、ウイルス株に付いての問い合わせを行った。
尚WHOの報告では新型インフルエンザウイルスによる感染者の数は、
世界44ヶ国で1万1千人を超えており、すでに86人が亡くなっている。

5月23日放送 ロシアの声・ニュース

海賊対策に法的制限を求める国際社会

2009-05-24 | ラジオ
オランダのロッテルダムでは、ヨーロッパで初めてソマリアの海賊
に対する裁判が始まった。
この海賊達は今年の1月2日アフリカのアデン湾で、オランダの船舶
に対し襲撃をかけたが、デンマークの警備艇によって乗っ取りの事
態は食い止められた。
この裁判までは、海賊を裁く裁判はソマリアやケニアで行われてき
た。
アメリカの船を襲い、一人だけ生き残った海賊が裁かれた例が、4月
にニューヨークであったが、これは例外的な事態といえる。
この海賊には民間の船に対し、5回の海賊行為を働いた罪が問われ
た今回のロッテルダムの裁判に付いて、ロシア科学アカデミー国家
と法律研究所の海洋法の専門家は、これは海賊に対し法的に対処
する方法としては、初めて決定的なアプローチが取られた例だとして、
次の様に述べている。
「ようやく国際社会は断固としたアプローチをとるに至った。ソマリア沿
岸では海賊行為が多発しており、海を行く船舶に直接的な脅威を与え
ている。
この裁判は海賊対策のなかでも、初めて実際的な行動がとられた例だ。
オランダ船舶を襲ったこの海賊らは、オランダの法律によって裁かれる
ことになる。
これは極、当然のやり方であり、この裁判の後は海賊行為が減っていく
のではないかと期待されている。
というのも、この実際的な方法によって、海賊の刑事責任を直接的に追
及することになり、最も(番組で女性アナは「もっても」と発言)効果的な作
用が及ぼすことになるからだ」
ロシア科学アカデミー国家と法律研究所の海洋法の専門家は、この様
に述べている。

オランダの法律では海賊達は、4年から10年の禁固刑に処せられる恐れ
がある。
専門家らは今回の海賊行為による損害額は、船を守る警備強化の費用
から、船や貨物に掛ける保険費用の値上がり分までも含め、数十億ドル
を超えると試算している。
海賊達が所有する武器も、かなりグレードの高いものとなっており、これ
も憂慮が増す原因となっている。
韓国の諜報機関が調べたところによると、海賊達はヘリコプターを撃ち落
し用のミサイル「スインガー」まで所有していることが判っている。

行動能力のある政権が、今日のソマリアに無いことから、逮捕した海賊達
を引き渡す事は全く意味を成さない。
だからこそ海賊対策を目的とした、国際的な法律機関を創立することは非
常に重要だ。
先日メドヴェージェフ大統領は、検事総長に対しロシア外務省と共に、ソマ
リアの海賊行為に対し、法的な対応を行うため、断固とした法的報復を図り、
海賊行為を裁く国際法廷を創設する可能性を探るよう指示した。

この発案を拡大する中で(?)国防省アレクサンドル・コルノコフ次官は声明を
表し、ロシアの船舶によってとられた(正しくは捕らえられたではないのか???)
海賊は第三国に引き渡されることを明言している。

(?)は言葉がハッキリせず聴き取れない

5月19日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル