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1010 Radio

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週明けから始まるプーチン首相の日本訪問に付いて

2009-05-11 | ラジオ
プーチン首相は週明けから日本を訪問し、露日の経済協力や一連の
政治問題に付いて現地政府と話し合う。
ロシアの官房副長官は記者団に対し次の様に明らかにした。
今回の訪問では新たな経済協力の可能性を模索することに、とりわ
け重点が置かれている。
特に極東シベリア地域でのエネルギー資源開発や、加工精製といっ
た分野での協力をはじめ原子力、輸送、情報、宇宙などが挙がって
いる。

プーチン首相は滞在中、麻生首相のほか首相経験者の小泉氏、森氏、
さらに民主党幹部とも顔を合わせ随行する代表団と共に、政府間会合
開催を予定、司法、通関、原子力さらに密漁取締りなどで政府間協定
が結ばれる見通しとなっている。
各企業の間でも個別に合意が締結される模様。
また政治分野では領土問題も議題に上る。
副長官はこの問題に付いて、かなり前置きをした。
一つにどれぼど困難な問題も、関係全体を阻害してはならないという
こと。
同時に日本は極端な立場を避けなくてはならないということ。
何らかの解決を見つけるためには、日本側も四島返還のみを主張する
だけではダメだということだ。

その上で同氏はロシア側が領土問題に対して、過度の期待も失望も無
く建設的に対話を行う姿勢であることを強調し、何も引渡しはしないが、
ある程度仮説的な状況に付いて話し合う用意があると伝えた。
ロシア側は領土や平和条約などの複雑な事柄も含め、あらゆるテーマ
に付いて日本側と真剣に話し合うを行うとの基本的な姿勢を伝えたこと
になる。

領土問題をめぐる現在の状況に付いて、露日関係に詳しい高等経済学
院の博士は次の様に語っている。
「露日両国は未解決の問題があることを認める共に、協力する必要があ
ることも確認している。
ロシアと日本は最も近い隣国として経済、安保、海洋資源保護、文化な
どで利害を共有している。
いずれも協力を通して形になるものであり、一つひとつが巨大なプロセス
の節目だといえる。
現在未解決の領土問題はプロセスの単なる一部分であって、それ自体
異議を持つ(?)ではない」
高等経済学院の博士はこの様に語っている。

(?)は何と言ってるのか不明

プーチニズム 報道されないロシアの現実

アンナ・ポリトコフスカヤ
NHK出版


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5月9日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル