3月のロシア大統領選で与党側は、ドミトリー・メドベージェフ第一副首相の擁
立を決定した。
これに対して現在の政治路線の継承性を、保障するものだとの声が挙がって
いる。
メドベージェフ氏の擁立の当事者である与党・統一ロシアのグリズロフ党首は、
推薦の理由を次のように語っている。
「我々は彼が社会的な傾向を持った候補者であると見なしている、
社会問題解決の為の国家プロジェクトや、民主的なプログラムの実現で活躍し
ている人物だ。すでに実際に結果があり、これが一番重要なのである。
我々は来年以降の4年間が、生活水準の向上に特徴付けられたものとなれば
と考えている」
続いて政治学者はメドベージェフ氏が有権者の間で、支持を得ている点を指摘
している。
「国家プログラムの成功を通してメドベージェフ氏は、国民つまり一般の有権者
との親近感を広めた。そしてそれゆえに一定の支持票を集めている。
それはさまざまに評価できるのだろうが、精度の差にしか過ぎない」。
メドベージェフ氏はすでに大衆に広く知られており、新たに特徴付けを行なう必要
性は無いからだ。
なにより彼は大統領選において、非常に重要な内政問題を担当している」
一方で財界の中ではメドベージェフを、かなりリベラルな至上主義者と見る動きが
少なからぬ存在する。
例えばロシア起業家産業家連盟会長はメドベージェフ氏に付いて、経済に付いて
はっきりとした見方を持った人物で、その考えはビジネス界から一目置かれている
と評価している。その上で会長は今回の選択は財界にとって、経済政策分野で調
子の付く状況を作り出す要素だと述べている。
またドイツの政治学者アレクサンドル・ダール氏は、今回の擁立をサプライズだと認
めつつも、かなりいい意味でのサプライズだったとして、次のように述べている。
「その評価の理由は西側との良好な関係にある。メドベージェフ氏の出馬はビジネ
ス界にとっても、民主的な勢力にとっても良いシグナルだと言えるだろう。
同氏は国防・治安機関でのキャリアを持つ、いわゆる(?)という政治グループには属
しておらず、また経済方面では市場経済を堅く信じる、そして富強に努める人物で
ある。メドベージェフ氏は社会市場改革に取り組むロシアにおける、社会ネットワー
クの創設に貢献した。この分野での成功を評価したのは、プーチン氏だけでは無く、
国民もそうなのだ。
ロシア国民は最近になってメドベージェフ氏に、少なからぬ好感を抱くようになって
いる」
一方イタリアの政治家は、こんな風に見ている。イタリア議会外交委員会委員のボ
ルタ氏は、メドベージェフ氏の出馬を知って満足している。彼はすでに有能かつ有
力な指導者、輝かしい青年政治家であることを証明していると語っている。
観測筋はメドベージェフ氏の大統領への選出が、プーチン大路線の継承性を確保
するものと見ている。
一方で政治基金総裁は、このプーチン氏自身も舞台を去る訳ではないのだとの確
信を述べている。
プーチン氏もロシアも政治的な有力者として、政治界のキープレーヤーとして留まる
ものと殆ど確信している。
この際、具体的なポストは全く重要ではない。プーチン氏は80%に迫る高い支持率の
中で退陣する。
このことは国家的な要職に就くか否かに関わらず、彼がロシアの政治の世界で今後
も大きな役割を果たしていくことを確信させるものだとコメントしている。
※ は発音が不明瞭で聴き取れず
12月11日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
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立を決定した。
これに対して現在の政治路線の継承性を、保障するものだとの声が挙がって
いる。
メドベージェフ氏の擁立の当事者である与党・統一ロシアのグリズロフ党首は、
推薦の理由を次のように語っている。
「我々は彼が社会的な傾向を持った候補者であると見なしている、
社会問題解決の為の国家プロジェクトや、民主的なプログラムの実現で活躍し
ている人物だ。すでに実際に結果があり、これが一番重要なのである。
我々は来年以降の4年間が、生活水準の向上に特徴付けられたものとなれば
と考えている」
続いて政治学者はメドベージェフ氏が有権者の間で、支持を得ている点を指摘
している。
「国家プログラムの成功を通してメドベージェフ氏は、国民つまり一般の有権者
との親近感を広めた。そしてそれゆえに一定の支持票を集めている。
それはさまざまに評価できるのだろうが、精度の差にしか過ぎない」。
メドベージェフ氏はすでに大衆に広く知られており、新たに特徴付けを行なう必要
性は無いからだ。
なにより彼は大統領選において、非常に重要な内政問題を担当している」
一方で財界の中ではメドベージェフを、かなりリベラルな至上主義者と見る動きが
少なからぬ存在する。
例えばロシア起業家産業家連盟会長はメドベージェフ氏に付いて、経済に付いて
はっきりとした見方を持った人物で、その考えはビジネス界から一目置かれている
と評価している。その上で会長は今回の選択は財界にとって、経済政策分野で調
子の付く状況を作り出す要素だと述べている。
またドイツの政治学者アレクサンドル・ダール氏は、今回の擁立をサプライズだと認
めつつも、かなりいい意味でのサプライズだったとして、次のように述べている。
「その評価の理由は西側との良好な関係にある。メドベージェフ氏の出馬はビジネ
ス界にとっても、民主的な勢力にとっても良いシグナルだと言えるだろう。
同氏は国防・治安機関でのキャリアを持つ、いわゆる(?)という政治グループには属
しておらず、また経済方面では市場経済を堅く信じる、そして富強に努める人物で
ある。メドベージェフ氏は社会市場改革に取り組むロシアにおける、社会ネットワー
クの創設に貢献した。この分野での成功を評価したのは、プーチン氏だけでは無く、
国民もそうなのだ。
ロシア国民は最近になってメドベージェフ氏に、少なからぬ好感を抱くようになって
いる」
一方イタリアの政治家は、こんな風に見ている。イタリア議会外交委員会委員のボ
ルタ氏は、メドベージェフ氏の出馬を知って満足している。彼はすでに有能かつ有
力な指導者、輝かしい青年政治家であることを証明していると語っている。
観測筋はメドベージェフ氏の大統領への選出が、プーチン大路線の継承性を確保
するものと見ている。
一方で政治基金総裁は、このプーチン氏自身も舞台を去る訳ではないのだとの確
信を述べている。
プーチン氏もロシアも政治的な有力者として、政治界のキープレーヤーとして留まる
ものと殆ど確信している。
この際、具体的なポストは全く重要ではない。プーチン氏は80%に迫る高い支持率の
中で退陣する。
このことは国家的な要職に就くか否かに関わらず、彼がロシアの政治の世界で今後
も大きな役割を果たしていくことを確信させるものだとコメントしている。
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