1010 Radio

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モスクワRADIO・TV博物館のサイトが開設

2006-05-13 | ラジオ
ロシアのTV、ロシアのラジオはどのように生まれたのか。開設当初の
放送局には、どのような人々が働いていたのだろうか。
こうした全ての疑問に答えてくれるのがモスクワRADIO・TV博物館。
そのRADIO・TV博物館が最近、独自のホームページを開設した。

つまり今はモスクワに来なくても、画面をCLICKするだけで、この博物
館を見て廻る事が出来るようになった。例えば1919年のこんな出来事
に付いて知る事が出来る。1919年2月22日、ラジオを通じてモールス
信号の代わりに、初めて人間の声が生まれた。
そのメッセージは「あのーあのー、いち、にぃ、さん。私の声が聞こえま
すか」というものだった。
これは無線電話の送信機の動きをチェックする試験だった。

このようにしてロシアのラジオ放送が始まった。博物館のカレンダーをめ
くってみると1945年、第二次世界大戦が終結しようとしていた頃、特別に
組織された放送グループがモスクワからベルリンへ送られた。 このグルー
プはソ連軍とナチスドイツ軍の間で展開された戦争の模様をリポートした。

また1967年4月12日、ソ連のラジオは人類初の宇宙飛行のNewsを世界
中に伝えた。人類初の宇宙飛行を成功したのはガガーリン。そして二日
後の4月14日、世界中の人々がTVとラジオを通じて、ガガーリンが宇宙
の旅から帰還というよろこびをモスクワっ子たちと分けあった。

博物館のカレンダーには、それほど大きなNewsではないものの、忘れて
はならない出来事が記されている。1959年4月ラジオの第一チャンネル
で体操競技の中継放送が開始された。

インターネット上に開設された、モスクワRADIO・TV博物館のホームペー
ジには家族のアルバムというコーナーが設けられている。このコーナーで
は後にラジオ界のスターとなった人々の、子供時代の写真が紹介されて
いる。

いつかインターネットは、ラジオやTVにとって代わる日が来るかも知れな
い。しかし今インターネットは、ラジオやTVに人生をかけた人々の歴史と
年齢を永遠のものにする為に大きく貢献している。最後にこのサイトに関
心を持たれた方のためにホームページのアドレスをご紹介する事にしよう。
http://www.tvmuseum.ru

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5月2日放送 ロシアの声 文化の世界