愛の伝道師・マルチンデター

TBSラジオ金曜パック(イン・ミュージック)卒業から45年「愛の伝道師こと札幌のー」から現在、U.Sなどで「不況」活動中

修学院離宮 その2

2009-07-20 | Weblog
さぁー子供達は夏休みだー!

さてさて『修学院離宮』のお話
ここは後水尾(ごみずのお)上皇(第108代天皇)の指示で1655年から4年の歳月をかけて作られた離宮です。
前回の「寿月観」につづき今回は一番上に位置する「隣雲亭」。

『修学院離宮』は上・中・下の三つの御茶屋(離宮)からできていますが建物には、
あまりこだわったお金のかけ方をしていないのが特徴かもしれません(個人的見解)。

ご覧のようにいたって質素なつくりです。

裏側からの作りも・・・有名な一二三石の場所ですが凝った作りではありません。


建造物よりむしろここは54万平方メートルという膨大な庭全体の一つひとつにかけられたお金がスゴイのでしょう。
徳川幕府から交渉の末、かなりの資金を投入して出来上がったとのことです。
詳しくは歴史書で・・・。
圧巻は・・・この隣雲亭から望む「浴龍池」(写真ではやっぱり伝えきれません…)

ここは修学院離宮の究極スポットで、秋の紅葉は最高とのことでした。

そしてさらに歩きながら池を中心に描かれる「日本の美」のみごとさに吸い込まれていきます。


デジカメのシャッターを押しても押してもなお続くこれらの景色にまるごと飲み込まれっぱなし。

この庭を設計した後水尾(ごみずのお)上皇の感性に溜息が漏れます
どの位置でも、どこの角度から見てもすべてが絵になってしまう。。。

皇宮警察が同行せず一日いっぱいこの場所に居られたらどんなに癒されることでしょう
。。。つづく。。。

修学院離宮

2009-07-12 | Weblog
こだわりの場所

高校時代の教科書『修学院離宮』の随筆、唯一記憶にある内容。。。
おぼろげにネットで調べると・・・加藤周一さんの「日本の庭」でした。
「修学院離宮は自分が中を歩く庭、竜安寺の石庭は外から眺める庭で、桂離宮はそれ自体が一つの宇宙である庭」
・・・うーーーん、確かにそんな感じでした。

その修学院離宮紹介の中に確か「…自然が奏でる楽音の世界…」(おぼろげに)
という部分があり先生に「『楽音(ここだけはっきり記憶)』ってどういう意味だ?」
って質問され答えられなかったことがトラウマに。

当時、吹奏楽を嗜んでいた立場を知ったうえでの先生の質問。
「音楽じゃなくって楽音・・・」
今だったら少しマシなことをいえるかも…、突然の質問に詰まってしまいました。

ここは「桂離宮」など等、3ヶ月前から宮内庁に申し込みが必要です。
しかも18歳未満禁止で、入場人数制限ありで一度に申し込める人数4人。
学生時代に一度参観申し込み!・・・xでした。

今回、やっとの参観許可なのです。

京都比叡山の近く…思ったより辺鄙なところ、駅からテクテク『離宮入口』までしっかり歩きました。

許可を受けた時間は15:00~の組。確か一日5回しか入れないみたいです。
1/3が欧米人…異国の感じでした。
注意事項のオリエンテーション・・・さてさて、出発。



まず、寿月観へ


解説を聞きながら、ふむふむ・・・外国人客はレシーバーを携帯。

なんと、悪いことが出来ないよう後部に皇宮警察が一人…「水色ワイシャツの人」。

カチャカチャ、カチャカチャハンドカウンターで人数チェックすること度々。

あー、長くなりそうなのでこの続きはまた、このあたりで気になる都議選の結果をチェックします。