愛の伝道師・マルチンデター

TBSラジオ金曜パック(イン・ミュージック)卒業から45年「愛の伝道師こと札幌のー」から現在、U.Sなどで「不況」活動中

2017年5月14日 NHK的に大型連休=GW(下)

2017-05-14 | Weblog
箱根路…翌日

強羅から始まる朝、それは箱根路をまるごと頂く一日の始まり。
まずはホテルから数分で行ける「強羅公園」へ。
ここは季節によって見せる顔が違います…春と言っても新緑だけではなく葉の色の違う木々が入口で迎えてくれます。
そんなこともあって毎回行くたびにこの公園の階段に差し掛かると心の扉が開いてスルスルーッと気持ちが泳ぎ始めます。
しかも今回は「箱根フリーパス」なので入園無料、ラッキー!

ここなら一日いてもいい…と思いつつ、連れに即されケーブルカーを乗り継ぎロープウェイで大涌谷へ。

噴火騒動から2年が過ぎ、すっかり元通りの観光地に戻っていました。でも奥までの通路はまだ閉鎖状態。
冬に来ると雲のない雄大な富士山と出会えるのですが…ちょっと残念。でもここは素敵なショットポイントです。
海外から来られた方々も富士山までいかずともここでプチ対面が叶います。

箱根湯本から登山鉄道のスイッチバック運行で登り、ケーブルカー、ロープウェイと乗り継いで芦ノ湖まで…このコースは箱根ゴールデンコース。

がしかし、この箱根路は戦後、伊豆から箱根に上がって観光地の独占を狙った西武グループと新宿~小田原にいち早くロマンスカーを走らせ箱根路を観光の拠点として開発しようとする小田急グループとの激しい戦いがあったところです。
先にバス道路を開発先鞭をつけた西部グループは路線権を独占し、小田急グループに解放しないことから論争となり最後には裁判沙汰に。
地上がダメなら…と、山を登る鉄道、ケーブルカーそしてロープウェイと上空に新たな路線を開拓、活路を見出した小田急グループが結果として成功し現在の姿に落ち着いています。
「ピンチはチャンス」…とはよく言ったものです。
箱根は多くの美術館が点在し公園、彫刻の森、星の王子さまミュージアム等々…多くの観光資源を創作コーディネイトした様は「ここを守ろうとする執念」が創り上げた小田急グループ意地の傑作でしょうか。
今でも箱根路にライオンマークのバスが走っている違和感ある風景の歴史的背景がここにあります。

「箱根フリーパス」利用なので今回は小田急バスをフル活用…小田急の戦略にハマってますね
さてさて能書きはさておき、自然派の私は湿性花園へ。

少し高いところにあるため新緑にはもう少し時間がかかりそう…。
数匹のカエルが鳴いていましたが夜は賑やか…というか煩い位でしょうか。
ここでも一日居れそうなのですが…またまた連れに即され長居できず次のスポットへ。

『やっぱり今度は一人で来よう』と心に決めた箱根路でした






2017年5月7日 NHK的に大型連休=GW(上)

2017-05-07 | Weblog
箱根路

GWどこへ行っても混雑してますが、なか日の1日,2日はやや穴場。
箱根強羅に温泉宿を取り現世界からチョットだけ逃避。
住まいが小田急沿線ゆえ箱根湯本まで一本で。

そうそう急に思いたって会社を休み、この元箱根の杉林に行ったのは35年前の8月。
都会のうだる暑さを忘れさせてくれる涼しさ、降り注ぐ森林の香り…感動しました。
さほど遠くに行かずとも身近にあるこの避暑地、素敵な場所です。

写真の杉林、徳川幕府が東海道を旅する人達に木陰を提供する目的で作られたものだとか。
江戸時代、この街道を多くの人たちが京都に向かって行きかっていたのですねー。。。
ただその木々も第二次世界大戦中にずいぶん伐採され…今は芦ノ湖4地区の420本だけが残っています。

芦ノ湖遊覧の海賊船から眺めに入ってくる箱根神社、今回は湖畔を歩いて神社まで。

ツアーと違って自分のペースで行きたいところに気ままに行く。
これが一番リラックスできます。

神社を通り抜け脇道に…ここが海賊船から見える鳥居。

この写真、逆光のおかげでボカシなしでもOKでしょうか。。。

そして…この湖畔の遊歩道にも杉林があります。

箱根は海外からの観光客でどこもかしこもいっぱいですが、このところ東アジアや欧米の個人旅行者が多いとか。
ただ湖畔のこの散歩コース、比較的観光客も少なくゆっくり静かな時空を楽しめます。
途中にある「山のホテル」で美味しい紅茶とケーキでくつろぐのもお勧め

セミの鳴き始める梅雨明けの夏、ブラーっとまた来るのもよし。。。かなぁ。