愛の伝道師・マルチンデター

TBSラジオ金曜パック(イン・ミュージック)卒業から45年「愛の伝道師こと札幌のー」から現在、U.Sなどで「不況」活動中

2007年2月19日 プレジデンッ・デー(アメリカの休日)

2007-02-19 | Weblog

Presidents' Day (大統領の日:祝日)

このプレジデンツ・デーは、二人の偉大なアメリカ大統領が、2月生まれであることに起因します。
その一人、リンカーン大統領の誕生日が2月12日。もう一人のワシントン大統領の誕生日が2月22日です。
以前は別々に祝日とされていたようですが、今ではこの二つの祝日がいっしょになり、さらにすべての大統領の功績を称える日として、1971年に祝日として、制定されたようです。
大統領の日は、2月の第3月曜日です。もう少し解説すると・・・


アブラハム・リンカーンは、アメリカの第16代大統領。
南北戦争によってアメリカを一つの国にし、そして、奴隷解放を進めた人。
「奴隷解放の父」と呼ばれ「人民の人民による人民の為の政治」 かの有名な 演説として私たちの記憶にありますね。
そしてもう一人のジョージ・ワシントンは、アメリカの初代大統領。
独立戦争で、アメリカの独立を勝ち取った英雄です。

JFケネディー大統領が登場するまでのアメリカの大統領の認識順位は・・・

第1位 リンカーン大統領・・・・・・・・・・ 第16代
第2位 ワシントン大統領・・・・・・・・・・ 初代
第3位 ルーズベルト大統領・・・・・・・・ 第32代

ところがJFケネディ大統領が登場してからの認識順位は・・・

第1位 ケネディ大統領(第35代)
第2位 リンカーン大統領
第3位 ルーズベルト大統領

のようです。
リンカーン大統領もケネディ大統領も暗殺され何かにつけて比較されますね。

ケネディ大統領の演説もまた有名「あなたの国家があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたがあなたの国家のために何ができるかを問おうではないか」 と…しかし、その職に2年と3ヶ月(1,000日)しかいられませんでした…二期8年間やっていたらどんなアメリカになっていたのでしょうか?
とても興味があります。

実は、先週一週間テキサスのダラスに出張していました。その週だけ気温が-4℃…寒い。
たまたま、宿泊したホテルが、ケネディ大統領が暗殺される前日に宿泊したホテルと同じだったものですから2階がケネディ大統領の写真ギャラリーとなっていました。

そして、今日のこの写真 ・・・そのホテルのギャラリーにあった一枚の写真なのですが、左にいるジョンソン大統領(当時の副大統領のちの第36代大統領)の表情が意味深ですね。
この暗殺に深く関わったという説が強くジョンソン大統領の地元テキサスでの事件・・・いろいろなことがよく言われますね。
そして、3人の視線に注目してください。とても印象的です。
それぞれの想いをドラマにし、一瞬の出来事のように封じ込めた見事なワンショットなのです。


2007年2月11日(日)もうすぐ「バレンタインデー」

2007-02-11 | Weblog
St. Valentine’s Day (February 14th)

間もなくバレンタインデーですね。
話には聞いていた日本とは違う「アメリカでのバレンタインデー・・・・」
男性から女性にプレゼント・・・という告白の日。
もともとは、やっぱり「男性から女性に・・・」っていうのが正統派みたいですね。
バレンタインデー・・・いろいろ説があるようですが・・・一般的には。。。

時代は3世紀、ローマ皇帝クラウディウス2世に処刑されたバレンタイン司祭にちなんだものというのが通説ですね。この処刑を断行した皇帝は、在位期間数年という短命ながら強気の政策者。
家族のために戦争に行きたがらない若き兵士達・・・、戦場に行っても愛する人を残してきたことで士気が上がらない兵士達・・・この改善策?のために「結婚禁止令」を出してしまったんですね。
戦争に行くにあたって「恋人との愛の誓いを・・・」って思うのは、とても自然なのですが、これが戦争の邪魔なんですよね、きっと。

キリスト教の布教にあたっていたバレンタイン司祭は、当時、禁止されていた結婚を承知で愛する恋人達のために内密に結婚式を挙げてあげたそうです。
でも、それが知れるところとなり投獄され、ついには処刑されてしまうんですね。
当時は、キリスト教が迫害されていた時代ですから、厳しく改宗を迫られたようです。

この処刑された日が2月14日。

ローマでは、2月14日はすべての神の女王であったユノ(Juno:ジュノ・・・家庭と結婚の神)の祝日で、翌2月15日は、豊年を祈願する(清めの祭り)ルベルカリア祭の始まる日です。
当時のローマは、
若い男たちと娘たちの生活は別で、祭りの前日、娘たちは紙に名前を入れた札を桶の中に入れ、翌日、男たちは桶から札を1枚引き、引いた男と札の名の娘は、祭りの間パートナーとして一緒にいることと定められていたようです。
そして、当然のように多くのパートナーたちは、そのまま恋に落ち、そして結婚することが多かったようでが、なんとも刺激的・・・・一説によると800年も続いたという儀式のようです。

前置きが長ーくなりました。
何故か・・・というのは、この処刑に反発した若者達が、その後毎年2月14日に「St.Valentine」と書いたカードを愛する娘に渡すことが「愛の告白」の印ということをお話しするため。。。


おそらく日本や韓国以外では「バレンタインデー」には、男の人からプレゼントを渡すのが正統派のようです。
もちろん「ホワイトデー」のお返しも期待してはいけないのです。

街並み(写真)は、バレンタインデーの買い物で賑わっていました。