フジツボ
向うに居るときの話題・・・「ねぇー、日本に帰ったら、まず何 食べたい?」
「うーん、俺はラーメン…どこそこの○○ラーメン」、「いゃいゃ、鮮度のいい寿司
なら…」と意見が分かれるところですが。
私の場合、一押しはコレ『フジツボ』のあぶり焼き。
初めて食べたのはつい何年か前のこと、仕入れる季節などがありいつも頂けません。
それまでフジツボが食べられるなんて知りませんでした。
青森出身の人に聞いたら知っていましたが・・・ほとんどの人が知りません。
海水浴で観る岩や船
などのフジツボやよりやや大きめ。
海の塩味だけで焼くため濃縮された美味しさと表面が硬く中は柔らかジューシー。
これはまさに逸品。珍味中の珍味で、もぅー日本酒が必須
です。
箸でほじくりながらあちこちの身のある場所を探して食べて行く楽しみがあります。
ちなみに『フジツボ』はホヤやカタツムリと同じ雌雄同体生物(動きの遅い生物特有のもの・・・むかし「雌雄合体生物」ってテストで書いて怒られました
)ですが、特別な場合を除いて隣に居る仲間にちょっかいを出します。
解りやすく言うとフジツボの場合、生殖器を隣に伸ばしてhしちゃいます。
受け入れた側は、急遽その立場となって受け入れますから、なんとも器用なメカニズムです。
環境変化に強くなるには「違ったもの同士の遺伝子シャッフル」が必要なんだとか。