さてさて修学院離宮の最後です。
前々回の「寿月観」、前回の「隣雲亭」を見学し、一番高い場所から
京都の街を望みました。
この時期は田植えの季節のため段々畑風の水田に水が張られていました。
田植えも畑作りも昔ながらの伝統技法を継承して作られているそうです。
そして最後の茶屋『窮邃亭(きゅうすいてい)』。
とても質素なつくりで、こけら葺きの四角形の建物(宝形造:ホウギョウヅクリ)、18畳の大広間一間という茶屋です。
当時はこの18畳の大広間の茶屋でどのようなことが繰り広げられていたのでしょうか?
茶屋と言うと狭い部屋を直ぐ連想してしまいますからとても広く感じます。
池を渡って離れに行くという感じですね。
池に空の青さが目映いばかりに映し出されます。
池の周りの木々から映し出される一つひとつの光景にうっとり。
奥向うに見える橋を渡って茶屋を後にします。
名残惜しいですがもう帰り道
途中で植木の手入れをしていました。
やはり昔ながらの方法を伝承するため薬剤を使用せず、丁寧に人手をかけるそうです。
木の上に登り日本の伝統文化の手法を継承中。
修学院離宮…東京ドーム12個分の空間から出口に戻ってきました。
日本庭園と伝統のすばらしさを堪能させて頂いた一日。