愛の伝道師・マルチンデター

TBSラジオ金曜パック(イン・ミュージック)卒業から45年「愛の伝道師こと札幌のー」から現在、U.Sなどで「不況」活動中

2009年11月15日 「うるか」食べたい!(後編)

2009-11-15 | Weblog
鮎のフルコースから「うるか」への道

鮎のフルコースは始めてなので少し緊張して正座。
まず一の膳・・・「煮魚」から。

味はそれなり、鮎は癖のない魚なので煮魚にしちゃうと「鮎」らしさが無くなり
煮魚には向かない感じがしますね…。

二の膳・・・ご存知「塩焼き」の登場です。

やっぱり鮎は塩焼きが一番

ここまで食べて気が付いたのは…この二枚の写真、対面席のじゃなくて自分もの。
お魚さんが「いやいや」方向を向いてます。
恥ずかしながら真意のほどをお伺いすると…
さりげなく『焼きは「海背川腹」、盛付けは「川背海腹」の流儀』に従っております。
・・・で、そのこころは?
川魚が川を上るさまを再現、海の魚を区別するために背を向かせいるとか。
一説では海魚は腹に脂がのり、川魚は背に脂がのるため美味しいところ向けるとか。
でも、庶民には違和感あります。

うーーーん、続いて三の膳は・・・味噌焼。

可もなく不可もなくなんですが…ここまで来ると少し飽きがきますね(スミマセン)。

そして、そろそろ「うるか」の交渉ごとへ
お気に召すかどうか…当店の二種類の『うるか』を・・・と言って出てきたのが
右側、定番の鮎の塩辛「うるか」と左側が数の子の「うるか」。

二種類とも食べた瞬間、ガリガリっと塩の結晶が食感として伝わってきます。
塩分の濃さが相当強く出てきてますので驚きます
これは高血圧の人には無理。かなり塩っぱく…、でも僕は大丈夫!
そして口の中で溶け出すと、徐々に発酵した芳醇さと苦味が広がってきます。

お店の女将曰く「決して万人受けするお味ではございませんが…」
好みがかなり出て意見が分かれるそうです…好む人はレアケースとか。

わたしの場合…おもわず「おーぃ、酒!」ってとこでしょうか。
この味に負けない強いお酒が飲みたくなってしまいます。
しかしそれを堪えて「ご飯を少しだけください」とお願いしました。

この後、鮎のフライが出てきましたが、かなりお腹いっぱいに。

そして仕上げが土鍋で炊きだした「鮎粥」でした。

これが逸品
鮎を生の状態からお米と一緒に炊き出すそうですが、とても上品な味です。
満腹でも二杯お替りしてしまいました