愛の伝道師・マルチンデター

TBSラジオ金曜パック(イン・ミュージック)卒業から45年「愛の伝道師こと札幌のー」から現在、U.Sなどで「不況」活動中

2023年4月30日 昨今の日本酒

2023-04-30 | Weblog
nhk「らんまん」

4月から始まった朝ドラですが、四国・高知の酒蔵「峰屋」が舞台。
スタジオのセットモデルになったのが土佐の「司牡丹酒造」さんとのことです。
四国は新潟県ほどではありませんが酒蔵さんが多くあります。
一番多いのは愛媛県ですね…50蔵もあるそうですよ。

愛媛といえば何といっても成龍酒造さんの伊予「賀儀屋」、このお酒は全国区ですね。
マルはこのお酒も大好きですが、昨今、純米生原酒の成龍「然zen」に旨みを感じるこの頃です。

酒造りも世代交代が進んで仕込み水は当然ですが、お米も地産地消の志向が高まっています。
こだわっている蔵では、自前の田んぼで無農薬の米作りから始めているところもあるようですね。
ワインでいう「テロワール」志向でしょうか・・・。

さて、岐阜県で140年以上に渡ってお酒を造り続けてきた蔵元さんが2020年、北海道に移転してきました(凄い決断と勇気!)。
移転先は北海道の真ん中からやや上の東川町。
住民たちが「自分たちの街に酒蔵を作りたい」という強い願いから公募が始まったそうです。
それに応じたのが岐阜中津川の三千櫻(みちざくら)酒造さん。
とてもレアなケースですが、ロマンにあふれています。

山田耕司社長の話では、地球温暖化のため年々酒造りの温度管理が難しくなり設備投資がかさんできた中、
逆に温暖化によって北海道でも美味しいお米がどんどんできるようになってきた背景があるとのこと。
当然ながらお米は、地元東川町で作る「彗星(すいせい)」と「北雫(きたしずく)」。
また、東川町は全国でも珍しく上水道がありません。
その理由は、"大雪山からの雪解け水"を蛇口をひねると潤沢に頂くことができる環境があるからだそうです。

この「三千櫻(みちざくら)」、今年になってからマルが覗く酒屋さんにも出回ってきました。
今回の大吟醸酒「三千櫻(みちざくら)」には"きたしずく"が使われています。
吞口、口あたりはスッキリ…大吟醸酒にみられる醸造アルコール添加をしていないのに、ややアルコールが尖っているかなぁー、もうちょっと深みと厚みがあっても…と。
まぁー、新しい設備でしょうから、どんどん作り込んで歳を重ねる必要があるでしょうし、上手く醸し続けてほしいですね。

いよいよゴールデンウィークが始まりました。
気が付くと今日で4月が終わり、ヤバッ!慌ててアップ。
皆さま、長ーいお休み楽しんでくださいね。