愛の伝道師・マルチンデター

TBSラジオ金曜パック(イン・ミュージック)卒業から45年「愛の伝道師こと札幌のー」から現在、U.Sなどで「不況」活動中

2019年6月16日 カリフォルニア・ワインを学びに(続)

2019-06-16 | Weblog
第2回目「シャルドネとカベルネ・ソーヴィニヨン」

今回のテーマでリストアップされるワインは?
と、会場到着までワクワクしてました。。。
いつものようにテーブルに用意されたワイングラス
この講座、グラスはリーデルなのでとても嬉しいですね。。。

さて、今回のラインナップ…

おーーーっ、流石!オーパス・ワン!(左から4本目)リストされてる。
それと…フランスワインを凌駕した「パリスの審判」の白と赤(左から1本目と2本目)も揃ってるーぅ。
これはベストチョイスと言っていいでしょう!
値の張ったワインが多いので、今回の試飲ボトルは6本のみ、この合計148,434円也。

今から40年以上前の1976年5月。
パリのブラインド試飲審査会…白のシャルドネでフランスで『金の雫』と言われる「ムルソー・シャルム」を抑えて栄えある1位となったのはナパの「シャトー・モンテレーナ」。
赤のカベルネもフランスの5大シャトー「シャトー・ムートン・ロートシルト」を抑え、ナパの「スタグス・リープ・ワインセラーズ」が見事1位を獲得。

このニュースが世界を駆け巡り一躍、カリフォルニアワインが世界に名を馳せることになったと言われています。この出来事は、後にギリシャ神話の挿話になぞらえて『パリスの審判』と呼ばれるようになりました。


これがその2種類のワイン。

この2種類のワイン、話には聞いていても頂くのは今回が始めて。。。どんなんだろーってグラスを鼻そして口に。
シャルドネは…ググっと来る感動は少ないかなぁー…でもとてもエレガントで尖った酸味がなく出過ぎない淑やかな感じ。
カベルネは…フルボディーながらややライト、渋みも少なくとても優しい味。もっと時間を置くと香りが開くのでしょうが…そうそうオーパス・ワンに近い雑味のないどこまでも透明な赤って感じでしょうか。

残りのローバートモンダヴィ、オーパス・ワン、ダックホーン、コッポラは何度かワイナリーに伺って楽しませて頂けたこともあり気心知れた感じですね。
勿論、オーパス・ワンは変わらず素敵な味わいでした

今回の講座、名だたる審査会で1位に輝くワインっていうのは、こういうバランスに…というか、こういう香りと味覚にどこまでも限りなくピュアに仕上げられていることが条件なのかもしれません。
まぁー、難しいことは抜きにして、ちょっとだけ覗けた感じです。
だって個人的に並べて同時に飲み比べることなんてとてもできませんから、良い機会で。

ワインの審査って…インパクト志向というより…どちらかというとどこまでもピュアさを求めているようで…日本酒的に言うと最初の一口目のインパクトより、すーっと入っていく飲み疲れない感覚に近いものを良しとしているのかもしれません…。

いゃー、とても勉強になりました!そして程よく酔いました♬ウィッ🎶