あっついのにテニス。
こんなに汗かきながらテニスするなんて、もう罰ゲームとしか思えないよ。
罰ゲームというか、刑だな。
テニスの刑。
今日のコートが薄暗くて他に誰もいないようなとこだから、なおさらそんな気がしてくるよ。
交代で試合をするので、あらかじめ決めた自分の番号が交代で呼ばれる。
呼ばれた者は汗だくのまま、重い足取りでコートへ入っていく。
その顔に笑顔はない。
ヘトヘトな状態だ。
それでも呼ばれたら断る事も出来ず、言われるがままコートに行かねばならないのだ。
完全に何かの刑だよね。
呼ばれたらテニスをし続けなければならないという刑。
こりゃキツいわ。
まあ今日はいつもより若干人が多かったので、若干ラクが出来たので助かったけどさ。
いつもはノンストップで打ち続けなけりゃならない時もあるので、それに比べたらマシだっただろう。
この暑さの時にそんな状態になってたら、確実に体を悪くしちゃってたからさ。
さて、そんなテニスの最中。
見知らぬ女性がボクらのとこに近づいてきたかと思えば、
「これどうぞ」
と、ガラスのコップに入れたシソジュースを持ってきてくれたではないか!
うわぁ。
ありがたい。
でも、急にやってきたこの方はどなただ?
このコートの常連であるM氏の事を知っているようだから、ここの人ってのは分かるけどね。
たぶん管理人の奥さんとかなんだろうな。
しかしアットホームだなぁ。
コートを貸している人が、ジュースを差し入れに来るって凄いよ。
こんなアットホームなテニスコートが他にあるだろうか?
しかもそれがシソジュースで、さらにガラスのコップってのがアットホームさを増幅させる。
親戚のおばちゃん家に来たかのような雰囲気だ。
いや~、嬉しいねぇ。
このコートを使いだして3回目にして初めての事ではあるんだけど、今後もこんな事があるんだろうか。
常連のM氏は「いつもすいません」と言ってたから、その可能性は多いにある。
楽しみだな。
今回はシソジュースだったけど、時期が変わればもっと色んな物が出てくるかもしれないぞ。
これから秋や冬になると、お団子が出たり、みかんが出たりするかもしれない。
コートの横で鍋をはじめるかもしれない。
そんな雰囲気がこのコートにはあるよ。
本当は差し入れよりも先に、真っ暗闇の中にボンヤリ薄明かりのみの簡易的トイレを改善して欲しいけど、まあそんな野暮は事は言うまい。
今後を楽しみにしておこう。