沖縄の親戚からドラゴンフルーツをいただいたので食べた。
食べるのは初めてではない。
前にも何度か食べた事がある。
でも久しぶりなのでどんな味だったか思い出せず、決して美味しそうとは思えないその物体を食べてみる。
あ~。
こんな味だったな。
中にある小ちゃい種がシャリシャリしていてその食感が楽しい。
ほんのり甘くて、さっぱりしている。
けど。
正直、それほど美味しいってものではないんだよね。
マズくはないんだけどさ。
物にもよるとは思うけど、それほど甘~いって事もないんだもん。
ちょっとガッカリだ。
たぶん外見が普通の果物だったら、これでも納得してたと思うけどさ。
外見が物々しいだけに期待値があがっちゃうんだよね。
外見同様、どぎついほどの甘さがないと納得出来ないのよ。
そしてまたドラゴンフルーツって名前。
これが期待値をあげるんだよな。
すげぇよ。
ドラゴンって。
果物とは思えないほどの名前だ。
最近流行りの、キラキラネームってやつに通じるものがあるね。
よくもまあフルーツに、ドラゴンなんて名前を付けたものだ。
中日とも、藤波辰爾とも、ブルースリーとも全く関係なく、ドラゴンを名乗るなんて凄い。
たぶん外見がドラゴンっぽく見えたからそんな名前にしたんだろうけど、これは明らかに失敗だろう。
名前を売る分にはいいが、味に関しては名前負けしちゃってるもんね。
そりゃドラゴンなんて名付けられたフルーツは、食べるほうもワクワクして期待値あげちゃうよ。
生半可な甘さでは納得出来なくなってしまうよ。
なのに実際は生半可な甘さ。
これじゃあダメだ。
ドラゴンっぽくないよ。
ドリアンを見習って欲しいね。
外見はトゲトゲで恐ろしく、さらに中は猛烈な臭さがあり、でも味はクリーミーで美味しかったりする。
これくらいのものが欲しいよな。
もうドラゴンって名前は、変えたほうがいいね。
そしてそれはボクが大好きなナシに譲って欲しいよ。
ナシってあんなにジューシーで甘くて美味しいのに、フルーツ界ではそれほどの地位があるとは思えないんだよな。
どちらかと言うと地味で控えめな存在だ。
イチゴもバナナもモモもブドウもケーキとかパフェによく登場するけど、ナシを使ったものはそれほど見かけない。
不人気なのだ。
それもこれもあの見た目と名前のせいが大きいだろう。
パッとしないし華が無いもんね。
そりゃあんまり食べようとは思わないよ。
しかし外見は変えられない。
そこで改名ですよ。
ドラゴンナシ。
おお。
ドラゴンをつけるだけで一気に不思議で興味深いフルーツになってくるではないか。
これならみんな興味を持ってくれるに違いない。
ナシの人気アップのために、是非ともドラゴンフルーツさんには命名権の売却を検討していただきたいね。