MANIAGARA DIARY

シャインクラブ代表・WANKOの日記

シルバー

2008-08-22 | Weblog
運転していると、前の車の挙動がおかしい。

左右にフラッフラしてんの。

念のために車間距離を思いっきりとる。

しかし危ないなぁ。
多少フラフラする車はたまに見るけど、これはあまりにヒド過ぎる。

「あ~!対向車にぶつかる~!あぶないあぶな~い!」

と思ったら左にフラフラ。

「あ~!ガードレールにぶつかる~!あぶないあぶな~い!」

と思ったら今度は右にフラフラ。

そんな状態で進んで行く車。

シルバーマークを貼っているところを見ると、お年寄りなんだろうな。
しかしこれは「お年寄りだから仕方ない」というレベルではない。

危険過ぎるもん。

助手席に人が乗っているから、居眠りや泥酔ではないだろう。

一直線なのに突然ブレーキを踏んだかと思えば、急発進して右にフラフラ。

遂には、曲がり角で時速2キロ!

2キロだよ!2キロ!

ボクの後ろは大渋滞。
シルバーマークだから遠慮してたけど、やむを得ずプッ!とクラクションを鳴らす。

と、その音に驚いたのか歩道のほうにギュッと進み、そこで停車してましたわ。
追い抜くと、運転していたのは案の定お婆ちゃん。

そして助手席には、若い男性が座っていた。

ん?
あの男性は免許持ってないのか?

お婆ちゃんがあんなにフラフラ運転していたのに、よくもまあ平気で乗っていられるもんだ。
身の危険や周囲への迷惑は考えなかったのだろうか?

「くそばばあ!運転しやがれ!」

と、荒い運転も気にせず、助手席でふんぞりかえっていたのか?

いや。
いいように解釈しよう。

例えば、帰省してきた孫の為に婆ちゃんが一念発起して、このたび免許を取ったのだとしたら?
かなりの高齢ながら、孫を自分の車に乗せたいという一心で努力したのかもしれない。

もしくは、これで運転するのは最後にしようと決めたお婆ちゃんが、ラストに孫を乗せたのかもしれない。

だとしたら、あのフラフラ運転も許せてくる。
むしろ感動的に思えてくる。

ま、とにかく安全に運転して欲しいもんですわ。

そんな運転をして辿り着いたのは、Y氏の家。
こないだ子供が産まれたから様子を見に行ったんだよね。

順調そうに育っているようで、なにより。

女の子なので、息子の許嫁にしようと、ボクが勝手に決めている。
そこで横に並んで寝かせてみたんだけど…

将来の奥さんとの初対面だってのに、そしらぬ方向を見たまま指をくわえアグアグ言ってるだけの息子。
Y氏の娘さんも、全然違う方向を見てすましているだけ。

なんだよ。
決定的瞬間なんだから、もっと嬉しそうにすればいいのに。
照れてんのかな。

将来2人が結婚する時は、式で今日の写真を使ってやるぞ。