ももももも

夜。
ちょいと買う物があったので、愚妻と２人で近所のショッピングモールへ行った。

そういやこないだここに来た時は、入口付近にあるパン屋さんでマサキに逢ったんだっけ。

入店してすぐ横にあるパン屋さんが「１００円セール」をやっていたので駆けつけたら、マサキもいたんだよね。
お互い完全にプライベートで、しかも１００円に群がっていたもんだから妙に恥ずかしかった想い出がある。

「またマサキちゃんがいるかもね」

なんて会話をしながら店内に入っていく。

と…

ホントにいた～～～～～～！！！！！！！！

入店してすぐのとこに、マサキがいるではないか！！

嘘だろ！？
こんな偶然ってあるか？？

シャインクラブメンバーに、ここで逢う確率だけでも相当なもんだと思う。
それが前回と全く同じ位置で、続けざまに逢うとは！

ちなみに今回マサキはパン屋さんにいたわけじゃなく、たまたまその辺りで別の買物をしていただけ。
前回の時とは時間帯も全く違う。

恐ろしい。

そして前回以上に気恥ずかしい。
お互いアワアワなりながら、たいした会話もせずに別れましたわ。

買物を済ませて帰宅すると、お向かいに住むＨ氏から電話が入った。
愚妻の実家から桃を貰っていたので、昨日Ｈ氏邸におすそわけしてたんだよね。
その御礼電話のようだけど…

「なんだあの桃は！」

と言う。

やばっ！
腐ったやつをあげちゃったか！？

と思ったが、どうやら違うようだ。

「あんな旨い桃は食べた事がない！桃は大好きだけど、これが今までで１番だ！一つ５００円はするね」

と言う。

おお！

Ｈ氏の桃好きは有名だ。
暇さえあれば桃を食べている。
理想の相手はピーチ姫とも言っている。

そんなＨ氏が絶賛するくらいだから、相当に旨かったのだろう。

勿体ないことしちゃったなぁ。
自分で食べりゃ良かったよ。

多少痛んでいるのがまだ残っていたから、それを切って食べてみた。

うん！
確かに旨い！

痛んでいるのでこれだけの旨さなら、Ｈ氏にあげたのはさぞかし旨かっただろう。
もし来年も同じルートで手に入ったら、全部自分で食べよっと。
あ、Ｈ氏に１個５００円で売ってもいいかもな。
彼なら全部買ってくれそうだ。