佐野美術館で開催中の「世界を魅了した青 浮世絵名品展」を見て来ました。
浮世絵の青色絵具に焦点を当てた展覧会で、今月中で終わります。
「晴信・歌麿の露草青 写楽の藍 北斎・広重のベルリンブルー」という副題の意味を、初めて知りました。
ベルリンブルーは1704年にドイツで生まれた合成顔料で、通称ベロというのだそうです。
絵を観た後、道路を挟んで美術館の反対側にある「三島梅花藻の里」を見に行きました。
梅花藻は名前の通り小さな梅の花に似たキンポウゲ科の多年草で、高地や寒地の日当たりの良い清流で育つそうです。
ですから、三島のような温暖な場所で育つのは珍しいのだそうです。
三島では昭和30年代の湧水減少で姿を消してしまい、平成8年に有志が梅花藻を柿田川から譲り受け、
佐野美術館の湧水地に整備をしたという説明書きがありました。
現在は、三島のきれいになった川のいろんな場所で見ることができるそうです。
とっても可愛らしい花ときれいな緑色を見て来ました。