まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

都七福神めぐり「行願寺(革堂)」寿老神

2013年01月19日 | 京都市中京区

昨日、行願寺へ出かけました。「霊麀山(れいゆうざん)行願寺」と号する天台宗のお寺で、西国三十三か所観音霊場の19番札所です。寛弘元年(1004)に、行円上人によって創建されました。行円上人は、子を孕んだ母鹿を射止めてしまったことを悔い、常にその皮をまとって鹿を憐れんでいたことから「皮聖(かわひじり)」とよばれていました。それで、この寺も「革堂(こうどう)」とよばれることになったそうです。

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創建時は上京区にあった革堂は、度重なる災火のために転々とし、現在の場所に移されたのは、宝永5年(1708)の大火の後だそうです。現在の本堂は文化12年(1815)に建てられたもので、堂内には行円上人の作とされる御本尊の千手観音像が安置されています。秘仏だそうですが、昨日は幕が少しだけ開いていて、きれいなやさしいお顔を拝むことができました。印象的なお顔で、参拝中、本堂に戻っては繰り返し見てしまいました。(別の仏様かな?でも正面に安置されていました。今度聞いてみよう・・・)

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境内には、室町時代の作とされる「加茂大明神五輪塔」などが祀られています。行円上人ゆかりの車石もあります。車石って江戸時代のものような気がしますが(^^;)

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さて、今回の目的「都七福神」は、いずこ?旗をたよりに目をやると、七福神の石像を発見!寿老人は、普通、鹿とともに描かれていることが多いみたい・・・。皮聖ゆかりの鹿ではないのですが・・・寿老人=福禄寿と同じと考えられ「幸福・封禄(財産)・長寿」の三徳を、福=鶴 禄=鹿 寿=桃 と具体化したものだそうです。都七福神信仰には、寿老人も福禄寿も入ります。まぁ「長生きは幸せでめでたい」という世の中でありたいですね。

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寿老人神堂には、大きな寿老神さんが安置されています。格子窓からのぞくと、にっこり微笑まれたお顔が見えます。桃山時代の作といわれ、豊臣秀吉が万人の快楽のためにここに祀ったといわれています。御宝印(300円)*専用の御宝印帳が2,000円で売られてました。あれ?えびす神社では同じものが3,000円だったのに・・・。

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行願寺 京都市中京区寺町通竹屋町上ル行願寺門前町 参拝自由 拝観所要時間:約15分 寺宝の幽霊絵馬が、毎年お盆過ぎに一般公開されるそうです

【おまけ】行願寺から北へ歩いてすぐのところに「下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)」があります。平安時代に冤罪を被り亡くなられた貴人の怨霊を御霊として祀った神社で、疫病災厄を退散し、朝廷と都をお守りする神社として崇敬されています。

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手水の水(井戸)が、とてもおいしい水として知られ、遠方から汲みに来る人もたくさんいます。下御霊神社には、江戸時代に起こった干ばつの際に、夢のお告げで境内に湧き出た水が人々を助けたという伝説が残っています。その井戸の痕跡はありませんが、現在の井戸と水脈が同じといわれています。

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稲荷社の狛キツネさん、網で囲われています。保護のためなんでしょうけど・・・。

下御霊神社 http://shimogoryo.main.jp/



2 コメント

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御宝印帳値段違うの?1000円も?すっごく得した気... (iroha)
2013-01-19 21:36:47
キツネさん保護の為?夜な夜な先斗町に夜遊びに行かない為?
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irohaさんへ (まじくんママ)
2013-01-19 21:44:45
なんかねぇ・・・もしかして、えびすさんが
帳面の一番先だから
ついつい、人間の心理だと
一番に買うでしょ・・・
だから、他の寺院に配慮して高いのかなと(・・?

謎ですが、全部回ればわかるかも?

キツネさん、夜遊び防止(^m^)
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